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ジムカーナ最高峰の舞台で発揮されたパフォーマンス
[PN1 Class] 鵜飼洋一 選手
[PN3 Class] 森嶋昭時 選手
[PN4 Class] 岡野博史 選手
エンジニアが語るRevolution
“速さと楽しさ”をさらに進化させたストリートスポーツタイヤ、「ADVAN NEOVA AD08R」。優れた性能に定評ある従来品の「ADVAN NEOVA AD08」をチューニングして2013年3月8日に登場、Revolutionの"R"を新たに冠したネーミングが、革新的なポテンシャルの進化を主張する。

その磨き上げられたポテンシャルの優位性は、早々にモータースポーツの舞台で証明された。
3月9日から10日にかけて開催された全日本ジムカーナ選手権の開幕戦、会場は鈴鹿サーキット・南コース。このジムカーナ競技の最高峰に位置づけられる舞台、PN部門において3つのクラスを制して堂々のデビューウィンを飾ったのである。
ジムカーナとは、決められたコースを決勝日に2本走行して、ベストタイムの速さを競い合う競技である。コースは舗装路面で、ミニサーキットや広大な駐車場、専用コースなどシチュエーションは様々だ。走行は1台ずつ、ゆえにライバル同士の直接的なバトルは無いものの、各選手にはクリアラップを取るための完璧な舞台が用意されることになる。

また、サーキットレースにおける予選とは異なり、前述の通り走行はスタートからフィニッシュまでのアタックを2回のみ行うこととなる。そのコースにはパイロンなどでスラローム区間やターンセクションが設けられていることもジムカーナの大きな特徴であり、60〜90秒程度というレイアウトにおいて1/100秒単位で速さを競い合う。

これをタイヤの視点で見ると、実にさまざまな角度からポテンシャルを試されることになる。
まずスタートは、一部のクラスを除いてタイヤウォーマーの使用が禁じられているので、冷えた状態からのフル加速が要求される。
熱が如何に早くタイヤに入るか、そして冷えた状態でトラクションが如何にかかるかのグリップ性能が求められるのだ。

そしてコース内では高速コーナーから360度ターンまで、右に左にステア操作が連続する。あらゆる速度域のコーナーリングにおいてマシンのポテンシャルを受け止め、確実に路面を掴むことと、優れたコントロール性能へのシビアな要求が待っている。

もちろんコーナーやターンへのアプローチでは、ブレーキング性能も試されるわけで、短い時間の中でタイヤに求められるあらゆる性能が試されるのがジムカーナという競技なのだ。
2013年3月10日、鈴鹿サーキット・南コースで開催された全日本ジムカーナ選手権の開幕戦。
2009年のシーズン途中から新設されたPN部門は、改造範囲が厳しく制限されたマシンに対して、タイヤを1周する複数の縦溝を有し、かつ縦溝のみを有しているのではないタイヤの装着が規則によって定められている。もう少し簡単に説明すると、例えばADVAN A050のような競技向けのラジアルタイヤを使うことは許されず、一般的なラジアルタイヤによって競われることとなるのだ。

その規定に合致するタイヤが、ADVAN NEOVA AD08R。従来品のADVAN NEOVA AD08を進化させた注目のニューフェイスは、今シーズンから4クラスの設定となったPN部門において、3つのクラスを制した。
PN1クラスは排気量1,600cc以下の2輪駆動、コンパクトハッチが鎬を削りあう中でスズキ・スイフトを駆る鵜飼洋一選手が唯一の1分24秒台となる1分24秒906をマークして優勝を飾った。

PN3クラスは排気量1,600ccを超える2輪駆動のうち、FIA/JAF公認発行年またはJAF登録年が2012年1月1日以降という新しい車種によるクラスで、話題のトヨタ86とスバルBRZが主役だ。こちらでもSA2クラスから移籍した森嶋昭時選手のトヨタ86が2ヒートともにベストタイムを刻み、ライバルを制して堂々のウィナーに。
そして三菱ランサーエボリュションやスバルWRXといったハイパワーマシンが属するPN4クラスでも、ランサーエボリューション]を駆る岡野博史選手が、1本目こそパイロンタッチをしてしまうものの、ペナルティを差し引いた"生タイム"ではライバルを圧倒。2本目はしっかりノーミスでリカバリー、クラス唯一の1分18秒台となる1分18秒865で優勝を飾り、さらにこのクラスは4位までをADVAN NEOVA AD08R装着車が独占して圧倒的な速さを見せた。
PN1クラスを制した鵜飼洋一選手。2003年の第8戦で全日本に初出場、2008年までN1クラスを戦った後、2011年からPN1クラスへの参戦を開始したドライバーだ。2012年は輸入タイヤを装着しての参戦、N1時代も国産他メーカーのタイヤで出場していた鵜飼選手だが、鈴鹿ではADVAN NEOVA AD08Rを装着してデビューウィン一番乗りを果たした。
まず初めに、ADVAN NEOVA AD08Rを選んだ理由をお聞きしてみよう。


