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GT500 Class GT300 Class
 
2011年のSUPER GTに際し、横浜ゴムはこれまでどおりGT300クラスでは全エントリーの約80%という、圧倒的多数のユーザーへのタイヤ供給を行うと同時に、GT500クラスにおいては昨年までの「ADVAN KONDO GT-R」に加え、新たに「WedsSport ADVAN SC430」へもタイヤを供給、2台のユーザーを支えることとなった。

こうした変化を受け、生産体制などに関してはこれまで同様の体制で対応可能であったものの、現場での対応を強化するためエンジニアを2名増強して迎えた今シーズン。
GT500においてはふたつの異なる車種へのチューニングが求められる状況となったが、これまでよりも多くのデータが得られるようになったことで、開発スピードも向上した。

今シーズンは2DAY開催ながらもレースウィークに雨が絡むことが非常に多く、不安定なコンディションに少なからずレース結果、そして開発の進捗状況が影響を受ける側面もあった。しかし、事実上の開幕戦となった雨の第2戦・富士で「WedsSport ADVAN SC430」がデビューレースにして3位表彰台を獲得するという快挙を演じたのを皮切りに、続く第1戦・岡山では「triple a Vantage GT2」がADVAN装着車によるシリーズ通算100勝を達成。さらにGT300で「初音ミク グッドスマイル BMW」がチャンピオンを獲得するなど、ADVANにとって実り多き1年であった。
 
GT500に関してはユーザーが2台に増えたわけですが、これまでと同様に、テーマを持って開発をステップアップしていくというスタンスでシーズンに臨みました。ただ、基本的な開発のスタンスは同じですが、車種が増えたということで、それぞれに異なるチューニングに力を入れる形となりました。

その中で、「ADVAN KONDO GT-R」においては体制面に変化があり、新たにビヨン・ビルドハイム選手が加入しましたが、安田裕信選手が2年目の経験を活かし、クルマのこと、我々のタイヤのことをしっかり踏まえた状態で、開発を問題なく進めることが出来たと思います。
一方「WedsSport ADVAN SC430」に関しては新規参戦となりましたが、我々のタイヤを良く知る荒聖治選手がいましたし、SC430というクルマに関しては片岡龍也選手が経験を持っているという状況でしたので、お陰で開発の方向性がぶれずに済んだように感じています。
もちろん、新規参戦チームである上に中盤戦過ぎまでなかなか満足にテストが出来ないという中で、SC430用のADVANタイヤをまとめ上げるのに時間が掛かったという部分はあったかと思いますが、終盤にかけてテストの機会も増え、タイヤはもちろん、セットアップの面でもかなり進歩した手応えがありました。

残念ながら今シーズンは未勝利に終わり、表彰台も「WedsSport ADVAN SC430」の1度きりという結果でしたが、タイヤの開発とそのパフォーマンスという面ではドライもウエットも、昨年に比べてステップアップ出来たと言う手応えがありますし、雨で走る機会が多かったこと、鈴鹿でウエットのテストが出来たことなどから、ウエットの開発に関しては狙い通りの進化を感じることの出来たシーズンでした。

来年に向けては、決勝をもう少し有利なポジションからスタートしたいという思惑もあり、予選でのパフォーマンスアップが課題になると考えています。競争はますます激しさを増すでしょうが、我々も気を引き締めて戦っていきたいですね。
 
今年は開幕直前に東日本大震災があって、特にGT300クラスではほとんどのチームがテスト出来ず、心配の種がチームにとっては増えたと思います。実際、シーズン中に行われるタイヤテストに各チーム2回出られるのですが、昨年より増えましたね、参加チームは。
でも、タイヤ的には大震災の影響で性能が落ちたということはまったくなくて、他社と競争できるタイヤを供給することが出来ました。その結果、チャンピオンが獲れて、本当に良かったと思っています。

今年はFIA GT勢が有利になるだろうとの予想だったのですが、まさにそのとおりの1年になり、特に「初音ミク グッドスマイル BMW」のポテンシャルの高さにも手助けしてもらって、満足のいくシーズンになりました。

正直なところ、開幕戦も勝っていれば全勝という、さらに気持ちの良いシーズンになったのですが。あの時は雨で、どちらかといえばうちは雨が苦手で、予選で前にいるということが少なくて、まだライバルと同等レベルの性能に至っていなかったというのが今まであるんですが、開幕戦の結果を見て、やっぱりまだ全然ダメだと。

そこで開発にバリエーションを増やして、いろいろ取り組んだ結果、鈴鹿の決勝では「R&D SPORT LEGACY B4」が優勝。でも、まだダメだと自分でも思っていたので、もてぎの最終戦までにいくつかアイテムを揃えて準備をした結果、僕がGT300を担当してから初めて雨の中でもポールを獲ることが出来ました。
今年はタイヤ戦争もより激しくなった中で、よりタイヤ開発も進み、結果も残った1年間でしたね。

でも、だからといって満足はしていません。
チャンピオン獲得が決してゴールではなく、どんなコンディションでも、たとえ何戦あろうと、勝ち続けるのを本当のゴールとしていますから。それに向かって、引き続き努力していきます。
2011年のSUPER GTでも活躍を見せたADVAN勢、そして戦いをしっかりと足元で支え、チャンピオンの称号も獲得したADVANレーシングタイヤ。シーズンを通じて、多くのファンの皆さまから熱いご声援をいただきまして、ありがとうございました。

来る2012年シーズンもタイヤの進化は留まることなく、さらなる好成績を目指して挑んで参ります。ADVANを装着して戦うチーム&ドライバー、そしてADVANレーシングタイヤに引き続きご声援のほど、よろしくお願いいたします。
[UPDATE : 22.Dec.2011]
         
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