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[vol.1] 2012 WTCC 基礎知識&シリーズレビュー [vol.2] 参戦ドライバーの横顔 [vol.3] HONDAテスト・レポート
[vol.4] WTCC×ヨコハマタイヤ
昨年に続いて鈴鹿サーキット・東コースを舞台に開催される、WTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)の日本ラウンド。19日(金)は公式テスト走行が13時30分から14時までの30分間行われた。
天候は朝から快晴、路面コンディションはドライ。吹く風はやや冷たく秋の訪れを感じさせるが、日中は日向にいる限り半袖でもそれほどの我慢を強いられない暖かさに包まれた。

30分の公式テストは中盤でガブリエレ・タルクィーニ選手がコースオフを喫してグラベルベットにつかまり、赤旗中断になるなどのハプニングもあったが、大きなアクシデントは無く終了した。
前半は各選手ともにコースを探りながらの走行が続いていたが、中盤からはどこまで攻められるのかをアグレッシブに試すような走り方が随所で見られ、ラップタイムもぐんぐんアップした。
そんな中でトップタイムをマークしたのは、シボレーのイヴァン・ミューラー選手。これに僅か0.096秒差でランキング争いで同点トップにつけるロブ・ハフ選手が続き、チャンピオン争いは金曜日の公式テストから白熱した展開が見られている。

さらに1秒の中に上位6選手が、1.5秒に範囲を広げると実に14台がひしめきあっている。若手の注目株であるペペ・オリオラ選手はシボレー勢に続く4番手につけ、注目のデビューとなるホンダ・シビックのティアゴ・モンテイロ選手もトップタイムから1.018秒差の9番手と、マシンの完成度が高いことを早々にタイムで証明して見せた。

以下、公式テストの計測結果と、主な選手のコメントをご紹介しよう。
【FIA WTCC Race of JAPAN  Testing 計測結果】
2012年10月19日(土)  鈴鹿サーキット・東コース(2.243km)  晴れ/ドライ
順位 クラス No. ドライバー 車 両 トータルタイム トップ差
1   1 イヴァン・ミューラー シボレー・クルーズ 1.6T 53.129 151.98KPH
2   2 ロブ・ハフ シボレー・クルーズ 1.6T 53.225 0.096
3   8 アラン・メニュ シボレー・クルーズ 1.6T 53.442 0.313
4 Y 74 ペペ・オリオラ セアト・レオン WTCC 53.810 0.681
5   3 ガブリエレ・タルクィーニ セアト・レオン WTCC 53.826 0.697
6 Y 4 アレクセイ・デュデュカロ セアト・レオン WTCC 54.042 0.913
7   15 トム・コロネル BMW 320TC 54.136 1.007
8 Y 11 アレックス・マクドワル シボレー・クルーズ 1.6T 54.138 1.009
9   18 ティアゴ・モンテイロ ホンダ・シビック Super2000 TC 54.147 1.018
10 Y 5 ノルベルト・ミケリス BMW 320TC 54.179 1.050
11 Y 20 ダリル・オーヤン セアト・レオン WTCC 54.266 1.137
12   23 トム・チルトン フォード・フォーカス S2000 TC 54.364 1.235
13 Y 25 メルディ・ベナニ BMW 320TC 54.606 1.477
14   14 ジェームス・ナッシュ フォード・フォーカス S2000 TC 54.623 1.494
15 Y 88 フェルナンド・モンヘ セアト・レオン WTCC 54.652 1.523
16 Y 22 トム・ボードマン セアト・レオン WTCC 54.868 1.739
17 Y 80 吉本 大樹 SR・レオン 1.6T 54.902 1.773
18 Y 7 チャールズ・カキン BMW 320TC 55.340 2.211
19 Y 6 フランツ・エングストラー BMW 320TC 55.349 2.220
20 Y 26 ステファノ・ディアステ BMW 320TC 55.417 2.288
21 Y 16 アルバート・セルキ BMW 320TC 55.514 2.385
22 Y 75 加納 政樹 BMW 320si 55.974 2.845
23 Y 38 レネー・ミュンヒニ セアト・レオン WTCC 55.981 2.852
クルマのフィーリングは悪くないけれど、まだテストの段階にすぎないし、予選はもっとハイレベルの戦いになると思うので、それまでにしっかりとマシンを煮詰めないといけないね。

というのも、鈴鹿サーキットの東コースはオーバーテイクのポイントが少ないので、予選のリザルトが決勝のリザルトに直結する可能性が高い。
今日のテストにように赤旗で中断する可能性もあるから、予選はタイミングも重要。路面のきれいになった段階ですぐにアタックしたいね。
今日のテストは悪くなかったよ。最初はアンダーステアが強かったけれど、赤旗で中断になった時にセッティングを調整した結果、随分とハンドリングが良くなってきた。
予選でもコンディションに合わせたセットアップが鍵を握ると思う。

チャンピオンシップが接戦になっているので、鈴鹿は僕にとって重要なレース。
それに決勝はオーバーテイクのチャンスが少ないから、とにかく予選でマキシマムアタックをしたいね。
先週末にスポーツランドSUGOでテストをしたけれど、クルマは確実に良くなっている。
もちろん、今週末は初のレースで、限られた走行時間のなか、予選や決勝に向けてセットアップを煮詰めないといけないからね。やるべきことが多いけれど、あくまでもこのレースはテスト的な位置づけなので確実に完走したい。

鈴鹿は予選でいい週末になるか、悪い週末になるか全てが決まってしまう。まずは予選で10位以内に入りたいね。
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