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開催日
開催会場
レポート
第1回
4月
10日
(土)
名阪スポーツランド・Eコース(奈良県)
>> REPORT
第2回
5月
9日
(日)
スポーツランドSUGO・西コース(宮城県)
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第3回
6月
19日
(土)
鈴鹿サーキット・南コース(三重県)
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第4回
7月
19日
(祝)
ドライビングパレット那須(栃木県)
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第5回
8月
13日
(金)
イオックスアローザ(富山県)
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第6回
10月
9日
(土)
関越スポーツランド(群馬県)
>> REPORT
【Round1 : MEIHAN】
開催日程 : 2010年 4月10日(土)
開催会場 : 名阪スポーツランド・Eコース(奈良県)
天候/路面 : 曇り 一時 晴れ/ドライ
講師陣 :
斉藤 邦夫 (全日本選手権 SA1クラス)
柴田 優作 (全日本選手権 N3クラス)
箕輪 雄介 (全日本選手権 N2クラス)
=敬称略・五十音順=
= MOVIE =
2010 ADVANジムカーナミーティング
第1回/名阪スポーツランド
= EVENT SUMMARY =
2010年も全国各地で6回開催されるADVANジムカーナミーティング。今シーズンは、新たに富山県のイオックスアローザと栃木県のドライビングパレット那須での開催が決定。
昨年全9クラス中7クラスを制覇したADVAN A050、そして各サーキットの最速ラップを塗り替え続けているADVAN Neova AD08の試し履きも可能。
そしてなにより現役のチャンピオンたちから直接指導を受けられるというのが大きな魅力だ。
2010年初めてのイベントが4月10日、奈良県の名阪スポーツランドEコースで開催された。
当日は曇りながらも、時折強い日差しが差し込む天気。一日を通じてドライ路面での走行が可能となった。
翌日にはCコースで行われる地区戦を控えていたこともあり45台の参加車両が集結。各場面で熱心な指導が行われ、最後にはほとんどの参加者がタイムアップを果たし満足度の高い一日となった。
= LECTURE =
今シーズンから、参加者が選べるコースに変更が加わった。大きなところではタイヤ試乗をするには、通常練習コースに参加しなければならないこと。昨年までのように、インストラクターのレクチャー付きコースに参加しながらタイヤ試乗ができなくなった。
これには大きなワケがある。一日を通じて着実にスキルアップを図るため、参加者の運転やクルマの状態をしっかりと把握する必要がある。
そこで講師たちは午前中、必ず担当クラスの参加者全員のクルマに同乗することになった。
「正直、昨年よりも忙しくなりましたね。昼休みの時くらいしか休憩が取れないのも確かですが(笑)。
参加される方たちのウデもクルマもそれぞれなので、一貫して同じことを教えることがスキルアップにつながるとは思っていません。ADVANジムカーナミーティングに参加してもらったみなさんに、1日で着実にスキルアップしてもらうのが講師の役割ですから。
しっかりクルマと、スキルを把握してその人に合った指導をしたいというのがことしの方針です」と斉藤講師。
今日一日を振り返って柴田講師は、
「レクチャー付きコースに参加していただいたお客様とは、なるべく長い時間話を出来るようなスケジュールになりました。これまで雑誌などでうまく伝わらなかったことも、直接話すことで伝えることができたと思います。自分の持っているノウハウは全て教えるつもりで話をしたつもりです。
ADVANジムカーナミーティングは、自分の全てを見てもらう場所だと思っています」と着実な手応えを感じたようだ。
隣を見れば現役の全日本チャンピオンが同乗して、個人指導してくれる。そんなレッスンは、ADVANジムカーナミーティング以外にない!?
= DRIVING =
開会式で注意事項が伝えられた、講師とともに慣熟歩行がスタート。駆動方式別に分けられたクラスでは、何やら昨年以上に熱心な会話が交わされている。そして走行がスタート!
