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WINNER : KEISUKE KUNIMOTO
F3世界一決定戦と称される「マカオグランプリF3」、世界の大舞台に日本から参戦した期待の若手がウィニングチェッカーを受けた。

国本京祐選手。

マカオF3で史上2人目、2001年の佐藤琢磨選手以来となる日本人ウィナーは、19歳10ヶ月という若さ。

2008年の全日本F3選手権でシリーズランキング2位を獲得してマカオへの参戦を果たした国本選手は、初めてのマカオ、初めての市街地コースながら予選レースで2位表彰台を獲得。
更に決勝レースでは波乱含みの展開となる中で、前を行くエドアルド・モルターラ選手をかわして2周目でトップに立つと、そのまま追撃を許すことなくトップを快走して栄光のウィニングチェッカーを受けることに成功した。
 
【関連ウェブサイト >> 第55回 マカオグランプリ Formula3 レポート
 
DRIVER COMMENT
国本 京佑 選手 =KEISUKE Kunimoto=
 【PROFILE】
 
1989年・神奈川県出身。
小学生の頃はアルペンスキーで活躍を見せていたが、レーシングカートに興味を持ち、2001年にカートデビュー。
'04年には全日本カート選手権FAクラスでシリーズチャンピオンを獲得、見事にモータースポーツ界でもその才能を開花させた。
この実績を受けて若手育成のためのTDP(トヨタ・ヤングドライバーズ・プログラム)の支援を受けてモータースポーツ活動を本格化させる。
運転免許証取得年齢に達していない若者を対象としたJAF(日本自動車連盟)の限定A級ドライバーライセンスを取得、'05年にFT(フォーミュラ・トヨタ)でレースデビュー。
'06年と'07年はFTに加えてFCJ(フォーミュラ・チャレンジ・ジャパン)にも参戦、'07年はFTでシリーズ2位、FCJでシリーズチャンピオンを獲得と、ともに好成績をおさめる。
'08年は全日本F3選手権にステップしてシリーズ2位を獲得。SUPER GTにもGT300クラスに参戦して活躍の場を拡げている。

 【決勝レース前インタビュー】
 
Q.マカオを走ってみた印象は?
 
国本選手 :
マカオは本当に初めて走るので、事前にレンタカーで何周か回ってみました。
しかし、レンタカーとF3マシンではスピード感も異なりますし、車高の低いF3ではガードレールによる"囲まれ感"が強くて、景色も全然違いました。
実際に走ってみると、ガードレールは視界の中をものすごい勢いで過ぎていくし、路面は一般公道なのでカマボコ状ですし。
「さすがは世界のマカオ、難しいコースだな」というのが、マカオに対する正直な感想です。
 
 
Q.予選レースに臨むにあたっての心境は?
 
国本選手 :
日本でのレースと同じモチベーションというか、どこで開催されようともレースにはいつも高いモチベーションで臨んでいます。
マカオだから、という特別なことは無く、まずはいつも通りにスタートすることが出来ました。
 
 
Q.予選レースは惜しくも優勝にあと一歩届きませんでした。
 
国本選手 :
チームの皆さんと話し合って、「これはあくまでも"予選レース"であって、次の"決勝レース"が重要だ」ということで意見が一致しました。
だから、予選レースでは無事にチェッカーまでマシンを運んで、決勝レースの良いスタートポジションを獲得すれば良い、という位置づけです。
ですから予選レースについては、予定通りの結果で終えることが出来ました。
 
 
Q.フリープラクティスや予選レースを通じて、ADVANタイヤの印象は?
 
国本選手 :
ADVANレーシングタイヤに乗るのは、マカオに向けた富士スピードウェイでのテスト以来です。
印象としては縦方向/横方向ともにグリップも高いですし、縦のブレーキングGをかけている時でも横のグリップ力がしっかり残っているので、コーナーリングスピードを高く保てますね。
初めてADVANレーシングタイヤに乗ったときの感想は、高まっているマシンのポテンシャルを引き出してくれるタイヤなので「乗ることがもっと楽しくなるタイヤ」という思いでした。
 
 
Q.決勝レースに向けて
 
国本選手 :
予選レースと同じようにベストのスタートを決めて、あとは前だけを見てプッシュを続けて行きたいですね。結果の如何に関わらず、レースを終えたときに自分自身が満足出来る内容であれば良いな、と思っています。
目標は、もちろん優勝です!
 
【予選レースの成績 : 2位】
 【日本帰国後の記者会見】
 
Q.決勝レースで優勝を決めたときの感想は?
 
国本選手 :
感動はしましたが、嬉しさよりも勝ててホッとしたというのが最初の気持ちです。
現場では、なかなか実感が沸いてこなかったのも事実ですね。
初めてのマカオでこれだけの成績を残すことが出来たのは、チームの皆さんが本当に細かい部分の作業までを頑張ってくれたお蔭です。
ですから、チームの皆さんに感謝したい、という思いが強くありますね。
 
 
Q.参戦にあたってはビデオなどで事前に勉強されたそうですが?
 
国本選手 :
マカオに向かう前に何度もビデオを見たりしていたので、コースレイアウトは頭の中に入っていました。
実際に走ってみるとイメージしていたものとは違う部分もありましたが、怖さよりも面白さを感じるコースでとても楽しく走ることが出来ました。
事前の勉強ではセーフティカーへの対応で役に立ちました。レース中にセーフティカーが入りましたが、ビデオでこうした場面も予習しておいたので、自分で思っていた通りのリ・スタートを切ることに成功しました。
 
 
Q.帰国してから何か変化はありますか?
 
国本選手 :
本当に色々なところで、多くの方々に声をかけていただいています。
こうして声をかけられることが、マカオで勝ったということへの実感を、より大きなものにしています。
 
 
Q.自分自身のドライビングスタイルとは?
 
国本選手 :
自分で言うのも変ですが、レース中は常に冷静です。
でも、攻めるべきところはしっかり攻める。アグレッシブな部分もきっちり持ち合わせているドライバーだと思います。
 
 
Q.これからの夢や目標は?
 
国本選手 :
近い将来、海外でレースをしたいと思っています。そして目指しているのはF1です。
しかし今は目標に向けて自分自身の準備をしっかりさせなければいけない時期です。自分がより成長できるように努力して、何年先になるかは分かりませんが目標が現実になる時に向かって頑張っていきます。
【決勝レースの成績 : 優勝】

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