チーム・ヨコハマ EVチャレンジ 2013 [パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム]
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"パイクス"を駆けるBluEarth "パイクス"を駆けるBluEarth "パイクス"を駆けるBluEarth "パイクス"を駆けるBluEarth 2013年の"パイクスピーク"
ヨコハマタイヤ・挑戦の歴史
塙郁夫選手が抱く闘志
マシンの特徴とスペック
2012年のパイクスピークでは、ヨコハマタイヤのADVAN A048を装着したマシンがEV部門の優勝を飾った。Red in Blackの、お馴染みADVANカラーをまとうマシン、そのステアリングを握ったのは日本を代表するラリードライバー・奴田原文雄選手。塙郁夫選手のBluEarthカラーをまとうマシンとは、ある意味で対局にあるとも言えるビッグパワーを誇る「TMG 002」は、持てるポテンシャルをADVAN A048がしっかりと受け止めて、10分15秒4のタイムで2番手を15秒以上引き離しての圧勝だった。
このコーナーでは、2012年のEV部門ウィナーに輝いた、奴田原文雄選手にお話しをお聞きした。
Chapter 1 : 2012年の優勝を振り返って
標高4,301mのフィニッシュでチェッカード・フラッグを受けた、ADVANカラーのEVレーシング。F1も手がけた名門、TMG(トヨタ・モータースポーツ・GmbH)が造り上げたマシンは、10分15秒4のタイムでEV部門のウィナーに輝いた。この2012年の戦いを、奴田原選手は改めて次のように振り返った。

「昨年のPPIHC(パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム)参戦は、ドライバーとしての経験上も、とても魅力のある面白いプロジェクトだったと思っています。
TMGという優れたプロフェッショナル集団が造り上げたEVレーシングをドライブさせてもらいました。EV、特にレーシングカーは日進月歩で進化しています。そんな中で『TMG 002』というマシンは、間違いなく昨年のあの時点ではもっとも完成度が高いクルマだったと言えるでしょう。そのマシンに乗れたこと、さらにヨコハマタイヤがタッグを組んだパッケージで戦えたということは、ドライバー冥利につきるというのが、正直な感想ですね」


奴田原選手の優勝は、日本からEVが大挙して参戦したこともあってPPIHCが大いに注目を集めていた中で、日本にも新聞などを通じて広く伝えられた。この快挙、ドライバー本人はどの時点で自覚されたのだろうか。

「頂上でチェッカーを受けて、パドックのような場所にマシンを停めました。するとオフィシャルが近寄ってきて、『おめでとう!』と声をかけてくれたんです。その言葉を聞いて『あ、勝ったんだな』、と(笑)。
パイクスピークには俳優の哀川翔さんが参戦されたときに、コ・ドライバーとして一緒に乗ったことがあります。でも、やはり一度は自分自身がドライバーとして走ってみたいと思い続けていたところ。実際にその機会を得て走ってみたらとても面白かったですし、なにより優勝できたことはとても嬉しかったですね」
Chapter 2 : 走り応えのある"雲に向かうレース"
奴田原選手はご存じの通り、日本を代表するラリードライバーとして知られ、P-WRC(FIAプロダクションカー世界ラリー選手権)やIRC(インターコンチネンタル・ラリー・チャレンジ)など、海外での参戦経験も豊富だ。そんな奴田原選手に、PPIHCというステージを改めて紹介してもらおう。

「世界でもっとも有名なヒルクライムレースがPPIHC。コースも長いですが、基本的にずっと登り勾配ですから、簡単そうに思われるかもしれませんね(笑)。でも、実際には私の乗ったマシンでは、200km/h近いハイスピードで走る箇所もあるくらいにエキサイティングな道。標高3,000m以上、フィニッシュは富士山より高いという場所で、こんなスピードを出すなんていうのは、ほかでは絶対にあり得ない経験です。
路面そのものは、普段は観光道路として一般車両が走っています。昨年から全面舗装化されましたが、サーキットコースとは異なりバンピーですし、砂利が浮いていることも珍しくありません。
全体として、とてもチャレンジングでドライバーにとっては走り応えのあるコースです」


このPPIHCは、『雲に向かうレース』とも呼ばれる。急な登り勾配を駆け上がる時、ドライバーの視界には空と雲しか入ってこないというのだ。本当に、そうなのだろうか?

