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第3戦レポート
[Photo]
全4戦が開催されるLOTUS CUP JAPANも後半戦に突入。
第3戦は茨城県の筑波サーキットを舞台に、爽やかな秋晴れの下で開催されました。
 
回を重ねる毎に参加台数が増加を見せるLOTUS CUP JAPAN、第3戦には14台がエントリー。そのうちの2台はゲストカーとなり賞典外扱いとなります。
そして今回、ゲストカーのゼッケン25、Red in blackのADVANカラーをまとるマシンをドライブするのは荒聖治さん。SUPER GTにKONDO Racingから参戦、6月にマレーシアのセパンで初優勝を飾ったことは記憶に新しいところです。
また、もう一台のゲストカーを駆るのは伊藤大輔選手。今回のLOTUS CUPにはGT500を戦うドライバーがお二人ゲストとして参戦、豪華な顔ぶれが揃いました。
 
10月7日(日)、8時50分からは15分間の公式予選が行われます。
荒選手にとっては初めてのドライブとなるLOTUS CUPカー、ゆえに走行時間をフルに使うこととして、まずはクルマの挙動やタイヤのフィーリングをチェックするために周回を重ねていきます。
そして残り時間も僅かというタイミングで前車との間隔も見計らって本格的なアタックランに突入。10周を超えるラップを重ねていましたが、装着されているADVAN Neova AD07LTSも全く性能の落ち込みを見せずに荒選手の走りを支えます。
荒選手がマークしたタイムは1分08秒352。それまでのトップタイムを0.01秒上回って堂々のベストラップを刻みました。
 
12時30分、12周の決勝レースに向けてコースイン開始。ゲストカーは後方グリッドからのスタートとなり、荒選手は13番手からグリーンシグナルを迎えます。
グリッド上では選手紹介のアナウンスに大きく手を振って応えた荒選手。この日はLOTUSを含めて6つのカテゴリーのレースが開催されていたこともあり、多くのアマチュアレーサーも荒選手の走りに注目しています。
 
絶妙なスタートを切った荒選手は、1〜2コーナーを抜けた時には8番手までポジションをアップ。その後も快走を見せてレースが折り返しとなる7周目には6番手。
ここからは上位陣との争い、8周を終えて更にひとつ順位を上げて5番手に。荒選手は更なるポジションアップを狙いますが、上位を走るドライバー陣も巧みにマシンをコントロール。イコールコンディションが厳密に保たれているLOTUS CUPらしく、レース終盤はドライバーのテクニックがぶつかりあう展開となっていきます。
最終ラップで更にポジションを上げることに成功した荒選手は4番手でチェッカードフラッグを受け、12周のレースで9台をパスするという貫祿の走りを披露しました。伊藤大輔選手も最後尾から見事な追い上げで、6番手でレースをフィニッシュ。
また優勝はピストン西沢選手、準優勝は瀬川健児選手という前戦と変わらぬオーダーで、LOTUS CUPでは荒選手よりも"先輩格"にあたるお二人が強さを見せました。


LOTUS CUP JAPAN 2007 Round 3
TSUKUBA Circuit Course2000 / 7.Oct.2007 / Fine / Dry

順位 No. ドライバー 車両名称/チーム名称 周回数 Total-Time Best Lap
1 11 ピストン西沢 J-WAVE BP LOTUS 12 13'56.447 1'09.089
2 3 瀬川 健児 EMS PLUTO 1119 12 14'05.392 1'09.365
3 21 遠藤 浩二 がんもRACING@TIR 12 14'06.054 1'09.409
4 2 篠原 祐二 クラブウィザムRacing 12 14'06.341 1'09.536
5 45 大谷 秀雄 フォードフォレスタCGRT 12 14'14.941 1'10.105
6 57 倉田 道夫 倉田医院ロゴスエリーゼ 12 14'19.651 1'10.614
7 15 野崎 眞宏 フジミ エリーゼ 12 14'30.242 1'11.571
8 48 野澤 一幸 Gakken 12 14'31.156 1'10.536
9 5 石 崎  大 IMS ディープ エリーゼ 12 14'44.324 1'11.602
10 35 藤 牧  精 ガレージアイレーシング 11 14'07.963 1'15.168
11 6 平畑 徹幸 ヒラハタクリニック 11 14'10.406 1'15.891
12 72 式 場  律 クラブウィザムRacing 72 11 15'10.239 1'19.625
以上 規定周回数完走
以下 賞典外ドライバー
25 荒  聖 治 チーム・アドバン・ロータス 12 14'06.341 1'09.211
1 伊藤 大輔 LCI Limited 12 14'11.114 1'09.373


Lotus Cup Japan 2007 Round3 (筑波)
荒 聖治選手 車載映像
Lotus Cup Japan 2007
BROAD BAND NARROW BAND

ゲストドライバー
[Photo]
■ゲストドライバー : 荒 聖治さん
 
このLOTUS CUPはとても面白いですね!
今日初めて乗せていただいたのですが、結構シビアなコントロールが必要ですし、ドライバーが行った操作にしっかり反応してくれます。やはり軽量なクルマの醍醐味を持っていますよね。
 
予選は色々と試しながら周回して、最後にまとめようというイメージでした。やはりクルマをしっかり理解して仕事をさせるということが大切ですからね。
 
決勝は12周とSUPER GTなどに比べれば圧倒的に短いのですが、その中でもきちんとレースを組み立てていくことが勝敗を左右します。
装着しているタイヤ、ADVAN Neova AD07LTSはレース専用ではなくあくまでもストリートラジアル。今日は気温も路面もこの時期にしては高かったと思いますが、周回を重ねることで起きるタイヤの変化をしっかり認識して、逆にそれを利用してポジションを上げていく、というのも戦略のひとつです。
 
近年はナンバー付き車両によるワンメイクレースがとても盛んになってきましたが、LOTUS CUP JAPANはなんと言っても「クルマの軽さ」という他にはない大きな特徴があります。
電子制御デバイスもほとんど無いので、僕自身乗る前は「怖いクルマなのか?」と思っていました。乗り味も古くさいのかも、と。
しかし、実際に乗るとそうした思いが杞憂だったことがすぐに分かりました。シンプルな構造でありながら、ここまでしっかりした走りを実現しているクルマは、他にはそうそう見当たりませんからね。


GUEST DRIVER PROFILE
荒  聖 治さん =SEIJI ARA=
1974年・千葉県出身。
'91年にレーシングカートデビュー。その後レースに転向、'94年にはフォルクスワーゲンカップレース・ゴルフIIクラスでシリーズチャンピオンを獲得。
2000年からは全日本GT選手権に参戦、'03年には「ADVAN SUPRA」をドライブ。'06年のシーズン途中からSUPER GTのKONDO Racingに加入、'07年のマレーシアではチーム初の総合優勝に輝いた。
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