横浜ゴムでは2010年から、中国で国内最高峰のツーリングカーレース「CTCC(中国ツーリングカー選手権)」に加え、「Formula
Pilota China」にタイヤ供給を行います。
「Formula Pilota China」は2011年に発足した新しいシリーズで、マシンは1,400ccターボエンジンを搭載する、ヨーロッパで開催されているフォーミュラ・アバルトと共通のものを使っています。
このカテゴリーは若手育成がテーマとなっており、過去にF3で上位を獲得した選手には参加資格が与えられません。2011年の参加選手を見ると、地元の中国はもちろんのこと、タイやインドネシア、マレーシアといったアジアに加え、フランス、イタリア、スイス、アルゼンチン、チェコなどのヨーロッパからも、多くの若手ドライバーが参戦しています。
このほか、マレーシア、日本、マカオを転戦する「GT ASIA」でも、ワンメイクタイヤサプライヤーを務めます。
ラリーについては、FIAの地域選手権である「APRC(FIAアジア・パシフィック・ラリー選手権)」において、「PERTAMINA
CUSCO RACING」をはじめ、多くのチームにタイヤを供給。
2011年、初代ジュニアカップのチャンピオンに輝いた番場彬選手や、初代P-WRC(FIAプロダクションカー世界ラリー選手権)のチャンピオンであるベテランのカラムジット・シン選手らが、チャンピオン獲得を狙います。
また、「マレーシア・ラリー選手権」など各国の選手権でも、タイトルを目指します。
耐久レースでは、昨年の大会で横浜ゴムのサポートチームが総合優勝を飾った「MMER(マレーシア・メルディカ・耐久レース)」に参戦して連覇を目指します。
オーストラリアでは全国的に高い人気を誇り、年間120万人以上の観客動員を記録しているピックアップトラックによるレースシリーズ「V8-UTE」に、ADVANエコ・レーシングタイヤをワンメイク供給いたします。