12周で争われる決勝レースは、午前9時25分にローリングスタートで始まった。スタート直後の1周目、1コーナー先でポルシェ911
GT3R 4.0を駆るアレキサンドレ・インペラトーリ選手がエンゲル選手に次ぐ2番手に浮上。さらにマンダリンコーナーではメルセデス-ベンツSLS
AMG GT3 をドライブするヴァン・ダ・ザンデ選手が3 番手に浮上。ヨコハマタイヤユーザーがトップ3を独占することに。
しかし、オープニングラップのサンフランシスココーナーで、5〜6番手を争っていたアストンマーティン・ヴァンテージGT3のステファン・ミュッケ選手と接触したポルシェ911 GT3R 4.0のアール・バンバー選手がタイヤバリアにクラッシュ。これに多くの後続マシンが巻き込まれてしまい、早々にセーフティーカーが導入される。
レースは3周目にリ・スタートしたが、その直後に1コーナーでクラッシュが発生してしまい、またもセーフティーカーがコースに入ることに。そしてようやく6 周目にレースがリ・スタートとなった。
このリ・スタートでもエンゲル選手はトップをキープし、インペラトーリ選手、ヴァン・ダ・ザンデ選手がトップ3を形成。このまま周回が進んだが、なんと9周目に突然トップのエンゲル選手がスローダウンし山側でストップ。
これでインペラトーリ選手がトップに立つが、11周目のメルコヘアピンで周回遅れのマシンに行く手を阻まれたために上位4台のギャップがなくなり、フィッシャーマンズベンドでトップを奪われて3番手に後退。結局インペラトーリ選手は惜しくも優勝を逃したものの、3位表彰台を獲得することとなった。
ヨコハマがコントロールタイヤを供給しているGT ASIAエントリーでは、ポルシェ911 GT3R 4.0のリ・ジ・コン選手が総合5位に入る健闘で優勝。見事今季のシリーズタイトルを獲得した。また、アストンマーティン・ヴァンテージGT3をドライブするフランク・ユー選手が総合7位に入ってシリーズランキング2位となった。
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>> 決勝結果表 (GT ASIA登録選手を抽出掲載)】