第60回 マカオ・グランプリ トップページへ戻る 第60回 マカオ・グランプリ
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マカオ・グランプリの概要 開催レース・カテゴリー解説 戦いを支えるヨコハマタイヤ スペシャル・インタビュー 現地速報&総集編レポート
現地速報&総集編レポート
WTCC最終戦の興奮醒めやらぬ中、記念大会として2週間にわたって開催された第60回マカオ・グランプリの大トリを飾る「Formula 3 Macau GrandPrix」の決勝レースが、午後3時30分から行われ、全長6,117mの市街地コースを舞台に、世界各国の若武者たちが今季最後の激戦を展開した。
アクシデントの続いたWTCC決勝に続き、いよいよ今週末の最後のレースとなった、「Formula 3 Macau Grand Prix」。

グリッドは昨日行われた予選レースにより決定され、アレックス・リン選手がポールシッターに。
さらにフェリックス・ローゼンクビスト選手、ラファエレ・マルシェッロ選手が続くこととなった。

華やかなスタート進行の間、恒例のライオンダンスなども行われ、観客のボルテージも最高潮に達した午後3時30分、15周の決勝レースのフォーメーションラップがスタートした。
レッドライトが消えたのは午後3時34分。ポールシッターのリン選手はまずまずの動きだし。しかし、予選2番手のローゼンクビスト選手は、マルシェッロ選手とピポ・ディラーニ選手に並びかけられ、僅かに接触。これでローゼンクビスト選手はサスペンションにダメージを負ってしまい、早々に戦列を離れることに。
さらにマンダリンコーナーでは3台のマシンがクラッシュをしたため、このレースもオープニングラップにセーフティーカーが導入される。

セーフティーカーに先導された1周目、トップはリン選手で、ディラーニ選手、アントニオ・フェリックス・ダコスタ選手がトップ3に。

このセーフティーカーは2周終了時にピットに入り、レースは3周目からリスタート。リン選手はトップを守ったが、リスボアでの攻防でダコスタ選手がディラーニ選手を捕らえて2位に浮上する。ディラーニ選手はその後、背後のマルシェッロ選手のプレッシャーにさらされ、ついに7 周目のリスボアコーナーでマルシェッロ選手がディラーニ選手を抜き3番手に。

トップのリン選手は2分12秒台のラップを重ねて約2秒のギャップをコントロール。2番手のダコスタ選手に3番手に浮上したマルシェッロ選手が迫ったが、ハードに攻めすぎたのか、10周目の最終コーナー立ち上がりでマルシェッロ選手はタイヤバリアに接触。大きなダメージを負い、そのままリタイアとなってしまう。

これで3番手には再びディラーニ選手が返り咲いたが、トップのリン選手は最後までダコスタ選手の肉薄を許さず、逃げ切りで優勝。昨年3位で届かなかった念願のマカオ・グランプリウイナーの座を手にすることとなった。

2位にはダコスタ選手、3位にはデイラーニ選手が入ったが、クラッシュやトラブルなどに見舞われるマシンも多く、最終的に完走は21台という激戦であった。


>> 決勝レース/予選レース 結果表

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