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・2-ELEVEN Cupは上記の全6大会。
・ELISE S Cupは8月2日を除く5大会。
2-ELEVEN CUP
スーパー耐久シリーズのサポートレースとして開催されたLotus Cup JAPANの第3戦。今季から発足した2-ELEVEN CUPにとっては2回目の戦い、その舞台は鈴鹿サーキット。

快晴の下、午前11時にレースはスタート、クラブマンクラスの2台とバラエティ豊かな顔ぶれが揃ったエキスパートクラスの4台をあわせた計6台によって競われる。

1周目で速さを見せたのはバイクレースのみならず、近年は4輪レースでも活躍を見せる伊藤真一選手。5番グリッドからのスタートだったが、1コーナーで一気に3番手にポジションアップ。
さらにその後、ADVANカラーのマシンを駆る田中哲也選手が追い上げ、伊藤選手をヘアピンの手前でパスして3番手を奪う。

2周目、ポールポジションからスタートしたクラブマンクラスの藤井芳樹選手をかわして、SUPER GTでは紫電を駆る加藤寛規選手がトップに立つ。
更に3周目には田中選手が2番手に浮上、ヘアピンでは伊藤選手も3番手にアップして、エキスパートクラス勢によってトップグループを形成する。

中盤にかけては加藤選手と田中選手がテール・トゥ・ノーズ状態となり、田中選手が追撃態勢を整える。
しかしながら加藤選手も終盤の6周目にファステストラップを叩き出してラストスパート、チェッカーまで続いたデッドヒートは加藤選手が逃げきってウィニングチェッカーを受けた。

クラブマンクラスは開幕戦を制している藤井選手が安定した周回を重ねて優勝。佐藤孝洋選手もしっかりと7周を走りきって、ともに表彰台を飾った。
 
Lotus Cup JAPAN 2009 / 2-ELEVEN Cup Round 2
7.Jun.2009 (Sun)  SUZUKA CIRCUIT International Racing Course  Fine/Dry
 
順位 No. クラス-順位 ドライバー 車両名称 周回数 所要時間 トップ差
  1 Expert-1 加藤 寛規 LCI Limited 7 17'13.077 -
  25 Expert-2 田中 哲也 アドバン・2-11・ドナーゲ 7 17'14.301 1.224
  39 Expert-3 伊藤 真一 2-11 エアフォルク GNS 7 17'21.279 8.202
1 86 Clubman-1 藤井 芳樹 ステルス大塚美容形成外科211 7 17'21.958 8.881
  8 Expert-4 高橋 一穂 フェロード・2-11・ドナーゲ 7 17'38.742 25.665
2 7 Clubman-2 佐藤 孝洋 ティーポ ドナーゲ 2Eleven 7 18'01.239 48.162

■FASTEST LAP : No.1  加藤寛規  LCI Limited  2'25.994  6/7  143.19Km/h

※No.1、8、25、39は賞典対象外。
ELISE-S CUP
Lotus Cup発足以来初めての開催となる鈴鹿サーキット。
この春にリニューアルオープンを果たした鈴鹿は、ピットガレージやパドックの使い勝手が大きく向上。コースについてはレイアウトや距離は変わらないものの、東コース部分は路面改修が施された。

F1などの開催で世界的にその名を知られる鈴鹿だか、参加者の中には観戦に訪れたことはあるものの、自らコースでドライビングをしたことがあるという選手は極少数派。ましてやロータス・エリーゼSでは今回が初めての走行という方がほとんどで、この点ではイコールコンディションの戦いとなる。

各選手の鈴鹿攻略法に注目が集まった土曜日の公式予選は白熱のトップ争い。前日からの雨が朝方まで残ったが、天候の回復によって短い予選時間の中でも各車が周回を重ねていくに従ってライン上からドライへと転じていく流れになった。

