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WTCC|FIA世界ツーリングカー選手権
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日程・レポート・結果表 2010年のWTCC WTCCを戦うタイヤ
参戦車両の概要 主な参戦車種
Preview|次戦のプレビュー
カレンダーも9月に替わり、WTCCも長かった夏休みを終えてシリーズは後半戦に突入。第15戦&第16戦はこの週末、ドイツのオッシャーズレーベン・モータースポーツアリーナを舞台に開催される。

7月末にチェコのブルノで開催された前戦では、第1レースでシボレーのロブ・ハフ選手が今季初優勝、第2レースではアンディ・プリオール選手がBMWにとってWTCC参戦通算50勝目となる記念すべき優勝を勝ち取った。

一方では、シリーズランキング争いでトップを走っていたシボレーのイヴァン・ミューラー選手が、まさかの2戦連続ノーポイントでレースを終えた。セアトのガブリエレ・タルクィーニ選手は第1レースで準優勝したものの、第2レースは終盤でマシントラブルからノーポイントとなってしまった。

ランキング争いの両雄にとっては苦しい展開となったブルノ、この結果シリーズチャンピオン争いはますます拮抗することに。トップの座はミューラー選手が辛くも守っているが、2番手のタルクィーニ選手との点差は僅か5点にまで縮まった。さらに3番手のプリオール選手はミューラー選手と16点差に迫り、4番手からも32点差でハフ選手が追いかけている。

こうした現状を踏まえてオッシャーズレーベン戦の行方を占うわけだが、やはり地元・BMW勢が前戦のブルノに続いて得意としているサーキットなのである。
戦歴を振り返ると、2005年のWTCC発足から昨シーズンまで5年間で10戦が開催されているが、何と2007年の第1レースを除いた9戦でBMWが表彰台の真ん中に立ってきているのだ。昨年も第1レースをプリオール選手、第2レースはアウグスト・ファルファス選手が制しており、今季もやはりBMW勢が戦いの主役となると予想される。

さらにBMWの二人について戦績を詳しく見ると、プリオール選手は2005年、2006年、2009年のそれぞれ第1レースで優勝。一方のファルファス選手は2007年の第2レース、2008年の第1レース、2009年の第2レースで優勝しており、勝ち星はともに"3"で並んでいる。

ひとつ面白いのはプリオール選手は全てローリングスタート方式の第1レースを制していること。では予選から速さを見せての勝ち星かというと、ポール・トゥ・ウィンを飾ったのは2006年のみ。2005年は4番グリッドから、2009年に至っては15番グリッドという後方から、混乱などを巧くかわして追い上げを見せての勝利である。
ファルファス選手も似た感じで、第1レースを制した2008年は5番手スタート。リバースグリッドとなる第2レースについても、2007年は2番手、2009年は3番手グリッドからのスタートであり、両者ともに決勝で見事なバトルを演じて勝ち取った栄冠だということがわかる。

このようにBMWがデータの上では圧倒的に有利となっているオッシャーズレーベン。
ドライバーズタイトル争いはもちろん、マニュファクチャラーズタイトル争いでもBMWが一気に躍進を見せる可能性がある一戦は、WTCCファン、そしてBMWファンにとって絶対に見逃せない一戦となる。

対してシリーズランキングでトップを守っているシボレーは、オッシャーズレーベンでの優勝経験が皆無。
ただ、2007年の第1レースで唯一BMW以外の優勝を飾っているドライバーこそ、当時はセアトを駆っていたイヴァン・ミューラー選手。シボレーにとっては、悲願のマユファクチャラータイトル獲得に、そしてミューラー選手にとってはセアト時代に続く2回目のドライバーズタイトル獲得に向けて、ひとつの"天王山"となる重要な戦いだ。
 
 
第15戦&第16戦(ドイツ・オッシャーズレーベン) 補正ウェイト
車 種 ラップタイム差 補正ウェイト
BMW E90 320si 0.2 +40kg
BMW E90 320si (OLD MODEL) 0.6 +10kg
BMW E90 320si (シーケンシャルギアボックス) 2.4 -20kg
シボレー・クルーズ LT 0.0 +40kg
シボレー・ラセッティ 1.2 -20kg
セアト・レオン TDI (ディーゼルエンジン) 0.1 +40kg
 
 
さて、先に10月30日から31日にかけて岡山国際サーキットで開催される「FIA WTCC Race of JAPAN」に参戦する日本人ドライバー4人が発表された。昨年に続いて参戦する谷口信輝選手、2年ぶりの参戦となる谷口行規選手、そしてともにWTCC初参戦となる柳田真孝選手と伊藤善博選手という顔ぶれである。