鵜飼選手 :
「土曜日の公開練習、2本目で初めてADVAN NEOVA AD08Rを履いてみました。鈴鹿に入ってから、間に合えばぜひ履いてみたいと思って、ヨコハマタイヤサービスの方に相談して急遽取り寄せてもらったのです。
ADVAN NEOVA AD08Rは前評判も良かったですし、新しいタイヤは常に履いてみたいと思っているんです。だから、公開練習で一度は履いてみて、それから決勝本番で使うかどうかを決めたいと思いました」

土曜日の公開練習は好天に恵まれ、日中は上着がなくても快適に過ごせる陽気に包まれた。1本目を他メーカーのタイヤで走った鵜飼選手は、2本目でADVAN NEOVA AD08Rを装着して走行した。
鵜飼選手 :
「公開練習のコンディションは、1本目は路面に黄砂が積もっていました。気温は暖かでしたが、1本目の路面温度はそれほど上がっていませんでしたね。

2本目でADVAN NEOVA AD08Rを装着してコースインしたのですが、S字コーナーのところでステアリングを切り込んで行った時に、『このタイヤは、S字を全開で行けるんじゃないか!?』と思いました。現実的には全開で行くのは無理なのですが、そう思わせるくらいに初期のステアに対する応答性が良かったんです。
そして、コーナーリングの脱出に向けてにアクセルを踏んで行っても、ADVAN NEOVA AD08Rはどんどんついてきてくれる。そういった点が、最終的に決勝本番でADVAN NEOVA AD08Rを使うことに決めた理由ですね」


鵜飼選手はこれまで、国産/輸入を問わずいろいろなメーカーのタイヤを装着してジムカーナに参戦している。その経験を通じて、ADVAN NEOVA AD08Rを高く評価してくれた。

鵜飼選手 :
「これまで使ってきたタイヤと比べて、特に違和感というのはなかったです。あえて言えば、ステアに対してとても素直に動いてくれるという点が、良い意味での違和感でしたね(笑)。
僕はこれまで、輸入物も含めていろいろなタイヤを使って参戦しています。実は今年の全日本ジムカーナ選手権についても、いろいろなタイヤを使って参戦していこうと思っていたのですが、これはもうADVAN NEOVA AD08Rの一本に絞って良いのではないか、そう思わせてくれるポテンシャルの高さですね」


土曜日の公開練習を1本走って、ADVAN NEOVA AD08Rの高いポテンシャルを感じて実戦投入した鵜飼選手。経験の無いタイヤで本番を迎えることに不安はなかったのだろうか。
鵜飼選手 :
「正直に言えば、ちょっとドキドキはしましたね(笑)。特に決勝日は気温も低くなったので、低温でのポテンシャルは未知数でしたから。

決勝の1本目はちょっと上手くいかないところがあったのですが、2本目はライバル選手たちのタイムも上がってきて路面が喰う状態にあると判ったので、ADVAN NEOVA AD08Rを信じてスタートしてみました。
そして、中間にあるS字で『これは、キター!!』という感じなって(笑)。
勝つか負けるか、一か八かで走った面もあったので、S字はそれこそ飛び出してしまうかもしれないというくらいに自分の中では攻めて行ったのですが、ADVAN NEOVA AD08Rはその走りに順応してくれたので、『おおっ、これはスゴイ』って思いましたよ。スーッ、スーッとステアリングを切って行った時の反応が、特に良かったですね」


いろいろなタイヤで参戦してきた経験を持つ鵜飼選手が、絶賛するADVAN NEOVA AD08Rの高いポテンシャル。開幕戦の勝利を、鵜飼選手は次のように締めくくった。

鵜飼選手 :
「本当に、良いシーズンインになりました。次戦以降も、ADVAN NEOVA AD08Rを使っていきたいな、と思っています」
[UPDATE : 15.Mar.2013]
         
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