全日本ジムカーナ選手権第4戦は北の大地、北海道に舞台を移して開催された。
例年どおりオートスポーツランドスナガワが戦いの場となる。石狩川の河川敷に作られた常設コースは平坦で広く、今回も長いストレートに加えてインフィールドのシケインやコーナリング、さらにゴール前にはターンセクションが置かれ、距離も長く走り甲斐のある設定となった。
天候も朝9時のスタート時から強い陽射しが照りつけ、湿度が低く気温もほどよい感じながら、昼ごろには路面温度も40度近くまで上昇。
やや荒れたコンクリート舗装の路面はタイヤへの攻撃性が高く、グリップレベルは高いものの、タイヤとのマッチングによって操縦性が変化しやすい面もあり、その状況にどこまで対応できるかが勝負となる。
ADVAN勢はFFおよび4WDのクルマはリニューアルされたばかりのADVAN A050 G/Sをチョイスし、前戦のSUGOがウェットおよび低温路面だったこともあり、実質的に今回がG/Sの全日本戦本格デビューとなる。
一方、タイヤへの負担が軽い後輪駆動車は、温度レンジの拡げられたG/2Sをチョイスする。
N3クラスではスナガワを初めて走った若杉将司選手(エキシージS)が土曜日の公開練習で2番手タイムをマークして好調さをアピール。決勝本番でも4位に入り、それに柴田優作選手(エキシージS)が続いて5位となりともに入賞を果たした。
N4クラスではG/Sをチョイスした岡野博史選手(ランサー)が5位に入り、SA2クラスでは開幕戦を制した森嶋昭時選手(RX-7)が3位表彰台をゲット。
さらにベテラン同士の激戦区であるSA3クラスでは天満清選手(ランサー)が3位表彰台を獲得し、ADVAN
A050が安定したポテンシャルを見せる形となった。
また、SCクラスはチャンピオン・谷森雅彦選手は不参加だったが、ADVANスリックを履く町田和雄選手(シティ)がランサー勢に混じって3位表彰台と健闘を見せた。
次戦は富山県のイオックスアローザで行われる全日本ジムカーナ選手権。
フルパイロンコースでの開催となるが、リニューアルしたA050に合わせたセッティングデータも充実してくることから、更なる好成績獲得への期待が高まる。
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