「車を誰よりも速く走らせたい」
「車を手足のように、思い通りに操ってみたい」
自動車がこの世に生まれたと同時に芽生えたであろう人間の欲求。こうした欲求がモータースポーツ文化の原点にあるのだとすれば、ジムカーナ競技はもっとも原点に忠実な競技であると言えるだろう。
レースのように同時に走行しての競い合いが無い代わりに、一台ずつが走行して純粋にドライビングテクニックを競い合うのがジムカーナ。
JAF国内競技運転者B級ライセンス以上を取得すれば参加できる、最も身近な公認競技会のひとつである。
それこそ週末になると日本各地のジムカーナコースやミニサーキット、敷地の広い駐車場などに設けられた特設コースを会場として、公認競技会や走行会形式のイベントが開催されている。
公認競技会は各地区ごとのシリーズがあり、さらにその上に全国を転戦する最高峰として「全日本ジムカーナ選手権」が位置づけられている。
2009年の全日本戦は北海道から九州までの各地で全9戦を開催。さらに最終戦終了後には地区戦の猛者たちと全日本戦のドライバーがしのぎを削りあう「JAFカップ」も催される。
【ADVAN TIRE INFORMATION】
全日本ジムカーナはナンバー無しのDクラスとSCクラスについてはスリックタイヤをドライタイヤとして使用し、それ以外のクラスでは競技向けスポーツラジアルタイヤを用いている。
2008年のジムカーナ・シーンで話題をさらったのが
「ADVAN A050」。
2007年にデビュー、2008年からは新たにG/2Sコンパウンドを追加ラインナップ、同年開幕戦では森嶋昭時選手が堂々のデビューウィンを果たすなど、強さを遺憾なく発揮した。
森嶋選手はシーズンを通じて安定した強さを見せ続け、激戦区であるSA2クラスでシリーズチャンピオンを獲得。
またN3クラスでもロータスを駆る若杉将司選手が終盤2戦で連勝を飾るなど、
「ADVAN A050」を武器にしたADVANユーザーたちの活躍が光るシーズンであった。
2009年は245/40ZR18サイズのG/2Sに、プロファイルを変更して更に戦闘力を向上させた
「ADVAN A050A」をリリース。
全国のジムカーナ・シーンでADVANユーザーのますますの活躍が期待されるところだ。