エントリーフォーミュラとして期待の若手ドライバーが多く参戦しているSuper-FJ。
このページでは、Super-FJという戦いの舞台で腕を磨き、さらなるステップアップを目指している注目のドライバーたちをご紹介いたします。 |
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中野 貴功 選手
−17歳の新鋭は、目下2戦2勝!尊敬する道上選手と一緒に走るために
昨年、SRS-Fを受講して、F4にも1戦だけ出場したので、Super-FJでフォーミュラが初めて・・・というわけではないのですが、いざ乗ってみると、決して簡単な乗り物ではない、ということを強く感じました。特にシフトが難しいですね。
とはいえ、台数も多いので走っていて、楽しかったというのはありました。
ここまで2戦出て、両方とも勝てているのですが、どうにもスタートが苦手で(笑)。カートって全部ローリングスタートですからね。
でも、順位を落としても、そんな焦らないというか、『またやってしまった』とすぐ切り替えられるのです。『順位上げていけばいいや』って。
目標は今年に関していうと、実戦の中で学んでいくことと、もっと勝ち続けること、それとチャンピオンを獲ることです。
その先はカート時代からお世話になっている、道上龍選手と一緒にSUPER GTを戦うことですね、一番の目標は。道上選手がおられるうちに!
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なかの きよし
1992年12月1日生まれ、京都府出身。
小学校3年生からカートに乗り始め、ジュニアレースを経た後、'08年に全日本カートKF2クラスでランキング6位に。
'09年はSRS-Fを受講していた。
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蒲生 真哉 選手
−F3ドライバーを弟に、いつか同じ土俵でレースを
これまでカートレースしかやったことがなかったので、フォーミュラは今年、Super-FJが初めてです。カートに比べれば、やっぱりクルマが重いので、うまくスライドをコントロールしたり、曲げたりするっていうのが難しいように思いました。カートの方がグリップは高いし・・・。
まぁ、最初よりはだいぶ慣れてきましたが、まだものにはできていません。最初のレースではスタートをミスしてたことが、すべて結果にも響いてしまいましたけど、あの頃に比べれば、タイムも安定してきましたし、ミスも少なくなってきました。
蒲生尚弥は僕の弟です。弟は最初からプロを目指していたので高校を卒業するとすぐ、トヨタのオーディションを受けたので、先にデビューしたんですが、僕は普通に大学行って、働いて・・・という感じでやっているので。
プロは目指していませんが、鈴鹿と岡山で、あと日本一決定戦を制して、近い存在になりたいな、というのは少しありますね。
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がもう しんや
1986年4月19日生まれ、岡山県出身。
カートレースを始めたのは、今から7〜8年前。主に地元中国地区のレースを戦い、'06年には全日本カートICAクラスにスポット参戦の経験を持つ。
最高位4位。
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山部 貴則 選手
−開幕戦はラッキーな勝利。でも、今は違う。自信もあります!
レースは子供の時から好きでしたけれど、そうそうやれるような環境じゃなかったんです。それでも何かやりたくて、最初はレンタルカートで。高校生の時から近くのカートランド関越に自分で通うようになりました。
だけど、レンタルではそのうち飽き足らなくなって、その後にミッションカートを趣味みたいな感じでやっていたんです。
フォーミュラは去年からで、ウィンズに入ったのがレース出場のきっかけです。本格的には、2年のキャリアしかないことになります。
開幕戦はラッキーで勝てたと思っています。
でも、それから今まで練習もしっかりやってきたし、セッティングも詰まってきたんで、今は自信もあります。2戦目は2位だったんで、ちょっと悔しいけれど、(優勝した神子島みか選手と)差はそんなにないと思いました。
ですから、目標はやっぱりチャンピオン!
できれば来年、上に行きたいですね。手応えですか、ありますよ!
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やまべ たかのり
1985年4月11日生まれ、群馬県出身。
レンタルカートでカートランド関越を走り始め、その後125ccのミッションカートに転向。
ウィンズのスクール受講後、昨年は筑波FJ1600を戦い、最高位は4位。
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佐伯 和洋 選手
−もてぎでデビューウィンは飾ったけれど、 まだまだ僕は発展途上、もっと速くなります
FJ1600に比べ、Super-FJは少しダルというかロール感があって、例えばアクセルとかブレーキで待つような動作に慣れていないですね、まだ。
実はカート時代のオン・オフみたいな操作でもFJ1600なら走れたんですが、Super-FJじゃそうはいかない。ドライでの練習が少ないのが、たぶん影響しちゃっているんだと思います。
まわりから言われますよ、『まだブレーキが、ラインの取り方も甘い』って。
そういう意味では、もてぎで勝てましたけど、僕はまだ発展途上。もっと練習して、走りの精度を煮詰めていかなきゃいけないと思っています。
とはいえ、もてぎは一度勝った弾みがあるんで、最後までチャンピオン争いをして何とか!
