レッドライトが消えたのは午後3時34分。ポールシッターのリン選手はまずまずの動きだし。しかし、予選2番手のローゼンクビスト選手は、マルシェッロ選手とピポ・ディラーニ選手に並びかけられ、僅かに接触。これでローゼンクビスト選手はサスペンションにダメージを負ってしまい、早々に戦列を離れることに。
さらにマンダリンコーナーでは3台のマシンがクラッシュをしたため、このレースもオープニングラップにセーフティーカーが導入される。
セーフティーカーに先導された1周目、トップはリン選手で、ディラーニ選手、アントニオ・フェリックス・ダコスタ選手がトップ3に。
このセーフティーカーは2周終了時にピットに入り、レースは3周目からリスタート。リン選手はトップを守ったが、リスボアでの攻防でダコスタ選手がディラーニ選手を捕らえて2位に浮上する。ディラーニ選手はその後、背後のマルシェッロ選手のプレッシャーにさらされ、ついに7 周目のリスボアコーナーでマルシェッロ選手がディラーニ選手を抜き3番手に。
トップのリン選手は2分12秒台のラップを重ねて約2秒のギャップをコントロール。2番手のダコスタ選手に3番手に浮上したマルシェッロ選手が迫ったが、ハードに攻めすぎたのか、10周目の最終コーナー立ち上がりでマルシェッロ選手はタイヤバリアに接触。大きなダメージを負い、そのままリタイアとなってしまう。
これで3番手には再びディラーニ選手が返り咲いたが、トップのリン選手は最後までダコスタ選手の肉薄を許さず、逃げ切りで優勝。昨年3位で届かなかった念願のマカオ・グランプリウイナーの座を手にすることとなった。
2位にはダコスタ選手、3位にはデイラーニ選手が入ったが、クラッシュやトラブルなどに見舞われるマシンも多く、最終的に完走は21台という激戦であった。
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