「そうですね、3箇所くらいそういう場所が実際にありますね。
例えばひとつはロングコーナーなのですが、進入速度は150km/hくらいでした。ドライバーとしては空しか見えないということは、ブレーキングポイントの目印が無いということ。目の前は空、道の両脇はガードレールなどの無い崖ですから、感覚で行くしかないんです。
そこで何とか目印を探していくのですが、一カ所は最後のきついヘアピンカーブのところにガードレールがあって、その始まりが見えたらすぐにフルブレーキをしたら間に合う、とか。ただ、似たような感じのコーナーがいくつかあって、見誤ったり勘違いをすると下手をすれば崖下に真っさかさまです(笑)」
Chapter 3 : EVレーシングならではのスタイル
奴田原選手が参戦しているラリーという競技は、コ・ドライバーを乗せて走る。コ・ドライバーは進む先の状況を書き留めたペースノートを読み上げ、ドライバーはその情報を元にして走っているのだ。
さて、PPIHCは156個ものコーナーがドライバーを待ち受けている。奴田原選手はドライバー一人で走行したわけだが、全てのコーナーを僅かな練習走行で覚えきって決勝に臨んだのか……?

「覚えたのかと言われると……、さすがに目を瞑って思い出して、156個全てが出てはこないですね(笑)。
でも、現地に行ってまた走ったとしたら、次はきついコーナーだとか、ここはインについて曲がらなければ、ここではアクセル全開で、というように思い出していくことが出来ます。
私がラリードライバーということで、『コ・ドライバーを乗せて走った方が速いのでは?』と思われる方もいらっしゃるでしょうね。でも、ラリーとヒルクライムは全く異なる競技なのです。ラリーはSS(スペシャルステージ)の全てを覚えきれないから、コ・ドライバーが読み上げるペースノートで次のコーナーを想像しながら走っています。ノートの情報を耳で聞いて、それを頼りに目で見る景色と突き合わせているわけです。
でもヒルクライム、少なくともPPIHCはそうではありません。コーナーの景色を見たときに、自分自身でそこがどういうコーナーなのかを覚えているんです。だから、例えとして『PPIHCはラリーの長いSSを1本走るようなもの』という表現もしましたが、実際の走り方はラリーとは全く異なるものなのです」


2013年もPPIHCのEV部門は盛況を見せている。前年のウィナーとして、この状況をどう見ているのだろうか。

「昨年、事前の下見にガソリンエンジン車で頂上まで行きましたが、山頂付近では半分近いパフォーマンスという程度まで標高があがることによる影響を受けていました。もちろんEVではそんなことはなく、『TMG 002』では電池の容量も問題ないことが解っていましたので、スタートからフィニッシュまで全開で好きなように走らせてもらえました。
PPIHCはEVにとって、そのパフォーマンスを存分に活かせる最高のステージ。盛り上がりを見せているのも納得出来るものです」


同じくEVでPPIHCに参戦した塙選手は、引き続き今年も効率を追求するスタイルでBluEarth-Aとともに出場する。ADVANで優勝を飾った奴田原選手から見た塙選手の戦い方のスタイルとは?

「例えばガソリンエンジン車のモータースポーツにも、スプリントがあれば耐久もあるし、エコチャレンジだってあるわけです。
いまのPPIHCではEVが一括りにされていますが、将来的にはこれが2つのクラスに分かれて、一方はストリートタイヤ限定になったりする可能性もあるでしょう。そうなれば、塙選手は間違いなく優勝候補の筆頭になりますよね。
私が昨年参戦したマシンと、塙選手のマシンでは、そもそもの目的が異なります。私のマシンはツインモーターで速さを追求していた一方、塙選手のマシンはシングルモーターで、一般市販されている低燃費タイヤを装着して、EVならではの効率を追求するという画期的な取り組みです。
毎年、挑戦を重ねる度にタイムアップしているというのは本当にすごいことだと思いますし、とても先進的で世界的にも誇れるスタイルのモータースポーツ活動だと思いますから、今年も好成績を期待しています」


奴田原選手も注目する、2013年の塙選手の戦いぶり。いよいよ注目の決勝スタートまで、カウントダウンが始まっている。
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