ここで昨年のチャンピオン・篠原祐二選手と、金子英一郎選手が終盤に激しいデッドヒートを演じる。
後半に入って篠原選手がトップをしばらく独占していたが、終盤のチェッカー間際に金子選手が逆転。注目の篠原選手はチェッカードフラッグが振られる直前にストレートを通過、最後の最後に逆転を賭けた全開のアタック。
再びストレートに帰ってくると、見事に金子選手を0.468秒上回るタイムを刻んでポールポジションを獲得した。

快晴に恵まれた日曜日、いよいよ迎えた決勝レースはF1などトップカテゴリーも激しいバトルを繰り広げている国際レーシングコースでスタートの瞬間を迎えた。
篠原選手を先頭にクリアスタート。オープニングラップの上位は変わらなかったが、6番手スタートの遠藤選手がひとつポジションをアップ。

その後、3周目にはシケインで2番手の金子選手がトップの篠原選手に並びかけるが、ここは惜しくも金子選手がアンダー気味の挙動になってしまって先行するには至らず。

7周のレース、折り返しを迎えてトップの篠原選手がじわじわと逃げきりを図るも、金子選手もしっかり食らいついていく。
その後方では激しい3番手争いが4台によって繰り広げられる。
そのうちの1台がゼッケン25をつけるADVANカラーをまとうマシン。今回は自動車専門誌「REV SPEED」編集部の佐藤和徳選手、"ロータス・マイスター"が揃っているレースで予選4番手を獲得、決勝でも接近戦を演じている。

後半に入ってトップ争いはフロントロースタートの篠原選手と金子選手に絞られたが、最後は篠原選手がディフェンディングチャンピオンの貫祿を見せて逃げきりを果たし、開幕戦に続いて二連勝。金子選手は惜しくも3.723秒届かず、2位表彰台となった。
以下3位に秋葉有一選手、4位は遠藤浩二選手。ADVANカラーのエリーゼSを駆る佐藤和徳選手は5位でフィニッシュを果たした。
 
Lotus Cup JAPAN 2009 / ELISE-S Cup Round 2
7.Jun.2009 (Sun)  SUZUKA CIRCUIT International Racing Course  Fine/Dry
 
順位 No. クラス-順位 ドライバー 車両名称 周回数 所要時間 トップ差
1 2 Clubman-1 篠原 祐二 ウィザムカーズ&AFC 7 18'47.052 -
2 38 Clubman-2 金子 英一郎 ピース・エリーゼ 7 18'50.775 3.723
3 16 Clubman-3 秋葉 有一 GreenDropRacing 7 19'05.020 17.968
4 21 Clubman-4 遠藤 浩二 ウルトラがんも@TIR 7 19'06.160 19.108
5 25 Clubman-5 佐藤 和徳 アドバン・エリーゼ・ドナーゲ 7 19'06.284 19.232
6 3 Clubman-6 若林 勝弘 ウィッザムカーズ&AFC@3 7 19'06.738 19.686
7 23 Clubman-7 大野 剛嗣 つんつんエリーゼ1号 7 20'05.150 1'18.098
8 88 Clubman-8 坂田 元憲 ACM Team Lotus 7 20'43.025 1'55.973
以 上  規 定 周 回 数 完 走
- 1 Expert 高橋 一穂 LCI Limited - 失 格 -

■FASTEST LAP : No.2  篠原祐二  ウィザムカーズ&AFC  2'39.360  4/7  131.18Km/h

※No.1は賞典対象外。

■ペナルティ
No.1 鈴鹿サーキット一般競技規則 第34条 (反則スタート) 違反により、ドライビングスルーペナルティを課した。
No.1 鈴鹿サーキット一般競技規則 第47条〜3) (上記ペナルティ不履行) により、失格とした。
ENTRANT
  【藤井 芳樹 選手 / ステルス大塚美容外科211】

