カートへの本格的な参戦や将来を見据えてステップアップを目指すのであれば、JAF(日本自動車連盟)が発給するカートライセンスの取得が必須となります。
カートについては4輪自動車競技用とは別個にカート競技用ライセンスが設定されており、ドライバーライセンスについては以下の表のような仕組みになっています。
まず最初のステップとなるのが「ジュニアB」ライセンス。10歳になると取得可能で(14歳未満まで)、全国各地で開催されている講習会を受講して合格することでライセンスを手にすることが出来ます。なお10〜11歳の受講については親権者または保護者が一緒に受講しなければなりません。
ここから先は参戦経験を積むことで「ジュニアA」「ジュニア国際」とステップアップしていくことも出来ますし、年齢に応じて制限解除が適用されると「カート国内B」「カート国内A」「カート国際C」とジュニアカテゴリーよりも更に上のクラスを目指す道も開けてきます。
また、JAFライセンスとは別に、より趣味的にカートレースを楽しむための制度として「スポーツ&レジャーカートクラブ(SLCK)」という団体のメンバーに参加資格が与えられるSLカートレースというシリーズもあります。
こちらも全国各地のカート場で盛んにイベントが開催されているので、まずはSLシリーズでカートレースを体験して、更に上を目指すためにJAFライセンスの取得にチャレンジするという方法もあります。
いずれにしてもカートに興味を持ったらライセンスの仕組みやカート車体の購入などについての情報を集めることが必要。
まずはお近くのカートショップなどで相談してみるのが、もっとも安心出来る"カートレースへの近道"であると言えるでしょう。