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HOME / MOTORSPORTS / ADVAN FAN / Vol.125 News Index
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タイヤブース紹介
東京オートサロンは「世界最大級のカスタムカーイベント」を謳う。自動車の世界ではオーナーが好みにあわせて改造することを「カスタム」と称するが、その基本とも言えるのがアルミホイールを好みのものに交換することだ。

今や乗用車のホイールはスチールからアルミに主役は完全に交代したと言える。
そして現代のアルミホイールには、本来の機能に加えてドレスアップ需要に応えるセンスの良いデザインや、サーキットでのスポーツドライビングにも対応するパフォーマンスなど、求められるものも多様化してきている。

そんな中で、優れた機能美を追求し、センスあるデザインと高い品質、モータースポーツの実戦などを通じて開発された優れた性能で、多くのユーザーから高い信頼と好評を集めているのが、ヨコハマタイヤのアルミホイールだ。
ホイールブース紹介
新製品プレゼンテーション
インタビュー
東京オートサロン2013 with NAPACの、ヨコハマタイヤが出展したアルミホイールブース。壁一面に最新のラインナップをズラリと展示、モノトーンでまとめたブースに装着車両を展示するスタイルは、既に多くのファンにお馴染みのものである。

今回は新製品を2種類初公開、さらにご好評をいただいているモデルにも、待望のバリエーション追加が行われた。

ブース内には、ADVANホイールを装着した3台の車両を展示。
個性的、かつ機能美あふれるADVANホイールが足元を引き締める展示車両には、期間中多くの来場者から熱い視線が注がれていた。
ホイールブース 展示車両
ADVAN Racing RS-DF × RX-7 tuned by TG.KOMAOKA
2005年に発売されたADVAN Racing RSの系譜を受け継ぐ待望の最新作として、「ADVAN Racing RS-DF」がお披露目された。
その最大のトピックは、RSデザインに鍛造バージョンが遂に登場したという点である。

高い完成度を誇る10本スポークデザインをさらに進化させ、特にスポークの鋭く立ち上げてセンターに落とすデザインを採用、サイドカットが施されていることと相まって、シャープさに一層の磨きをかけている。

また、センター部分にはマシニング彫りで「ADVAN Racing」の文字を刻み込んだ。従来はリム部分に入っていたが、センターに移されたことで存在感はより高まったと言えるだろう。

装着して展示された車両は、FD3S型のマツダRX-7。
今もなお高い人気を誇るロータリー・ピュア・スポーツであるが、展示車両は横浜ゴムのホイールデザイナー・萩原修の愛車である。サラリーマン・レーシングドライバーとして往年のグループAで優勝した経験も持つ萩原は自他ともに認める根っからの車好き。ゆえにホイールはもちろん、車全体としての完成度も素晴らしい一台に仕上がっている。
SPECIFICATION
車両名 MAZDA RX-7 tuned by TireGarden KOMAOKA
ホイール ADVAN Racing RS-DF
Color : RACING GLOSS BLACK タイヤ ContiSportContact
F) 19×9.0J / 114.3-5-25
R) 19×10.5J / 114.3-5-15
F) 225/35 R19
R) 265/30 R19
ADVAN Racing RSII × SWIFT SPORTS tuned by CARROSSER
昨年の夏に発売となった「ADVAN Racing RSII」は、ADVAN Racingシリーズの代表作として幅広い支持を集めている。フルフェイス10本スポークデザインに、シリーズで初めてサイドカットを施行。また、コンケイブスポークの採用により、一段と立体的でメカニカルな雰囲気を持つホイールに仕上げてある。

機能面でも高い品質の鋳造とフローフォーミングによるリム成形で鍛造ホイールに迫る剛性と軽さを実現。
その優れたパフォーマンスは、世界最高峰のツーリングカー・スプリントレースであるWTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)に参戦するBMWも装着して活躍していることでも実証されている。

東京オートサロン2013では、この「ADVAN Racing RSII」を装着した、キャロッセのスズキ・スイフトスポーツを展示。往年の"ホットハッチ"を思い起こさせるコンパクトカーとスポーツドライビングの融合、その走りと佇まいを足元で引き締めているのが「ADVAN Racing RSII」である。
SPECIFICATION
車両名 SWIFT SPORTS tuned by CARROSSER
ホイール ADVAN Racing RSII
Color : SEMI GLOSS BLACK タイヤ ADVAN NEOVA AD08
17×8.0J / 114.3-5-45 215/60 R17
ADVAN Racing RGIII × TOYOTA86 Kai tuned by HKS
ブースの中でも、一際高い注目を集めたのが、HKSの手によって仕立てられたトヨタ86。D1グランプリなどでもお馴染みのマシンだが、この車両の足元には新製品の「ADVAN Racing RGIII」が装着された。

従来のRGIIに対して、フルフェイスにフルロングスポークを採用したRGIII。さらに、よりコンケイブ形状をアグレッシブにしたスーパーGTRデザインを18、19インチに追加設定している。
また、サイドカットの採用によって、スポークを更にシャープに表現。立体感を高めて、ダイナミックな表情を実現した。