既報の通り来シーズン(2011年)のWTCC・日本ラウンドは、開催地を鈴鹿サーキットの東コースに移すことが決定している。

さらに言えばWTCCのテクニカルレギュレーションもこのオフシーズンに大きく変更され、2011年からはFIA SUPER1600規定のマシンで競われることになる運びだ。
具体的にはエンジン排気量が現状の自然給気の2,000ccから、ターボチャージャー付の1,600ccへと改められる。このため、参戦車種の顔ぶれが来シーズンは変わる可能性も高いのだ。

つまり、2010年の「FIA WTCC Race of JAPAN」は、FIA SUPER2000(およびDIESEL2000)マシンの走りを岡山国際サーキットで見られる貴重な機会となる。
特に観客席とコースの距離感がとても近く、WTCCならではの超接近戦を堪能出来る岡山国際サーキットで、ぜひ世界最高峰のスプリントバトルを思いっきり堪能していただきたい。そしてなにより、今年こそは"三度目の正直"で青空の下でのドライコンディション・レースとなることを、多くのファンのみなさんと一緒に祈りたいものだ。


RANKING|ランキング
【選手権ポイントランキング (第14戦終了時点)】
順位 No. ドライバー 車 両 ポイント
1 6 イヴァン・ミューラー シボレー・クルーズ 199
2 1 ガブリエレ・タルクィーニ セアト・レオン TDI 194
3 11 アンディ・プリオール BMW 320si 183
4 7 ロブ・ハフ シボレー・クルーズ 167
5 8 アラン・メニュ シボレー・クルーズ 116
6 3 ティアゴ・モンテイロ セアト・レオン TDI 113
7 10 アウグスト・ファルファス BMW 320si 109
8 2 トム・コロネル セアト・レオン TDI 101
9 29 コリン・タルキントン BMW 320si 60
10 18 フレディ・バース セアト・レオン TDI 45
11 5 ノルベルト・ミケリス セアト・レオン TDI 42
12 4 ジョルディ・ジェネ セアト・レオン TDI 38
13 17 ミシェル・ニュケア セアト・レオン TDI 22
14 20 ダリル・オーヤン シボレー・ラセッティ 9
15 25 セルジオ・ヘルナンデス BMW 320si 5
16 24 クリスチャン・ポールセン BMW 320si 4
17 26 ステファノ・ディアステ BMW 320si 3
18 21 メルディ・ベナニ BMW 320si 2
19 34 レオネル・ペルニア シボレー・クルーズ LT 1
19 19 ハリー・ボルカード シボレー・ラセッティ 1


【YOKOHAMAインディペンデントトロフィー ポイントランキング (第14戦終了時点)】
順位 No. ドライバー 車 両 ポイント
1 25 セルジオ・ヘルナンデス BMW 320si 96
2 26 ステファノ・ディアステ BMW 320si 78
3 29 コリン・タルキントン BMW 320si 73
4 20 ダリル・オーヤン シボレー・ラセッティ 68
5 19 ハリー・ボルカード シボレー・ラセッティ 61
6 15 フランツ・エングストラー BMW 320si 60
7 21 メルディ・ベナニ BMW 320si 56
8 24 クリスチャン・ポールセン BMW 320si 43
9 16 アンドレイ・ロマノフ BMW 320si 17
10 27 ピエール-イブ・コルタル セアト・レオン TFSI 13
11 38 トム・ボードマン セアト・レオン TFSI 8
12 33 ファビオ・ファビアーニ BMW 320si 6
13 42 ティム・コロネル BMW 320si 4

Circuit|サーキット紹介
オッシャーズレーベン・モータースポーツアリーナ (ドイツ)

オッシャーズレーベン・モータースポーツアリーナ
ザクセン=アンハルト州都・マクデブルグ市の南西30kmに位置しているオッシャーズレーベン。

WTCCを筆頭にドイツツーリングカー選手権(DTM)やFIA-GT、フォーミュラ3といった四輪レースのみならず、レーシングカートや二輪のレースも盛んに開催されているドイツを代表するサーキットコースのひとつ。

全長は3,696m、中・低速コーナーが多いコンパクトなレイアウトのコースとなっている。

これまでのWTCCでは本文でもご紹介した通り、地元・BMWが好成績を修めてきている。
SUPER2000マシンのレコードタイムは2008年のWTCC・予選で、シボレー・ラセッティを駆るロブ・ハフ選手がマークした1分35秒675(平均車速 139.07kph)。決勝でのファステストラップは、同じく2008年にBMWのアウグスト・ファルファス選手がマークした1分36秒699 (平均車速 137.59kph)
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