走行が進んでゆく中、箕輪講師が気づいたことがあった。
「今回担当した参加者の大半が、ミドル戦や地区戦などイベントに参加している人たちでした。おや? っと思ったのは1本目や2本目の走行で、クルマや道具の限界まで使い切っていないということでした。
確かに練習会ということでコースを探りながら、タイムを詰めてゆくのだと思います。だけど、イベントを考えたら1日で2本しか走れない。慣熟後すぐに目一杯のタイムを出すことは、実戦に向けて一番の練習になると思います」
全日本ジムカーナでも2本目に雨が降ってきて、1本目のタイムで勝負が決まるなんていうことは多い。ましてやこれから梅雨の時期になれば、そんな確率は高くなる一方だ。
「慣熟歩行で作ったイメージを他の人の走りを見て確かめる。そして自分が走って感じた感覚と慣熟のずれを補正する必要が出てきますね」と箕輪講師。
では1本目にタイムを出すコツはあるのだろうか? 斉藤講師に聞いた。
「まず大事なのは、自分が1本目に速く走れると思い込むこと(笑)。もちろん、そこに至る前にクルマを最良の状態にしておくことが必要です。
メンテナンスに不安を抱えていたり、気持ちで負けてたら大体結果は見えてますよね。『自分は速い!』と思い込んでスタートすることって、冗談抜きに重要ですよ」と教えてくれた。
イベント前にしっかりとクルマをメンテして、会場では走ることだけに集中する。そんな当たり前の事を積み重ねてこそ、好結果が導かれる。あとは斉藤講師が語るように、気持ちの勝負になるのだ。
= ENTRANT VOICE =
■亀山 伸一 さん ホンダCR-Z
2009年全日本ジムカーナ第3戦でADVAN全クラス制覇に貢献した亀山伸一選手。
その亀山選手は今シーズンから、ホンダのハイブリットスポーツカーCR-Zを投入する。シェイクダウンの場となった名阪スポーツランドで、そのインプレッションを聞いてみた。
「昨日、純正タイヤの状態で初めてジムカーナコースを走りました。クルマはPNクラスでの出場を想定しているので足まわりとLSDを装着し、ブレーキがまだという状態です。
今日は初めてADVAN A050を履きましたが、高いグリップ力でブレーキを踏む場所が少なくなってしまいました。そのため、ブレーキエネルギー回生システムが働かずバッテリーをずいぶんと使ってしまいました。ここらあたりは、走り方も考えなければいけないかもしれませんね。
JAF公認の関係で第2戦の名阪からはSA1クラスで出場しますが、公認が降り次第PN1クラスに参戦します。デミオやフィットなどとの戦いになりますが、イケるかなという手応えも感じました。頑張ります!」
ハイブリッドカーでの全日本参戦、ジムカーナの楽しみ方がまた一つ増えることになる。
■石森 誠一 さん マツダRX-7
マツダのRX-7で近畿地区戦に参加しているという石森誠一さん。通常練習コースでADVAN A050の試し履きを体験。
「装着して1本走って、すぐにグリップ力の高いタイヤだと思いましたね。
天候は雨だったんですが前回の地区戦で、普段使っているタイヤの新しいコンパウンドを履いて優勝することができました。その時のグリップ力とフロントの舵の入りやすさが、今日履いたADVAN A050と似ている気がします。
明日の地区戦のためにタイヤの比較をしたいなと思って、初めて参加しました。
ADVAN A050はコーナーにオーバースピード気味で進入しても粘ってくれる。ジムカーナって2本勝負の競技なので、少々ミスをしてもグリップして粘ってくれるというのはありがたいですよね。大きなミスやタイムロスになりづらい。
こういったイベントは、普段履けないタイヤを履けるし、全日本選手と一緒に慣熟もできるので非常に参考になります。
コースを走るだけの練習会と比べてコストパフォーマンスの面でも有意義だと思います。機会があればまた参加したいですね」
= INSTRUCTOR VOICE =
■斎藤 邦夫 講師
今年一回目のイベントで、私が担当したクルマが8台。全ての方の隣に乗り、運転もさせてもらいました。
本人からの自己申請で『こんなところが苦手だよ』とか『こういったところを教えて欲しい』というアンケートをとり、それにそったレクチャーをしました。
どういったポイントを気にすればいいか? どんな練習をすれば速くなるか? そういった点を気にして話をしました。
今日参加された方の中には、ステアリングが小さすぎて『もっと大きなハンドルにしたら?』とアドバイスしました。この場に持ってきていたので交換したら、大分タイムアップした人もいました。
今年から参加者の皆さんと過ごす時間を長く取るようにしたので、そんな本人も気づかない部分をアドバイス出来ればいいですね。
■柴田優作 講師
今年は昨年以上にインストラクターの仕事量を増やして、参加されたお客様と過ごす時間を長くするようにしました。そのおかげで細かい事からかなり突っ込んだ話まですることができました。
ADVANジムカーナミーティングは自分が持っているものを全て見てもらうつもりでレクチャーしています。
今回はミドル戦に参加している方が多かったですね。ただクルマのセッティングだったり、自分の運転の問題でうまく走れないという考え方が逆転しちゃっている人が割と多かったですね。
クルマのせいにしちゃっていいと思いますよ、道具の一つですから。それにいち早く気付けた方が、遠回りにならないしお金もかからないと思いますから。
自分で気付けないことに気付くキッカケにしてもらえればと思います。
■箕輪雄介 講師
今回はイベントに参加されている方たちがほとんどでした。練習会でも実戦を想定して、最初のトライから全開で行ける心構えで走って下さいとアドバイスをしました。
慣熟のイメージを持ってパドックで他の人の走りを見る。そこでさらにイメージを固めてスタート地点に着く。そこから走り始めて、1コーナー目でイメージと実際の挙動を確かめる。もし違う挙動が出たら、その先を補正してゆく。
そんな流れで走行は組み立てられてゆきます。
いろいろな走り方の中で、タイムの良い部分を見つけられれば慣熟で考える時にもっと強いイメージが湧くようになります。そういった積み重ねが、慣熟の精度を高めて1本目の走行から全開で走れることにつながってゆくと思います。