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(2012.11.15) |
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YOKOHAMA Tire Macau Grand Prix 2012 Race Report Vol.1 |
1983年のF3導入以来、オフィシャルサプライヤーとしてADVANレーシングタイヤを供給してきたヨコハマタイヤ。
その30周年目の記念大会となる第59回マカオ・グランプリが11月15日、マカオ・ギアサーキットを舞台に幕を明けた。
朝から厚い雲に覆われるなか、この日は各クラスで練習走行が行われるほか、F3で1回目の予選が開催。各クラスでコースオープンと同時に熾烈なタイム争いが展開されていた。
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■FIA F3 Intercontinental Cup (SJM F3 Macau Grandprix) |
FIAのインターコンチネンタルカップのタイトルがかけられたSJM F3 マカオ・グランプリでは世界各区から30台のトップランカーが集結。そのなかで、いち早く市街地コースを攻略したのが、GP2シリーズで活躍するカーリンのフェリペ・ナスル選手(ダラーラ・メルセデス)だった。
練習走行はスタートから20分後にクラッシュが発生。赤旗でセッションが中断されたが、ナスル選手は終始コンスタントな走りを披露。2分14秒787でトップタイムをマークする。
約3時間のインターバルを挟んで行われた1回目の予選でも、チェッカーまで残り7分のタイミングでジミー・エリクソン選手(ダラーラ・メルセデス)、残り5分でアンドレア・ロダ選手(ダラーラ・メルセデス)がクラッシュ。チェッカーまで残り6分のタイミングでセッションが中断する。
セッションの再開後は目まぐるしくポジションが入れ替わるなか、「雨になればグリッドがリザルトを左右する。ポール・ポジションを獲れて良かった」と語る、GP3シリーズでランキング3位に付けたアントニオ・ダ・コスタ選手(ダラーラ・フォルクスワーゲン)が2分13秒400で第1レースのポール・ポジションを獲得した。
2番手はわずか0.02秒差で惜敗したローゼンヴィスト選手(ダラーラ・メルセデス)で、カルロス・サインツ・ジュニア(ダラーラ・フォルクスワーゲン)が0.021秒差の3番手でフィニッシュ。
なお、日本人ドライバーの最高位は「終盤にニュータイヤでアタックしたけれど、アンダーステアが厳しくてタイムが伸びなかった」と語る山内英輝選手で、その言葉どおり、トップから約3秒遅れの22位に留まった。
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■WTCC (FIA World Touring Car Championship) |
WTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)の最終ラウンドとして29台で争われるギアレース・オブ・マカオの練習走行では、アラン・メニュ選手(シボレー・クルーズ1.6T)、ロブ・ハフ選手(シボレー・ラッセティ)らシボレー勢が序盤から素晴らしい走りを披露。
しかし、フィニッシュまで残り3分でダリル・オーヤン選手(シボレー・クルーズ1.6T)がクラッシュを喫し、そのまま練習走行が終了した。
その結果、「他のドライバーがレッドフラッグでチャンスを失うなか、うまくアタックできてよかった」と語るように終盤でタイミング良くタイムアップを果たしたティアゴ・モンテイロ選手(ホンダ・シビックS2000
TC)が2分33秒908でトップタイムをマーク。
2番手は2分34秒528をマークしたステファノ・ディアステ選手(BMW 320TC)で、ハフ選手が2分34秒789で3番手タイムをマークした。
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■Hotel Fortuna MAC / HKG Interport Race |
マカオのシリーズと香港のシリーズの上位ランカーで争われるホテル・フォーチュナMAC/HKGインターポートレースには、ホンダ・インテグラ、ホンダ・シビックを中心に計32台がエントリー。
そのうち、31台がヨコハマタイヤのユーザーだ。
スタートから18分後にクラッシュが発生し、練習走行は一時中断。残り5分でセッションが再試されると激しいバトルが展開。
その結果、マカオ出身のチョウ・ケン・クアン選手(ホンダ・インテグラ)が9周目に2分48秒379をマークし、練習走行をトップでフィニッシュする。
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■Suncity Group Macau Road Sport Challenge |
ニッサン・GT-RやホンダNSX、さらに三菱ランサーやスバル・インプレッサ、マツダRX-8などスポーツカーで争われるサンシティグループ・マカオ・ロードスポーツ・チャレンジには34台がエントリー。うち、22台がヨコハマタイヤのユーザーだ。
練習走行では2度に渡って赤旗で中断。
サバイバルなセッションとなるなか、序盤に2分36秒637をマークしたマカオのサン・チ・ファン選手(三菱ランサー・エボリューションIX)がトップでフィニッシュ。
2番手は2分39秒521をマークしたタイ出身のナッタヴュッデ・シェロエンスカ・ワタナ選手(三菱ランサーエボリューション9)で、2分43秒466をマークした日本人ドライバーの谷川達也選手(マツダRX-8)が3番手で練習走行をフィニッシュした。
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■City of Dreams Macau GT Cup |
シティ・オブ・ドリームズ・マカオGTカップには、ヨコハマタイヤのワンメイクで争われるGTアジアシリーズのドライバーとスポット参戦のドライバーがエントリー。アウデイR8
LMSやフェラーリ458、ポルシェ911、マクラーレンMP4-12CなどGT3規定のマシンが世界各国から32台が集結した。
同カテゴリーでもクラッシュが発生し、スタートから20分後に練習走行が中断されるなか、エドラド・モルタナ選手(アウデイR8
LMS)が2分24秒153をマークし、練習走行をトップでフィニッシュ。
2番手は2分25秒810をマークしたルーカス・ディ・グラッシ選手(フェラーリ458 GT3)、3番手は2分27秒023をマークしたロマン・デュマ選手(ポルシェ911GT3R)で、日本人ドライバーの澤圭太選手がトップから3.8秒遅れの4番手でフィニッシュした。
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■CTM Macau Touring Car Cup |
アジア地区の最高峰のツーリングカーレースとして、マカオ、香港のほか、中国、台湾、日本からもエントリーを集めるCTMマカオ・ツーリングカー・カップには35台がエントリー。そのうち、33台がヨコハマタイヤのユーザーだ。
主力モデルはホンダ・アコード、ホンダ・インテグラ、ホンダ・シビック、トヨタ・アルテッツァ、シボレー・ラセッティなどマシンのバリエーションが豊富になっていることも同カテゴリーの特徴と言えるだろう。
同クラスでも終盤にクラッシュが発生し、セッションが中断されるハプニングが発生するものの、香港のアンディ・ヤン選手(シボレー・ラセッティ)が2分42秒118でトップタイムをマーク。2番手は2分43秒144をマークしたマカオのジェロニモ・バダラコ選手(ホンダ・アコード)。
2分50秒450をマークした黒木英晴選手(ホンダ・シビック)が日本人最高位となる12番手で練習走行を終えている。
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