1台ずつが同じコースでタイムアタックをそれぞれ行い、速さを競い合うスピード行事。このうち、舗装路面を舞台とするのがジムカーナ競技である。
会場はミニサーキットなどに加えて、ジムカーナ専用コースやスキー場などの敷地が広い駐車場に設定される場合もある。
そして、主に前者は元々のコースレイアウトを活かしたハイスピード型であるのに対して、後者は数多くのパイロンでコースを設けたテクニカル型である場合が多い。
もちろんサーキットコースが会場となった場合でも、コース内にはパイロンセクションが設けられS字スラロームや180〜360度ターンなどが含まれることが一般的である。
ジムカーナはJAFのB級ライセンスで出場出来ることから、モータースポーツとしては最も門戸が広いカテゴリーのひとつ。車両についても最低限決められた安全装備を加えた状態の市販車で出場することができ、改造範囲も厳しく制限されたクラスもあるので、純粋にドライビングテクニック勝負となる傾向が強い。
国内のジムカーナ競技における最高峰となる全日本ジムカーナ選手権。
2010年は昨年同様に全9戦で競われ、最終戦終了後には地区戦の猛者たちと全日本選手が激突する「JAFカップ・オールスター」が催される。
【ADVAN TIRE INFORMATION】
2009年の全日本ジムカーナ選手権でライバルを圧倒する絶対的な強さを見せ続けたのがADVANとともに戦う選手たちだった。
全9クラス中、実に7つのクラスでADVAN勢がシリーズチャンピオンを獲得。第3戦のSUGOラウンドでは、9つのクラス全てで優勝を飾るという快挙をなし遂げて話題を呼んだ。
タイヤについては、SCクラスとDクラスのみでスリックタイヤの使用が認められている。この2つのクラスはADVANがここ数年に渡ってチャンピオンを独占しており、ライバル勢の追従を許していない。
そして、この他のクラスは市販競技用ラジアルタイヤを使う。具体的にはADVAN勢の場合、ADVAN
A050が主役となる。2007年のデビューから強さを見せ続けているADVAN A050だが、2008年にはG/2Sコンパウンドが登場、そして2009年は一部のサイズで構造を含めてチューニングを施したADVAN
A050Aが誕生した。
こうして絶え間ない進化を続けているADVAN A050は、2009年の全日本ジムカーナ選手権を席巻。
勢いは留まるところを知らず、2010年シーズンでも昨年以上の活躍が期待されている存在だ。