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平田裕三 選手 斉藤邦夫 選手 柴田優作 選手 小林キュウテン 選手 ヨコハマタイヤエンジニア 三戸有資
決められたコースを1台ずつ走行して、タイムを競い合うジムカーナ競技。走行が許されるのは本番では2本だけ、選手やメカニックは持てる力の全てをこの走行に賭け、1000分の1秒単位で鎬を削りあっている。

そんなジムカーナ競技の頂点に位置するのが、全日本ジムカーナ選手権。2012年は4つのクラスでチャンピオンの栄冠を手中にしたヨコハマタイヤ勢、頂点に立った選手たちの声と、走りを支えたタイヤエンジニアの声をご紹介していこう。
 
2012年の全日本ジムカーナ選手権は、全9戦のカレンダーで競われた。
全日本を冠するだけあって、北は北海道から南は九州まで全国を転戦。新たな会場としては震災から力強い復興の歩みを見せている東北の仙台ハイランドレースウェイが加わっている。また、イオックスアローザが全日本戦に復活、フルパイロンコースでの攻防戦も見応えある内容となった。

参加台数を見ても、昨年は東日本大震災の影響で開幕戦が中止されたという経緯もあるが、台数そのものは堅調に推移している。
全日本選手権対象参加車を年ごとに合計した上で、その年の開催大会数で割った1大会あたりの平均参戦台数を見ても、2012年は132.2台と前年の130.7台よりも微増傾向。震災前の2010年は126.6台という数字が残っているので、参加型モータースポーツとして根強い人気が保たれていると言えるだろう。

しかし、一般的に“参加型モータースポーツ”と呼ばれるジムカーナだが、全日本選手権ともなると戦いのシビアさは想像を遥かに超えるレベル。
ドライバーのテクニックはもちろんのこと、マシンのセットアップやメンテナンス、タイヤ選択などを含めて、総合力がぶつかり合う高度な戦いが演じられている。

そんな全日本ジムカーナ選手権、2012年は4つのクラスでヨコハマタイヤ勢がチャンピオンを獲得。ADVAN A050、そしてADVANレーシングスリックタイヤの高いポテンシャルを、改めて実証したシーズンとなった。
 
ラウンド 開催コース 成 績
第1戦 本庄サーキット 優 勝
第2戦 TSタカタサーキット 2位
第3戦 名阪スポーツランド・Cコース 2位
第4戦 オートスポーツランド スナガワ クラス不成立
第5戦 鈴鹿サーキット・南コース 3位
第6戦 仙台ハイランドレースウェイ 2位
第7戦 ツインリンクもてぎ・北コース 優 勝
第8戦 モビリティおおむた 優 勝
第9戦 イオックスアローザ 優 勝
 
ヴィッツでN1クラスを戦う平田裕三選手は、昨年に続いて2年連続のチャンピオン獲得となった。ただし、2011年はシーズン途中でヨコハマタイヤにスイッチしており、一年間を通じてヨコハマタイヤを装着して戦ったのは今年が初めてとなる。

最終戦を待たずして第8戦のおおむたラウンドでチャンピオンを確定させた平田選手、最終戦・本庄も優勝で一年を締めくくったところで、お話しをお聞きした。
まずは、ディフェンディングチャンピオンとして2012年シーズンに臨むにあたり、どのような意気込みを抱いていたのだろうか。

「当然、2年目も狙ってました。1年では周りの人たちも認めてくれない気がしたので。
開幕戦は優勝できましたが、その後、あと一歩でした。チャンピオンを意識しすぎてたんでしょうね。仙台では1本目はタイムが出ていたのに、自分のミスで落としてしまいました。そこで主にメンタル面を見直してみました。
もちろん、2年連続のチャンピオン獲得は、ヨコハマタイヤの優れた性能のおかげでもあります(笑)」


昨シーズンの途中でヨコハマタイヤにスイッチした平田選手。初めてシーズンを通して使用した、ヨコハマタイヤについての印象を伺ってみた。

「ヨコハマタイヤのスタッフの方々に、タイヤについて質問をする機会が増えたんです。そこで色々なアドバイスを頂いたのが大きいですね。
また、夏場の暑い時期でも、後半までタレないヨコハマタイヤは大きな武器になりましたね。この事がシーズン後半の勝ちにつながって、本当に皆さんには感謝しています」


では、平田選手にとって、今シーズン最も印象に残った一戦とはどの大会だったのだろう。

「調子を落としていた中で、自信を持って勝てた第7戦のもてぎですね。
実はもてぎではマシンの調子がいまいちよくなかったのです。しかし、さっきも言いましたが、ヨコハマタイヤのスタッフにアドバイスを頂いたり、あの暑さの中でも素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれたADVAN A050のおかげで勝てたという印象ですね」


二連覇を達成した平田選手、今シーズンを100点満点で自己採点すると何点なのだろうか。

「うーん、中盤の不調があるんで75点ですね(苦笑)。
周りの人達には怒られるかもしれないけれど、シーズン中盤で自分の納得いく走りができませんでした。今年はチャンピオンを獲れましたけれど、一年を通して納得いく走りをして成績を残さないと、これから先は厳しくなるな、という印象です」


意外に厳しい自己採点をしてくれた平田選手。
最後に来シーズンに向けての意気込みを語ってもらった。

「2013年の事はまだ何も決まってないのです。どのクラスで走るかや、そもそも来年も走れるのかも未定なのです。
でも、走れるとしたら、どのクラスでも、もちろんチャンピオンを目指して走りたいと思っています!」
【第2回(12月7日掲載予定)では、斉藤邦夫選手と柴田優作選手をご紹介します】
[UPDATE : 30.Nov.2012]
         
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