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・2-ELEVEN Cupは上記の全6大会。
・ELISE S Cupは8月2日を除く5大会。
2-ELEVEN CUP
スーパー耐久シリーズ第5戦のサポートレースとして開催された富士スピードウェイでのLotus Cup Japan。
土曜日に一戦を行なったElise S Cupに対して、2-Eleven Cupは土曜と日曜それぞれに決勝を行なう"ダブルヘッダー"という日程が組まれている。

土曜日に行なわれた第4戦における決勝ベストラップで、日曜日・第5戦のスターティンググリッドが決している。
ポールポジションは開幕から4連勝を飾った藤井芳樹選手、ゲストドライバー陣ではADVANカラーのマシンを駆る荒聖治選手が出走全6台中5番手のグリッドからスタートを迎える。

第4戦が行なわれた土曜の夕方は曇り空だったものの路面はなんとかドライコンディションを保った状態であった。
しかし一夜のうちに雨がコースを濡らしてしまい、第5戦のスタートは小雨が降りしきるウェットコンディションの中で迎えることとなった。

1周のフォーメーションラップを経て各車がグリッドオン。緊張の静寂に包まれる中でレッドシグナルがひとつずつ点灯、ブラックアウトして各車が一斉にスタート。
ここで圧巻のロケットスタートを見せたのが荒選手、マシンをアウト側に振ると一気に前方グリッドに陣取っていたクラブマン・クラスの4台をパス、トップで1コーナーへと入っていく。

しかしその先、100Rでコース上を横切っていた"川"に足をすくわれてしまいスピン。この間に藤井芳樹選手の先行を許したものの、荒選手は即座にマシンの姿勢を立て直すとポジションのドロップを最小限にくい止めて2番手で戦列に復帰。

再び荒選手がトップを奪うまでに要した時間は短いもので、10周のレースが折り返しを迎えた時点で既に2番手以下を大きく引き離す独走態勢を構築。
結果的にチェッカーまで荒選手はライバルに詰め寄られることなく走りきり、難しいコンディションの中で文句なしのトップチェッカーを受けることに成功した。

またクラブマン・クラスは、藤井選手がウェットコンディションでも貫祿の走りを見せる。佐藤孝洋選手や、今回はElise Sとのダブルエントリーとなっている遠藤浩二選手の追撃を振り切って、シリーズ完全制覇に王手をかける5連勝を飾ることに成功した。

遠藤選手は、この週末参加した3つの決勝レース全てで表彰台獲得という偉業を達成。安部隆正選手もヘビーウェットの中で堅実な走りを見せて、参加全車が完走を果たす好レースとなった。
 
Lotus Cup JAPAN 2009 / 2-ELEVEN Cup Round 5
2.Aug.2009 (Sun)  FUJI SPEEDWAY  Rain/Wet
 
順位 No. クラス-順位 ドライバー 車両名称 周回数 所要時間 トップ差
  25 Expert-1 荒  聖 治 アドバン・2-11・ドナーゲ 10 23'05.800 -
  1 Expert-2 加藤 寛規 LCI Limited 10 23'13.487 7.687
1 86 Clubman-1 藤井 芳樹 ステルス大塚美容外科211 10 23'37.893 32.093
2 7 Clubman-2 佐藤 孝洋 ティーポドナーゲ2-Eleven 10 23'41.248 35.448
3 21 Clubman-3 遠藤 浩二 田中式洗車法・AFC2-11 10 23'44.812 39.012
4 39 Clubman-4 安部 隆正 2-11 エアフォルテ GNS 10 24'00.466 54.666

■FASTEST LAP
Expert Class : No.25  荒 聖治  アドバン・2-11・ドナーゲ  2'15.998  6/10  120.787km/h
Clubman Class : No.21  遠藤浩二  田中式洗車法・AFCC2-11  2'17.971  9/10  119.060km/h

※No.1、25は賞典対象外。
ENTRANT
  【遠藤 浩二 選手 / 田中式洗車法・AFC2-11】

今回はElise Sと2-Elevenのダブルエントリーで、疲れましたね(笑)。
前回のSUGOを終わったときに、ダブルエントリーをやってみようと思ったんです。

それまでに乗ったことは無かったので、富士に来る前に近所の私有地で動かしては見たのですが(笑)。
実質的に金曜日の練習が2-Eleven初体験だったのですが、Elise Sとは全然違って難しいですね。セッティングとかいう以前の問題で。

両方に乗ると、速度域や走っていて感じるGが違うので、この点が大変でした。
特に2-Elevenはハードなので、自分自身の体力の無さを痛感させられました。もっと鍛えないといけませんね。
GUEST DRIVER
 荒  聖 治 選手
SUPER GTにはKONDO Racingから参戦、2009年は雨の開幕戦を制したことは記憶に新しいところ。
ツーリングカーからフォーミュラまで幅広いマシンで世界のモータースポーツシーンで活躍してきた。
開幕戦に続いて2-ELEVENのゲストドライバーとして、今季2回目の登場となった。
1974年・千葉県出身。

土曜の第4戦・決勝はユックリとスタートして、後ろから一台一台の走りをチェックするような感じで走りました。そうやってレース終了後に、皆さんにアドバイスをお伝えしていたんです。
もちろんレースですから、バトルをすることで自分自身にある"壁"を乗り越えてもらうことも出来たのではないかと思います。

日曜日は一転、雨が降る中でのウェットレースになってしまいました。
当然リスクも高くなるので、無用な接近戦をしているよりも、最初にドーンと行って前に出た方が安全の面からもベストだと判断してスタートで一気にトップまで出たんです。
僕自身の存在でレースをかき回してしまっては本末転倒ですからね。

その後は・・・、何かありましたっけ?(笑)
富士スピードウェイでは雨が降ると100Rのところに川が出来るんです。普通のマシンではそれほど影響を受けないのですが、2-Elevenはとにかく軽いので、足を取られてしまいました。
でも軽いが故に、スピンしてもコース上でクルッと回っただけで済んで、すぐに立て直すことが出来ましたけれど(笑)。

ドライとヘビーウェットの両方を経験しましたが、特にウェットでの2-Elevenは車体が軽いので難しさがありますね。
滑り出してしまうとなかなか修正は難しいので、滑り始めのところ、具体的にはタイヤがグリップしている状態を常に感じ取って、早め早めにコントロール出来る練習を重ねていくことが必要ですね。
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