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HOME / MOTORSPORTS / ADVAN FAN / Vol.92 News Index
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さて今年のニュル24時間は、ここ10年のうち最も寒いレースウィークとなった。特に予選までは気温が10度を超えることはほとんどなく、冷たい霧雨がコースを濡らした。
しかし決勝レースでは気温こそ10〜15度程度で推移するも雨は降らず。

ところが、アクシデントは序盤から頻発した。単独事故、他車との接触は夜間を中心に起こり、完走したのは全エントラントの2/3の123台というサバイバルレースになった。

そんな展開で大活躍を見せたのがブラックファルコンの102号車・アウディR8だった。
フェニックスやアプトといったアウディのセミワークスがトラブルに見舞われるなか、予選17位から着実に走りきり総合5位、純プライベートチームでSP9-GT3クラス3位の快挙を果たした。

また61号車・アストンマーチン・V8ヴァンテージがSP10-GT4クラスで優勝し、ブラックファルコンの120号車・BMW M3 GT4もクラス2位でADVAN勢がGT4クラスでワン・ツー・フィニッシュ。

大排気量クラスであるSP8では7号車・アストンマーチン・ラピードが2位、6号車のアストンマーチン・V12ヴァンテージが3位とアストンの3連覇は逃したものの堂々の結果。同クラスでは72号車・レクサスIS Fも4位でフィニッシュして健闘を見せた。

19台が参加した激戦のSP3クラス(1,750〜2000cc)では158号車・ホンダS2000が優勝を遂げた。

さらにニュル地元勢のV2クラス(1,750〜1,800cc)では206号車・BMW 318がクラス2位、V3クラス(1,800〜2,000cc)では211号車・BMW 320が優勝。
V4クラス(2,000〜2,500cc)では214号車・メルセデスC230が2位、V5クラス(2,500〜3,000cc)では226号車・BMW M3が2位、ブラックファルコンの180号車・BMW Z4が3位でゴール。

各クラスで多彩な車種、そしてチームが好成績をおさめ、ADVANレーシングタイヤの懐の深さを証明してみせた。
■ブラックファルコン・レーシングチーム  ケネス・ハイヤー 選手
「僕達は常に冷静に、そして各自のスティントを計画通り正確にこなすことを心がけていた。このドライバーズラインアップは、年齢的にも性格的にもバッチリのメンバーだと思うよ。
トップ10に入ることがチーム・ブラックファルコンの目標だった。全くノーミスでゴールできたことは、チーム全体を褒め称えることができるね。レースウィークの水曜日から今日まで不眠不休で素晴らしい仕事をしてくれた全てのチームクルーとドライバー、そしてクルマとタイヤに感謝します!」


■ブラックファルコン・レーシングチーム  マーク・シュラム 代表
「チームクルー達は全てにおいて完璧な仕事をこなしてくれた。コース上で起こっていた数々のアクシデントの中、全くのノーミスで完走するのは容易ではなかったに違いない。睡眠不足の中、レースウィークやそれ以前の準備をしてくれた。
チーム全体のハードワークとチームプレイが最高のリザルトをご褒美として与えられたと思う」


   
 
   
 
 
ニュルブルクリンクでは2008年以降グランドスタンド周辺を大規模に改修。今年の3月にはグランドスタンド下に、横浜ゴムの「ヨコハマ・ストアー」がオープンして話題を集めている。

広さ300平方メートルという広いスペースは「YOKOHAMA」のロゴも誇らしげにコーポレートカラーである赤と黒を基調にしている。ショールームにはさまざまなタイヤが展示紹介されているほか、キャップや時計、ウェア類などのグッズも販売、さらには軽食スペースも用意している。
サーキットのショールームらしくレーシングカーやカートの展示や、今の時代らしくエコタイヤの説明なども行われており、レース期間中も大勢の人が訪れていた。

このほか、コースには「YOKOHAMA」や「ADVAN」の名を冠したコーナーもあり、「ヨコハマ・テストセンター」という開発拠点も構えているニュルブルクリンク。世界的に見て自動車開発、そしてモータースポーツにとって重要な位置づけとなるこの地においても、YOKOHAMA/ADVANはしっかり根を下ろしてタイヤの進化に取り組んでいる。
 
 
   
 
         
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