筑波も一緒で取りこぼしがないようにして、両方とも最後まで走り続けたい。競争力があるうちはどちらも出るつもりです。
憧れのドライバーはセナ、シューマッハ。レーサーになるのは、小さい頃からの夢でした。
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さえき かずひろ
1986年6月20日生まれ、神奈川県出身。
高校入学とともにカートレースを始め、デビュー戦でPP獲得。'08年にはAPGカップでチャンピオンに。
'09年、ザップスピード加入、筑波FJ最終戦でデビュー。
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神子島 みか 選手
−今年はチャンピオンを獲ります! 女性メカニックと力を合わせて
レースを始めたきっかけは、父親に無理矢理やらされて(笑)。カートレースからなんですが、15歳でいったんやめているんですよ。でも、やっぱり走りたいという気持ちが強かったので、18歳の時にFJ1600をまた、やり始めることにしました。
今シーズンはクルマのセッティングを、予選よりも決勝に合わせています。なのに、開幕戦はオープニングラップでクラッシュしてしまって・・・。でも、手応えはあるので、すごく楽しみではあります。
それと今まで私は、いろんなところで、いろんな人にお世話になってやって来たので、今年は自分でも何かやろうと考えて。
最近はメカニックになりたい女性の方が、学校に多く入ってきているということなので、NATSさんの協力で、そういう人たちに手伝いにきてもらっています。どんどん女性がモータースポーツ界に増えていったらいいですね。
みんなで力を合わせて、頑張っていこうと思っています!
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かごしま みか
1986年5月17日生まれ、東京都出身。
小2からカートに乗り、榛名シリーズでは数々のタイトルを獲得。
'06年に富士FJ1600でタイトルを奪い、FCJを経て王座奪還のため、昨年より再び筑波Super-FJに参戦。
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中村 ひかる 選手
−感動を与えるドライバーになるため、ステップアップし続けます!
一昨年まで全日本カートをやっていて、そこからステップアップするためにルボーセに入り、一年間練習していたんです。去年の暮れにやっと免許が取れたんで、今年デビューすることができました。
開幕戦ではポールを獲れたから、自信はつきましたね、『行けるんだな!』って感じで。だけど、2位だったのが悔しかった。
2戦目もポールが獲れたのに、また同じようにスタートを失敗してしまって、やっぱり2位。変な焦りとかはないけれど、早く勝ちたいというのが本当のところです。
レースを始めたきっかけは、たまたま乗ったインドアカートにハマって、そこからです。確か3歳の時だったと思います。
もちろん他のスポーツもやってきましたが、最終的にはレースがいちばんだと。みんなに感動を与えられるようなドライバーになりたいんです。
だから今年はちゃんとチャンピオンになって、まずはFCJに進んで。ワークスチームに入って上に行けたら、と思っています。
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なかむら ひかる
1991年12月25日生まれ、東京都出身。
3歳の時にインドアカートに乗って、レースデビューはその2年後。全日本カートの出場権も持つ。
最高位は2位。昨年はFJ1600で練習に明け暮れていた。
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松原 亮二 選手
−スーパーFJは、どのフォーミュラとも違う 多くの経験で感じる印象
日本一を獲った2004年以来、昨年の暮れから久々にSuper-FJとは言え、このカテゴリーに出た理由ですか?
新しく始めたガレージのクルマを熟成させることで、お客さんに関心を持ってもらおうという、そういうお手伝いのような感じなんですよ。だから、もちろん結果が良い方がいいですけど、あそこはトップ争いができそうだ、って思ってもらえれば、いいかなって。
FJ1600と比べると、重心の高さがいちばん違うように思います。これはどのフォーミュラとも違うような気がします。足もすごく動くし・・・。
特にウエスト07Jは、レースが始まった頃からあるマシンなので、独自の動きに最初から想定以上の何かがあって、コントロールが難しいところがあるのかな、という気がします。
勝ちたいんですけど、まだそこまで見えてきてはいません。だから、しっかりクルマを仕上げて、あわよくば表彰台に上がれれば、と思っています。
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まつばら りょうじ
1975年8月18日生まれ、群馬県出身。
2004年にFJ1600日本一決定戦で優勝し、その後フォーミュラ・スズキ隼で王座に。
フォーミュラ・トヨタやF4を経て、昨年はヴィッツ関東シリーズ、チャンピオン戦で、出たレースすべてで優勝。
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