【藤井 芳樹 選手 / ステルス大塚美容形成外科211 (2009 Lotus 2-Eleven
Cup チャンピオン)】
シリーズ全勝については、特にプレッシャーを感じることはありませんでした。しかし遠藤さんがとても速くて、「ちょっとヤバイな」という感じはありましたが(笑)。
予選ではスピンをしてしまい、その後ちょっとアクセルを踏み切れなくなってしまった部分もあって2番手でした。
ですから決勝は遠藤さんの後ろからじっくりと行って、相手のミスを待ってみることにしました。ところが遠藤さん、なかなかミスをしてくれないんですよ。
実は決勝中に自分の方がシフトミスをしてしまったりということもありましたが、ここ一番のポイントでバシッと前に出ることが出来ました。
一年間戦ってみて、バトルを出来たレースは本当に楽しかったですね。今日は本当に面白かったです。
2-Elevenは本物のライトウェイトマシンですし、ランニングコストがそれほどかかりません。色々なワンメイクレースがありますが、マシンの性能とのバランスでいえばもっとも楽しく・お得なカテゴリーではないでしょうか。
また、セッティングを少し変えるとマシンに明確に違いが現れるので、難しくもあり楽しいレースです。ドライビングテクニックのみならず、セッティング能力も高めることが出来ますね。
※写真 : 2009年のシリーズチャンピオン・藤井芳樹選手(中)、2位・佐藤孝洋選手(左)、3位・遠藤浩二選手(右)。
【篠原祐二 選手 / ウィザムカーズ&AFC (2009 Lotus Elise-S Cup チャンピオン)】
ここのところ予選のポールや決勝ベストラップをなかなか獲ることが出来なくて、参加者の全体的なレベルアップを感じていました。
予選は2番手でしたが、前を行く若林選手に付け入る隙が無くて、離されたら終わりだと思って食らいついていきました。
仕掛けるならS字の進入を相手がミスしたときだと思っていたので、ひたすらにチャンスを狙っていました。
結果的には全勝でシリーズ二連覇を達成できましたが、今季は鈴鹿とSUGOが加わったことが大きかったですね。走ったことがなく、なかなか練習にも行けない中、まわりはどんどん速くなっているので、決して楽なシーズンではありませんでした。
そんな状況でも鈴鹿、SUGOで勝てて、まわりには言わないようにしていましたが、徐々に全勝を意識するようになりました(笑)。
参戦を始めた頃はミスも多かったのですが、ここに来て自分自身の成長も感じられるようになり、本当にこのLotus
Cupをやってきて良かったと思っています。
とにかくこのElise-S Cupはドライビングが巧くなります。完全にイコールコンディションだから、自分の長所も短所もはっきり出ますし、短所はしっかり突き詰めればテクニックの上達につながります。レース形式の走行会はマシンのポテンシャルに目が行きがちですが、Elise-S
Cupは自分自身の本来の力をしっかり高められますよ!
※写真 : 2009年のシリーズチャンピオン・篠原祐二選手(中)、2位・遠藤浩二選手(左)、3位・若林勝弘選手(右)。