ドライバーラインナップはチームのキャラクターや方向性に大きな影響を与えます。
JIMGAINERの栗山さんは、自らのチームのドライバー陣の関係やキャラクターを、紫電を駆るお二人に似ていると分析します。
栗山浩行さん (JIMGAINER)
Driver : 田中哲也 選手/植田正幸 選手
「ウチのドライバーは正直に言ってプロフェッショナルとアマチュアのコンビネーション。ゆえにおのずとレースの戦略面などでは、紫電に似た方向性になってきますね。
植田選手は2007年に初めてSUPER GTに参戦して、一年間の経験を積んだことで2008年は進歩が見られたと思います。
本人の熱意ややる気も強いですし。その証拠に毎大会、車載映像を使って熱心にドライビングを勉強しています。それも一般的な前方を映している内容だけでなく、田中選手の足元、つまりペダル操作まで撮影して研究材料にしているのです。
先生役もつとめる田中選手は、集中力などに優れたベテランの域にあるドライバー。
2008年はマシンの方に発展途上な面があって、エンジニアとしてはドライバーや他のチームの皆さんにご迷惑をお掛けしてしまった部分があったことが反省点ですね。」
この分析には、Cars Tokai Dream28の渡邉さんも同意見。
渡邉信太郎さん (Cars Tokai Dream28)
「植田選手と高橋選手、ともに会社経営をされながらレースに参戦しているということで、境遇的に似ていますよね。
だから、ウチもレース中に高橋選手に"植田さんが●×秒で走っていますから、負けないように!"なんて無線を入れたりもしますし(笑)。」
すると、"やっぱり!"という表情でJIMGAINERの栗山さんもピットでの本音をチラリ。
栗山浩行さん (JIMGAINER)
「お互いさまですね〜。ウチのチームや植田選手にとっても、高橋選手はベンチマークなんですよ(笑)。」