FIAアジア・パシフィック・ラリー選手権のマレーシア・ラリーに参戦したADVANユーザーをご紹介しましょう。
「クスコ・レーシング」は、柳澤宏至選手/中原祥雅選手のコンビと、炭山裕矢選手/加勢直毅選手のコンビが出場する2台体制で、車両は昨シーズンから引き続き、三菱ランサー・エボリューション]を投入しています。
柳澤選手はAPRCに参戦を始めて4年目。 マレーシア・ラリーの印象と、今年の抱負を語ってもらいました。
「目標はAPRCシリーズチャンピオンです。今までもう少しのところで優勝を逃すというラリーが多かったので、まずは確実に1勝をあげていきたいですね。
マレーシアの特徴は気合を入れてアタックすると危険なコースです。トリッキーでジャンクション(分かれ道)も多く、またプランテーションの中は狭くて木の間をすり抜けるような場所があったり、道幅も狭く、また側溝もあるので要注意です。
コンスタントにタイムを出しながら、ミスをせずに走りきれる者が勝つというラリーになるでしょう。また過去のリザルトを見ていてもそうですよね。
車両は昨シーズンに引き続きランサーエボリューション]です。いろいろと細かい詰めも行ない、良い仕上がり具合です
今シーズンから車両規定が変更になり、エンジンのターボ・リストリクター径がφ32からφ33へと拡大されましたが、おかげでトルクもパワーもより厚くなり、全体的なボリュームも増えた感じです。走らせ方自体は今までと変わっていないかな。」
スタート前日に行なわれたシェークダウン走行では、さっそくベストタイムを出すなど、マレーシアとの相性も良いようでした。
チームメイトの炭山選手は、アジアカップを狙っています。
「目標はコンスタントに上位争いをしたいですね。特に次の北海道ではトップ争いに加わりたいので、そのためにも今回のマレーシアでは、気分よく、いい流れでラリーをフィニッシュできればと思います。
でもマレーシアでは何があるかわからないので、油断せずに、そして北海道へとつなげて行きたいです。」
APRCに登録はせず、アジアカップに照準を合わせての参戦だそうです。