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All Japan Gymkhana JAF-CUP
開催日程
2009年11月1日(日)
開催場所
鈴鹿サーキット・南コース
(三重県)
天候/路面
晴 のち 雨/ドライ→ウェット
参加台数
179台
(ADVAN装着車 39台)
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既に全日本選手権は閉幕しているジムカーナだが、一年の締めくくりとなるJAF-CUPが三重県の鈴鹿サーキット・南コースで開催された。
このJAF-CUPは2009年全日本ジムカーナ選手権のシリーズ10位以上、もしくは全国8地区の各地区戦のシリーズ6位以上という成績を修めた選手と、オーガナイザーの選考に基づく選手が集って競われる。
昨年福島県で開催されたJAF CUPで優勝を飾ったADVANユーザーは、亀山伸一、森嶋昭時、小林辰朗、吉野正則、谷森雅彦、小林キュウテンの6選手。
2009年の全日本ジムカーナ選手権で7クラスを制覇したADVAN勢の活躍は、昨年のJAF CUPから始まっていたといえる。

今回の開催地鈴鹿サーキット南コースでは、中部地区戦や近畿地区戦も開催されている。そのためコースは地元勢だけが有利にならないよう配慮された。特に土曜日の公開練習を終えてから複合コーナー出口のイン側に置かれたパイロンや、S字の立ち上がりに置かれたスラロームなどは勝負のポイントにもなった。

雨の予報が出されている中、まずはドライコンディションでスタートした第1ヒート。
2009年の全日本シリーズではADVAN勢が毎戦白星を分け合ったSA2クラス、ともにRX-7を駆る王者・森嶋昭時、松崎充意、藤本泰則の3選手は、ホームコースが違えば得意とするセクションも異なっている。異なるホームコースから得意とするセクションも異なる。パイロンセクションに絶対の自信を持つ森嶋と松崎の両選手に対して高速コースでめっぽう速い藤本選手。

注目の1本目、まずトップに立ったのは松崎選手で1分3秒台で推移していたトップタイムをただひとり2秒台に叩き込んだ。
だが 「2本目はちょっと狙い過ぎましたね。突っ込みすぎたりブレーキを余らせてしまって、ちぐはぐでした。ちょうどターゲットタイムだったんですよね、藤本選手の2本目が・・・」 と語ったように、松崎選手は2本目にパイロンタッチを犯し、タイムを伸ばすことができなかった。

一方で2位につけていた藤本選手はコンセントレーションを高めた2本目、藤本は松崎の1本目のタイムをコンマ4秒近くひき離し逆転優勝。
「1本目を走り終わった後で、タイムアップするポイントがいくつかありました。でも今回は、本当に集中して走らないとタイムが上がらないと思いました。やはり自分で走っている人がコースを設定すると違いますね。全日本の時に走った時と、まったく違う印象を受けました。設定者もドライバーも、見ている人にも楽しいコースだったんじゃないかな」と語って一年を締めくくるのに最高の結果となったことを振り返った。
さらに3位には九州の佐々木裕選手が入り、今回も全日本選手権と同様に表彰台をADVAN勢が独占した。

続くN3クラス、全日本チャンピオンを獲得した柴田優作選手は残念ながら不参加。代わって今シーズンの全日本選手権で柴田選手に次ぐ成績を残したADVANユーザーが活躍を見せた。
丁寧な走りで小林辰朗選手が、まずは1本目2位に付ける。対するのは名阪で全日本通算3勝目を挙げた若杉将司選手だが、こちらはパイロンタッチを喫してしまい下位に沈んでしまった。

「カートやってる頃からココ(鈴鹿南コース)は走っているので知り尽くしているといってもいいですね。だけど今回は楽ではなかったですね。地元有利にならないように置かれた規制パイロンが、いい位置に置かれてたんですよ。踏んでゆこうとするところを、規制されているのでいつもなら使えるラインが使えなかったですね」 と若杉選手。やはり今回のコース設定は、選手の走りに大きく影響を与えていたようだ。
だが今シーズン激戦のN3クラスでシリーズ3位を獲得した実力は伊達ではなかった。2本目にトップタイム塗り替え逆転優勝を飾った。
厳しい状況の中でも結果を残さなければ、チャンピオンは獲得できない。柴田が繰り広げた戦いを目の当たりにして、精神的な強さを身につけている。来シーズンの活躍に期待だ。


今回のJAF CUPで、2009シーズンのビッグイベントはすべて終了。
好成績の影には必ず『正の連鎖』が存在する。SA2クラスで表彰台を独占した裏には、松崎選手が語る緊張感を持った切磋琢磨が。
N3クラスでチャンピオンを獲った柴田選手の近くには、活躍を目の当たりにした次の選手が存在する。
高い領域での比較対象が目の前に存在する集団は、必然的にレベルアップする。2010シーズン、次の階段にステップアップしたADVANジムカーナ選手たちの活躍に期待しよう。
ADVAN A050 誕生 ADVAN A050 開発ストーリー ADVANジムカーナミーティング
Driver's Voice
藤本泰則 選手
 【今回の成績 : SA2クラス 優勝】
今日は路温自体も30度まで行ってなかったので、ADVAN A050のコンパウンドはG/2Sがピッタリでしたね。
JAF CUPには何度か出場していますが、カップを獲得したのは初めてですね。今まで獲れそうで獲れなかったというのが正直なところです。全日本でも最終戦で優勝できたし、来年の開幕戦までこの勢いを無くしたくないですね。

若杉将司選手
 【今回の成績 : N3クラス 優勝】
JAF CUP出場は3回目なんですけれど、初めての獲得です。
1本目はかなり攻めてパイロンタッチしちゃったので、結果を残すためには2本目比較的抑え目に走らなければならなかった。そんな中でも、攻める気持ちで結果を出せたのが良かったと思います。
まだ正式に決まっているわけではないですが、来年は『打倒・柴田』で頑張りたいですね。この流れを来年の弾みにしたいです。
TECNICAL INFORMATION|テクニカル・インフォメーション
グリップの高いレーシング舗装がなされた鈴鹿サーキット・南コース。タイヤへの攻撃性が高いともいわれるが、選手からは走行後キレイに削れているというコメントも聞かれた。
舗装も経年変化の中で骨材の角が取れて丸みを持てば、グリップ力は下がる。走ってみた感覚とタイヤの削れ具合を合わせると大きなヒントとなる。
藤本選手のコメントにもあるとおり、今回は路面温度が30度に達しなかったためADVAN A050はG/2Sコンパウンドがジャストフィットする温度域だったようだ。
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