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HOME / MOTORSPORTS / ADVAN FAN / Vol.72 News Index
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奴田原文雄 選手
>> 公式サイト
初めて訪れたスリランカで触れたモータースポーツ、「FOXHILL SUPER CLOSS 2009」。
私と同じADVANカラーのランサーエボリューション]で戦うディネシュさんともお会いすることが出来て、とても良い一日になりました。日本ではダートコースで複数のマシンが同時に走行してトップを争いあう形態の競技は見る機会が無いので、とても新鮮でした。
こうして実際の競技を目の当たりにすると、スリランカのモータースポーツ事情ってどうなっているんだろう?と、俄然興味がわいてきました。
そこでディネシュさんや会場にいた皆さんからお聞きした「スリランカ・モータースポーツ事情」とスリランカでも活躍するADVANについてを、レポートの締めくくりとしてお届けしましょう。
そうそう、珍しい経験をする機会にも恵まれたので、オマケの"試乗レポート"もお届けします!
スリランカのモータースポーツ事情、とりわけラリー関係を紹介したいのですが、ひとことで説明するのは簡単ではありません。
というのも、どうやらいくつかのシリーズ戦があるらしいのです。しかもそれらは、今回ご紹介した「FOXHILL SUPER CLOSS 2009」のようなラリー・クロス競技のほかに、グラベル(ダート)、ターマック(舗装)や、サーキット・レースなどが入り混じって開催されているというのです。

実際に、ディネシュさんも、Slardar Championship、MRA Rally Championship、GT Championship、という3つのスリランカ国内チャンピオンシップ戦に、それぞれ参戦しています。
ただし、車両規則の統一性はあるようで、1台のランサーエボリューション]を、サスペンションの仕様などを変更しながら使い分けているようです。

車両規則は基本的にはグループNですが、それにしてはかなり自由度もあるようです。
例えばターボ・エンジンに関して34φリストリクターの装着(本来グループNは32φ)が義務付けられているのですが、舗装のクローズド・サーキットでは取り外しても良いなど、スリランカ特有のレギュレーションがあるようです。

また有力チームの多くは、海外よりエンジン・チューナーを呼び寄せてECUセッティングを行なっていて、PWRC(FIAプロダクションカー世界ラリー選手権)で顔見知りのエンジニアがイタリアから来ていたりと、国際色は非常に豊かです。
ディネシュさんのランサーエボリューション]に装着されているタイヤは、「ADVAN A036」。サイズは205/65R15でした。
硬質路面での高いグリップ力とトラクション性能を発揮するタイヤです。

一般的な砂利交じりの路面の場合は「ADVAN A035」を選択するそうで、「A036」と「A035」を状況に応じて使い分けているそう。

今回の「FOXHILL」の路面コンディションは、「A036」がベストチョイスだと私も思いました。

スーパーカー・クラスについては、およそ8割のマシンがADVANを装着していました。
ディネシュさん以外の参加者とも話す機会がありましたが、口々にADVANタイヤのトラクション性能とコントロール性の高さを語ってくれたのは印象的でした。

これは決してハイパワーな「スーパーカー・クラス」に限りません。
小排気量のクラスでもADVANの装着率は非常に高く、EK9型シビックなどが参戦しているエンジン排気量1,600cc級のクラスでも6割以上が「ADVAN A035」を装着していました。

このように、スリランカのモータスポーツ界でも、ADVANの高性能が浸透しているようでした。
その他のメーカーとしては、お隣インドのタイヤメーカーが存在感を見せていました。
最後にモータースポーツとは関係ありませんが、スリランカをこれから訪れてみようという方にちょっとした情報を。
気になる"食文化"についてですが、スリランカは1日3食「カレー」が基本。
といっても、日本のカレーライスとは違い、何種類かのカレーをご飯の周りに取り、それを混ぜながら食べます。
食べた後に口がしびれるほど辛いものもあれば、それほどでもないものもあり、種類が分かってくると、とてもおいしく食べられます。
滞在中は、もちろん3食カレーでしたが、味は日本人の口に合うと思います。
ちなみに、現地の人は、器用に手を使って食べているので、やってみましたが手がべタベタに。結局はフォークとスプーンをもらって食べました。


次にスリランカの交通事情。
国内の移動は鉄道か車、もしくはバス。バスは近距離から都市を結ぶ長距離まで、とにかくたくさん走っています。
車は左側通行なので日本車が多く、街角の風景も見慣れた感じがします。ただし運転はかなり"アグレッシブ"なので、レンタカーを自分でドライブするのは避けたほうが賢明でしょう。

そして近場の移動に便利なのが「スリーウィラー」と呼ばれる三輪タクシー。これはインドなどでも見かけるものですが、スリランカの場合は都市部から郊外、そして地方の小さい町まで、とにかくどこに行ってもたくさん走っています。

まさに"庶民の足"なのですが、やはりこれには乗ってみたい。それも運転が好きな自分としては後部座席では物足りない。
ということで、近くにいたスリーウィラーをつかまえて交渉してみたのですが・・・。

「大将、ちょっと運転させてくれないか?」
「日本人、あんた免許持ってるのかい?」
「操作はオートバイと同じ要領で。」
「前進4段、バックも出来るんだ!」
「なかなかスピード出るね、大将!」
「おいおい、調子に乗って事故るんじゃないぞ!」
「おい、あれは日本人じゃないか!?」
「乗っていくかい?安くしておくよ!」
「運転席は、バイクそのままという感じですね〜」
「大将、ありがとさんでした!」
「おいおい、チップははずんでくれよ!」

スリランカの地で最後には「スリーウィラー」の試乗も体験することができました。
         
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