装着されたHKSの手によるトヨタ86。今回の東京オートサロンでも会場には多くのトヨタ86が出展され、それぞれが個性を競い合っていた。そんな中でD1やタイムアタックの舞台でストイックに走りを究めるために生み出されたHKSのトヨタ86は、やや異色とも言える存在。
高度なパフォーマンスを目指すこの車両には、優れた機能が生み出す美しさを兼ね備えた「ADVAN Racing RGIII」がベストマッチと言えるだろう。
SPECIFICATION
車両名 TOYOTA86改 tuned by HKS
ホイール ADVAN Racing RGIII
Color : GOLD タイヤ ADVAN NEOVA AD08
Size : 19×10.5J / 114.3-5-25 265/30 R19
ヨコハマタイヤ・モータースポーツサイトにも、たびたび出演している萩原修(右写真)。横浜ゴムのタイヤ第一製品企画部に所属、アルミホイールに関する企画やデザインに携わっており、ヨコハマタイヤのアルミホイールについては“生みの親”とも言える存在だ。

過去の特集記事でも紹介しているが、萩原は自らがアルミホイールをデザインする。
さらに、自らがF3やグループAといったレーシングマシンをドライバーとして駆り、グループAでは総合優勝を飾ったほか、F3では1990年に開催されたインターF3リーグに出場し、後にF1ドライバーとして名を馳せるミカ・ハッキネン選手や、“皇帝”ことミハエル・シューマッハ選手らと同じフィールドで戦っている。

自他ともに認める「無類のクルマ好き」、そんな萩原は自らが企画・デザインするアルミホイールに寸分の妥協も許さない。
東京オートサロン2013で発表した新製品などについて、萩原は熱い思いを語った。


「まずブースのコンセプトですが、今回は輸入車が一台も無くて国産車ばかりという展示に驚いた方もいらっしゃるかもしれません。
展示した3台ですが、例えばトヨタ86は大いに国内市場を盛り上げていますが、当然オートサロンでも会場では各社がたくさん展示するでしょうから、私たちのブースではHKSさんのD1やタイムアタックをしている“コテコテ”の車を持ち込みました。さらにキャロッセさんのスイフトスポーツと、僕の愛車であるRX-7を並べて、国産車でもちょっと意表をついたラインナップとしてみました」


個性的な3台が揃ったブース。そこでは、注目の新製品もお披露目された。


「ADVAN Racing RS-DFは、スポークにサイドカットを入れて一層のシャープさを表現しています。また、センターにはマシニング彫りで“ADVAN Racing”と入れました。このRS-DFは、日本車ならレクサス350IS-FやフェアレディZ、ランサーエボリューション、輸入車であればBMWといった、スポーツイメージの強い車種がメインターゲットとなります。機能的に優れたドライバビリティを受け止めるのみならず、デザインも美しいので街中でも車がより映えると思います。

もうひとつの新製品がADVAN Racing RGIII。従来のRGIIからサイドカットの追加やコンケイブ形状を変更することで、よりスポーツホイールとしてのキャラクターを強くしています。
実は、こういう“ザクザク”っとしたホイールというのは、とてもデザインが難しいんですよ。細かいデザインのホイールというのは、絵を描くときに巧く描けたような錯覚が起きるんです。いっぱい線を描くと自分も安心するというか。逆にRGIIIやADVAN Racing GTのようなデザインは、線が少ないから図面がスカスカな感じで「こんなので、いいのかな?」って思ったりするんです(笑)。
もちろん、そんな錯覚に陥らないように、例えば前後方向のダイナミズムなども考慮しながら、少ない本数のスポークで迫力をしっかり出せるデザインを完成させています」


そしてもうひとつ、「ADVAN Racing GT PREMIUM VERSION」。こちらにはFULL GLOSS BLACKのカラーが新たに追加された。


「艶のあるブラックに対する要望というのは、とても高いのです。ただ、単純に市場の声に応えて追加したというわけではありません。
やはり、自分の中にブラックのホイールに対しての想いというのがあります。しかし、最初からフルグロスブラックを塗ってしまうと、ディテールが乱反射し過ぎて何がなんだかわからなくなってしまうという可能性もあるのです。

そこで、ブラックは先にマッド系をやっておいて、さらに艶のあるものを入れていくべきだという考えに達しました。いま、ここに来て自分の中でフルグロスブラックをやってもいいな、と思ったので、満を持しての投入です。
走っている場面を想像してください。タイヤに対してホイールに艶があるので、キラリと光ってホイールの存在感もより高まって、とても良いと思います。

また、通常品ではステッカーだったスポークのロゴ部分を、マシニング加工による彫り込みとしています。PREMIUMの名にふさわしいハイクオリティな仕上がりで、愛車に装着した時の満足感も一層高まることでしょう」


アルミホイールに求められる機能を高いレベルで実現しつつ、デザインやカラーへのこだわりに妥協しない姿勢。
ADVAN Racingシリーズをはじめ、全てのヨコハマタイヤ・ホイールに共通する萩原の想いは、一本一本に“魂”を込めるように造り上げられ、比類なき高いクオリティを誇るホイールとしてユーザーのもとへと届けられている。


>> 東京オートサロン2013のレポートは、ヨコハマ・ホイールサイトにも掲載されています
[UPDATE : 25.Jan.2013]
             
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