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(2012.11.16) |
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YOKOHAMA Tire Macau Grand Prix 2012 Race Report Vol.2 |
第59回マカオ・グランプリは11月16日、競技2日目を迎え、曇天の空の下、各クラスで練習走行および予選走行が行われた。天気予報では雨となっていたマカオだが、幸いに全てのカテゴリーがドライコンディションの下で走行を終了した。
●2012年11月16日(金)
天候 : 曇り
路面 : ドライ
気温 : 約25℃
路面温度 : 約30℃
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■FIA F3 Intercontinental Cup (SJM F3 Macau Grandprix) |
SJM F3 マカオ・グランプリで幸先の良いスタートを切ったのは、ユーロF3でランキング4位に付けたフェリックス・ローゼンヴィスト選手(ダラーラ・メルセデス)だった。前日の1回目の練習走行に続いて2回目の練習走行でも2分13秒958でトップタイムを叩き出す。
しかし、2回目の予選ではイギリスF3インターシリーズでランキング4位に付けたアレックス・リン選手(ダラーラ・メルセデス)が2分13
秒122でトップタイムをマーク。
前日の1回目の予選でアントニオ・ダ・コスタ選手(ダラーラ・フォルクスワーゲン)がマークしたトップタイム、2分13秒400を上回り、リン選手が17日に行われる予選レースのポールポジションを獲得した。
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■WTCC (FIA World Touring Car Championship) |
WTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)では、チャンピオンシップをリードするロブ・ハフ選手(シボレー・クルーズ
1.6T)の好調さが目立つ2日目となった。
1回目の練習走行でベストタイムを出したのに続き、2回目の練習走行でもトップタイムをマーク。
その勢いは予選でも衰えず、コンスタントな走りを披露。全車中、唯一の2分30秒切りとなる2分29秒422をマークし、第1レース(第23戦)のポールポジションを奪取した。
また、YOKOHAMAトロフィーでは、香港からシリーズにフル参戦をしているダリル・オーヤン選手(シボレー・クルーズ
1.6T)が、総合6番手につけてトップタイムをマーク。これにYOKOHAMAトロフィーのランキングリーダーに立つノルベルト・ミケリス選手(BMW
320TC)が総合7番手で続き、ランキング2番手のペペ・オリオラ選手(セアト・レオンWTCC)は総合9番手につけた。
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■Hotel Fortuna MAC / HKG Interport Race |
香港人とマカオ人のトップドライバーで争われるホテル・フォーチュナMAC/HKG
インターポートレースでは、マカオ出身のチョウ・ケン・クアン選手(ホンダ・インテグラ)が安定した走りを披露。
2度に渡る赤旗の提示でセッションが中断される中、6周目に2分46秒924をマークし、ポールポジションを獲得した。
このレースはヨコハマタイヤがワンメイク指定されているわけではないのだが、すべての選手が、勝つためにヨコハマタイヤを選択している。
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■Suncity Group Macau Road Sport Challenge |
サンシティグループ・マカオ・ロードスポーツ・チャレンジでは、特に若年層の女性から絶大な人気を誇る若手中国人作家、ハン・ハン選手(スバル・インプレッサ)が抜群のパフォーマンスを発揮。
赤旗の提示によるセッションの中断でアタックのチャンスを失いながら、もヨコハマタイヤのユーザーのなかで最上位となる3番手を獲得した。
ハン・ハン選手のマシンは、昨日の練習走行でプロペラシャフトが折れてしまうというトラブルが発生したのだが、チームをサポートするチューニングパーツメーカーのスタッフが、急遽日本から飛行機に乗り、手荷物としてパーツをマカオに運び込み、今日の予選を走ることができた。トラブルを乗り越えて好結果を残した予選となった。
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■City of Dreams Macau GT Cup |
シティ・オブ・ドリームズ・マカオGT カップではヨコハマタイヤのユーザー、ルーカス・ディ・グラッシ選手(フェラーリ458
GT3)が2分22 秒305をマークし、1回目の予選をトップでフィニッシュ。
一方、ヨコハマワンメイクで争われるGTアジアではモー・ウェン・サン選手(フェラーリ458
GT3)がクラストップとなる6 番手でフィニッシュした。
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■CTM Macau Touring Car Cup |
アジア各国からトップドライバーが集まるCTM マカオ・ツーリングカー・カップでは香港のパウル・プーン選手(シボレー・ラセッティ)が2分40秒563で予選トップタイムをマーク。香港のサムソン・ファン選手(シボレー・ラセッティ)が0.287
秒差の2 番手に付けるほか、黒木英春選手(ホンダ・シビック)が日本人最高位となる7
番手で予選をフィニッシュした。
このレースで使用されるタイヤはメーカー指定の無い、いわゆるタイヤコンペティションのカテゴリーだが、練習走行において他社のタイヤを使用していた選手が、予選でより有利なポジションを獲得するためにヨコハマタイヤへ乗り換えてきた。
これにより、このレースのヨコハマタイヤのシェアは100%となり、ヨコハマタイヤの高い性能が支持されていることを証明することとなった。
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