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(2012.11.17) |
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YOKOHAMA Tire Macau Grand Prix 2012 Race Report Vol.3 |
第59回マカオ・グランプリは11月17日、競技3日目を迎えた。
前夜の雨の影響でホテル・フォーチュナMAC/HKG インターポートレースはウエット、サンシティグループ・マカオ・ロードスポーツ・チャレンジはセミウェット、その他のカテゴリーはドライとなるなか、サポートレースの決勝および予選が行われた。
●2012年11月17日(土)
天候 : 曇り
路面 : セミウェット → ドライ
気温 : 約23℃
路面温度 : 約27℃
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■Hotel Fortuna MAC / HKG Interport Race |
この日の朝一で行われたホテル・フォーチュナMAC/HKG インターポートレースのスタート直前は、路面にまだ所々、水たまりがあるようなコンディションだった。
パドックでコースインを待つ間に、勝負に出てドライ用のスリックタイヤへと履き替える選手が出ると、次々にドライ用タイヤへと履き替える選手が続出。結果的にほとんどの選手がドライ用タイヤでスタートを切ることとなり、32
台中28 台がヨコハマタイヤを採用した。
路面コンディションを確認する意味も含めて、セーフティカーの先導によるローリングスタートで幕を開けた。3周目にセーフティカーが解除されるとポールポジションのチョウ・ケン・クアン選手(ホンダ・インテグラ)がポジションをキープする。
7周目に後続車のクラッシュでセーフティカーが導入され、後続車へのマージンが無くなってしまう。
ファイナルラップとなるところでグリーンフラッグが振られ、1周で争う、超スプリントレースが展開されるものの、ケン・クアン選手はポジションを守りきり、ポール・トウ・ウインを達成した。
上位陣は皆ヨコハマタイヤを使用しており、表彰台もヨコハマタイヤユーザーで独占することとなった。
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■Suncity Group Macau Road Sport Challenge |
チューニングカー最速王決定戦となるサンシティグループ・マカオ・ロードスポーツ・チャレンジでは、決勝で29台中22台がヨコハマタイヤをチョイス。
昨日の予選で2位だった選手の車両に違反がみつかりタイムが抹消されることとなった。これにより3番手スタートの予定であった中国人ドライバーのハン・ハン選手(スバル・インプレッサ)はセカンドグリッドで、フロント・ローからのスタートとなった。
このレースでもセーフティカーの先導によるローリングスタートとなり、2周目にスタートが切られると、ハン・ハン選手はポジションをキープ。しかし7周目にクラッシュした車両に道を塞がれたハン・ハン選手は大きくタイムをロスしてしまい、4位に後退してしまう。
替わって6番手スタートのタイ人ドライバー、ナタウッド・シェロエンスカ・ワタナ選手(三菱ランサー・エボリューションIX)が2番手に浮上。落ちたマフラーを引きずり、路面との接触で火花を散らしながらも、激しくトップを狙う。
ナタウッド選手は最終ラップの最終コーナー手前でトップの車両のイン側に飛び込む。コーナー進入で首位に並ぶものの、立ち上がりでわずかに届かず。
この日一番の見せ場を作ったナタウッド選手は、ヨコハマタイヤの最上位となる2位で表彰台を獲得した。
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■City of Dreams Macau GT Cup |
シティ・オブ・ドリームズ・マカオGT カップでは2回目の予選が行われた。
スタートから4分後にクラッシュによる赤旗でセッションが中止となるものの、1回目の予選を制したルーカス・ディ・グラッシ選手(フェラーリ458
GT3)が4周目に自身のトップタイムを更新する。
しかし、その直後に他車がトップタイムをマークしたことから、ディ・グラッシ選手がヨコハマタイヤユーザーで最上位となる総合2番手でフィニッシュ。
一方、GTアジアのポイントリーダーであるモー・ウェン・サン選手(フェラーリ458
GT3)は7番グリッドを獲得している。
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■CTM Macau Touring Car Cup |
アジアにおけるツーリングカーレースの頂点を目指すCTMマカオ・ツーリングカー・カップでは、30台中29台のヨコハマタイヤユーザーがエントリー。
そのなかで幸先の良いスタートを切ったのが、ポールポジションのポール・プーン選手(シボレー・ラセッティ)だった。
他車のクラッシュによりレース中盤でセーフティカーが導入されるものの、プーン選手は安定した走りで12ラップを走破、ポール・トゥ・ウインを達成した。
このレースでも上位をヨコハマタイヤが独占することとなり、表彰台を独占している。
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