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HOME / MOTORSPORTS / ADVAN FAN / Vol.92 News Index
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毎年5〜6月にドイツのニュルブルクリンクにおいて開催されるツーリングカーの24時間レース。これが世界最大規模の自動車レース、通称「ニュル24時間」だ。
参加車両は200台、レースウィークに訪れるファンは20万人を超える、まさに世界最大級のイベントには、ヨーロッパを中心に世界各国からチャレンジャーが集まってくる。

そんなビッグイベントにADVANも参戦。
今年はより力を入れてタイヤを供給したばかりか、ワークス的なチームと共にタイヤを開発。このニュルブルクリンクで得た情報は、今後のタイヤ開発のための大切なデータとなっていく。
 
   
 
 
ドイツの空の玄関、フランクフルトから北西方向へクルマで2時間ほど、ベルギーとの国境に近いアイフェル山中、12世紀の古城がそびえ立つニュルブルク村がある。

ニュルブルクリンクは、1927(昭和2)年に第一次世界大戦の失業者対策として建設され、1周約20kmのノルトシュライフェ(北周回路)、1周約5kmのズートシュライフェ(南周回路)が完成した。
完成直後からドイツ・グランプリが開催され一躍ドイツを代表するサーキットに。第二次世界大戦後も1976年のニキ・ラウダの事故までF1ドイツ・グランプリの舞台として使用された。

ノルトシュライフェは1周20kmという距離もさることながら、高低差も300mとまさに山岳コース。左右のブラインドコーナーはもちろん縦方向のブラインドコーナー、車両が一瞬浮くジャンピングポイントもある。
うねりながら続くコースはほとんどが4速以上を使用する高速コースで、最高スピードは300km/h近くに達する車両もあるほどだ。
 
 
   
 
 
そのようなニュルブルクリンク、ノルトシュライフェのコースだが、コース路面はでこぼこも多く「世界のありとあらゆる路面状況を20kmのコースに集めた」と言われるほど。
さらに天候不順となることも多く、コースの西が快晴でも東側では大雨になるなど、天候や路面温度の変化も著しい。

ヨーロッパの高性能スポーツカーはこのコースでハンドリングのテストを入念に行い市販化されるほど。もちろん日本の車両も日産GT-R、ホンダNSX、スバル・インプレッサなどはニュルを走りながら開発されてきた。

もちろんこれは自動車だけでなく、タイヤの開発にも同じことが言える。

つまりオーバーに言えば、ニュルに対応できるタイヤこそが世界基準のタイヤとなることができるのだ。
 
 
ニュル24時間は、かつて「世界最大の草レース」と呼ばれたように、現在でもお祭りムードがたっぷり。20万人を超える熱狂的なファンは、レースウィークにキャンピングカーやテントを持ちこみキャンプやバーベキューを楽しみながらレースを観戦する。

当然コースには焚火の煙が充満し、肉の焼ける匂いが漂う。そして大音響でヘビーメタルをかけながらビールを飲みながら初夏のイベントを楽しむ。
こんな雰囲気のレースは他ではなかなかお目にかかれない。
 
 
 
 
 
ADVANが「ニュルブルクリンク24時間レース」にタイヤを供給し始めたのは、1980年代にさかのぼる。グループA車両が中心であった時代には総合の1-2-3フィニッシュを飾ったこともあった。

今年は地元のプライベートチーム、ブラックファルコンのアウディR8 LMSとBMWにタイヤを供給。特にR8には先行開発中の新しいスペックのタイヤを供給することになった。
他にはアストンマーチンワークスチームのV12バンテージと新型4ドアスポーツのラピード、レクサスIS Fにもタイヤを供給。またポルシェやBMWなどを使用するプライベートチーム計60台にタイヤを供給することになった。
 
 
   
 
         
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