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PROJECT OUTLINE
地球環境保護の必要性が世界的に認識を高めているなか、横浜ゴムでは「トップレベルの環境貢献企業になる」ことを掲げてさまざまな取り組みを展開しています。
その活動は「eco MOTION(エコ・モーション)」というスローガンの下で積極的に進められていますが、2008年夏・新たなプロジェクトが動き出します。

そのプロジェクトとは「ecoレーシングタイヤによる、24時間耐久レースへのチャレンジ」。
 
横浜ゴムではECOタイヤDNAシリーズを中心に環境性能の高い商品を多数リリースしていますが、モータースポーツの世界における環境貢献を進めるためにECOレーシングタイヤを新たに開発。
この新たなタイヤを装着したレーシングマシンで、来る7月20日から21日にかけて北海道の十勝インターナショナルスピードウェイで開催される「第15回 十勝24時間レース」に参戦することとなりました。
 
【関連ウェブサイト >> 第15回 十勝24時間レース

TEAM & MACHINE
今回のプロジェクトチーム「eco MOTION」は、「第15回 十勝24時間レース」のEC-2クラスに参戦。
マシンは日産フェアレディZ、スーパー耐久シリーズのST-1クラス仕様。ST-1仕様は排気量3,800ccのV6エンジンを搭載した「Version NISMO 380RS」がベースとなっており、2007年のスーパー耐久シリーズでは「ENDLESS ADVAN Z」がシリーズチャンピオンを獲得しています。
 
車両名称は「ヨコハマ eco MOTION Z sato」。
ドライバーは先のSUPER GT・マレーシア戦で二年連続優勝を飾ったKONDO Racingの近藤真彦監督が、今回はドライバーとしてステアリングを握ります。さらにマレーシアでウィニングチェッカーを受けた荒聖治選手、フォーミュラ・ニッポンなどで活躍する横溝直輝選手、スーパー耐久にフルシーズン参戦した経験も持つ一樂智也選手という、4人体制で臨みます。
 
装着するタイヤは横浜ゴムが新たに開発したECOレーシングタイヤ。天然ゴムの使用比率を高めて非石油系資源率を向上させた新時代のモータースポーツ向けタイヤです。

さらに使われる燃料は3%のバイオエタノールを混合した「E3燃料」。
バイオエタノールは北海道・十勝地方で収穫されたビート(砂糖大根)や小麦の規格外品から精製されたものであり、燃料の面でもエコロジーに大きく貢献しています。

DRIVER COMMENT
近藤 真彦 選手 =MASAHIKO Kondo=
 【PROFILE】
1964年・神奈川県出身。
1984年に富士フレッシュマンレースでレースデビュー、全日本F3選手権などを経て、当時の全日本GT選手権などに参戦。
2000年にKONDO Racingを立ち上げ、ドライバーとしてル・マン24時間レースなどへ挑戦する一方、監督としてSUPER GTやフォーミュラ・ニッポンに参戦。
2008年のSUPER GTには「WOODONE Clarion ADVAN GT-R」でエントリー、先のマレーシア戦では二年連続優勝を飾った。

また今年も十勝24時間レースに参戦出来るということで、とても"燃えて"います。
普段はSUPER GTとフォーミュラ・ニッポン、日本を代表する二つのカテゴリーを戦っていて、非常に辛い思いをすることも多いです。もちろんセパンの二年連続優勝というようなハッピーなこともあるのですが、僕自身の「レース好き」としての火を消さないための唯一の手段が、ドライバーとして参戦できる十勝24時間レースです。
今回の十勝24時間、やるからにはもちろんトップを目指して頑張ります。そして、どこの世界でも「エコ」の大切さが叫ばれている中、僕たちもモータースポーツの世界から「エコ」に真剣に取り組んでいることを、今回のプロジェクトを通じて多くの方々に知って頂ければと思います。


荒  聖治 選手 =SEIJI Ara=
 【PROFILE】
1974年・千葉県出身。
1994年にレースデビュー、デビューシリーズでチャンピオンを獲得。3年間アメリカに渡った後、日本に戻ってステップアップ。
2000年には全日本GT選手権に参戦、2003年のSUPER GTではADVANブランド25周年記念マークをまとうスープラをドライブ。2004年には日本人二人目となるル・マン24時間レースの総合優勝を飾った。
2006年シーズン中盤からKONDO RacingよりSUPER GTに参戦、2007年、2008年と二年連続でマレーシア戦を制した。

シェイクダウンで乗ってみた感じでは、ECOレーシングタイヤを装着することによって、マシンのセッティングを変更するといった必要性は無いと思えました。通常のレーシングタイヤとほぼ同じフィーリング、そしてパフォーマンスを発揮してくれています。
走行する上で特に走り方を変える必要もなく、驚いているというのが第一印象です。
特に連続で周回を重ねたときの安定感は十勝24時間レースでは大きな武器になってくれると感じています。


横溝 直輝 選手 =NAOKI Yokomizo=
 【PROFILE】
1980年・神奈川県出身。
1993年にカートデビュー、緒戦で優勝を飾る。'96年から全日本カート選手権に参戦、1999年にフォーミュラ・トヨタ(FT)へのスポット参戦で4輪レースデビュー。
2001年にFTのシリーズチャンピオン、その後全日本F3選手権やマカオグランプリへの参戦を経て、2005年からSUPER GT、2006年からはフォーミュラ・ニッポンにステップアップ。2008年はKONDO Racingからフォーミュラ・ニッポンに参戦している。

走り出す前はECOレーシングタイヤということで性能面に対する疑念があったのが正直なところですが、実際に乗ってみると、ECOレーシングタイヤに対して違和感を感じることは全くありませんでした。僕は他のドライバーよりも比較的長めに乗ったのですが、グリップレベルのドロップを感じるようなことも無かったですね。
事前にECOレーシングタイヤだと聞かされていなければ、気がつかないほどの高いレベルに仕上がっているのは間違いありません。
今回、このプロジェクトに参加させて頂いて、とても光栄に思っています。


一樂 智也 選手 =TOSHIYA Ichiraku=
 【PROFILE】
1965年・兵庫県出身。
12歳から23歳までアメリカに在住、大学を卒業して日本に帰国。
2004年からレース活動を開始、鈴鹿1000kmレースで2年連続表彰台を獲得。
2005年にはスーパー耐久シリーズにRX-7を駆ってフル参戦、あわせて岡山チャレンジカップ・ポルシェトロフィーではランキング2位に輝く。
栄養学の博士号を取得しており、自らのブログなどでもモータースポーツの話題に加えて栄養学や健康に関する知識の普及に努めている。

僕は環境の問題が気になっている一人なので、昔から「エコ」を考えたレースをやりたいと思い続けていました。ですから今回のお話しを聞いたときには「絶対にこれは参加したい!」と嬉しく思いましたね。
実際に乗ってみて「こんな良いタイヤは久しぶり!」と思えるほどの高い性能を持っているECOレーシングタイヤ、今からレースが待ち遠しい気持ちでいっぱいです。
今回はドライバーとしてのみならず監督も兼ねての参戦ですが、とにかくみんなで楽しく、エコを取り入れたチャレンジで歴史に残るような戦いをしていきたいですね。

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