期待と注目が集まる中、先のD1GP第5戦でデビューしたランサーエボリューション。熊久保選手のホームグラウンド、エビスサーキットでのデビュー戦は堂々のベスト8進出を飾り、2年連続のタイトル獲得に向けても"新兵器"が高い戦闘力を持っていることを実証した。
「今年のD1、ここまではとりあえず順調ですね。
今回(第5戦エビス)はベスト8で負けてしまいましたが、まわりのみんなも同じくらいのところで負けたので、結局ランキングは2位のポジションを守ることができました。シリーズチャンピオンは十分狙えますよ!」
全7戦で競われる2007年のD1グランプリも、残すところあと2戦。九州・オートポリス、そして富士スピードウェイというカレンダーになるが、ランキング争いは熾烈を極める。
第5戦を終えてランキング2位の熊久保選手、トップとの差は僅かに「2」、さらに3位の選手との差は「4」という混戦模様だけに、最終戦までタイトル確定は持ち越しとなる公算も大きい。
「タイトル争いについて、今シーズン最初は『まあいいか』と思っていたけれど、今は十分に狙えるところにいると思います。期待してください!」
小山さんのこの言葉は、ランサーエボリューションの戦闘力に大いなる自信を持っていることの現れだろう。
そして、熊久保選手も自信を覗かせながら、インタビューの最後をこう締めくくった。
「D1初の2連覇を目指して頑張りますので、ランサーファンの方もぜひD1を観にサーキットに足を運んでください!」