鈴鹿サーキットは初めて走ることになるので、事前に1回だけ練習に訪れました。2-ELEVENは鈴鹿のコースにとても良くマッチングしていて、楽しく走れますね。
開幕戦のもてぎと比べると、私はもてぎがあまり好きではないので、鈴鹿でレースを出来たことが嬉しいですね。
そしていよいよレースウィークに臨みましたが、金曜日の練習はウェットコンディションだったので、全然ダメでした(笑)。
唯一問題だったのは、他の2-ELEVENにも一部あったようですが、場所によってガス欠症状が出てしまうのです。突然タイムが落ちてしまう結果になるので、この症状への対応が難しいところです。
今回はプロドライバーの皆さんに囲まれて凄いプレッシャーでした。伊藤真一選手がヘアピンで私のインに入ってきたので「はい、どうぞ」と譲ってみたり(笑)。
逆に後ろについて走らせていただいて、特に130Rの攻め方がプロドライバーの皆さんは凄いと思いました。私たちアマチュアでは、あんな風には攻められないですね。
ブレーキングポイントもかなり奥まで攻めているなど、色々と勉強をさせていただきました。
軽量でコーナーリングで"操る楽しみ"を満喫出来る2-ELEVEN、ぜひ多くの方に参戦していただきたいですね。



  【篠原 祐二 選手 / ウィザムカーズ&AFC】

今回のレースは「勝っちゃった!」というのが正直な感想です(笑)。
事前に鈴鹿を走ることがほとんど出来なくて、全然自信が無かったんです。その一方で金子選手や若林選手は鈴鹿で練習に走り込んでいるという話も聞こえてきて、今回は胸を借りるつもりで臨みました。
予選は雨こそ止んでいたものの路面はウェットからドライに転じていく過程で、これで逆に気持ち的に楽になりました。私もADVAN NEOVAには長く乗っているので、ウェットで思い通りに攻められることを知っていましたからね。
決勝では走り込んでいる金子選手に、特に130Rで詰め寄られました。私はまだ130Rを巧く攻略しきれなくて、決勝の終盤でなんとかまとめられたという感じです。
次はスポーツランドSUGOですが、まだ行ったことが無いんですよ。できる限り時間を見つけて練習して、ロスの無い走りで臨みます。
最近は「日本一のロータス使い」を自称しているのですが(笑)、今年もチャンピオンを獲得してまわりの皆さんから言ってもらえるように頑張ります。
GUEST DRIVER
 田中 哲也 選手
1987年、ジムカーナでモータースポーツ活動を開始。
'89年にFJ1600でレースデビュー、最終戦の全日本F3選手権にもスポット参戦を果たす。
以降、SUPER GT、フォーミュラ・ニッポン、スーパー耐久、さらにはニュル24時間レースなどで幅広い活躍を続けている。
2009年はSUPER GTにフェラーリ、スーパー耐久にはフェアレディZで参戦している。

2-ELEVENはオープンボディなので、フォーミュラとツーリングカーの中間のような感じで、今日も楽しくレースを出来ました。
今週は金曜の練習がウェット、土曜の予選と日曜の決勝がドライと両方のコンディションを走れましたが、思っていたよりもウェットコンディションでも身体は濡れないし、走りやすいことを確認できました。
タイヤについてはウェットではADVAN Neova AD07、ドライはADVAN A048LTSを装着していますが、いずれのコンディションでも高いパフォーマンスを見せてくれます。
2-ELEVENは、フォーミュラレースに敷居の高さなどを感じているけれどツーリングカーでは物足りない、という方にお薦めです。
ドライブしていて気分はフォーミュラに近いですが、一般的なツーリングカーから乗り換えても違和感は少ないでしょう。
鈴鹿サーキットは東コースの路面が新しくなりましたが、オーバーステア気味になる傾向があるので、その点を如何に対策するかが肝でしょう。荷重移動を考えながら、車の基本に忠実に走るように心がけると、走りにも変化が出てくるでしょう。
とにかく2-ELEVENは車の基本ともいえる動きをするので、これはどこのサーキットでも言えることです。
マシンの特性もエリーゼの延長線上にあり、ステップアップしてさらにテクニックを磨いていこうという方にとって、よりレースを楽しめる素材ですね。
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