■SAMURAI Team TSUCHIYA・土屋武士 選手
僕は生まれた時からADVANが身の周りにあるような、例えば和田孝夫選手の乗っていた、アドバンTS B110サニーが庭に置いてあるような環境で育ったので、『ADVAN』というのは僕にとって『日常』のなかにある一つなのです。
今シーズンのSUPER GTにはポルシェ997で参戦しているのですが、ポルシェはリヤにエンジンがあるリヤ駆動なので、タイヤにとって難しいクルマなんですよ。特にSUPER
GTはタイヤに対しての要求がとても高いカテゴリーなので、そういう意味でも凄く負担がかかる部分なんですが、僕らにとっての開幕戦となった第3戦富士では予選で2位に入ったり、決勝でトップを走ったりと、ポテンシャルの高さを感じました。
その後も、テスト走行がほとんどできない中で、タイヤ開発陣と細かいディスカッションをして進めてきたタイヤがSUGOラウンドでは完璧なパフォーマンスを見せてくれたし、鈴鹿700kmでもトップグループを走ることができました。特に鈴鹿サーキットはタイヤにとって負担がかかるコースですから、そこでトップ争いができたっていうことでも、技術陣、開発陣のレベルの高さを感じましたし、ユーザーとして安心感もありました。
僕はタイヤの開発に関してはすごく細かくてうるさいんです。GT500にいたときも、それ以前にGT300にいた頃も、「えっ、こんな細かいことまで?!」っていうことをバンバン言ってきたと思います。
でもADVANはそれに応えてくれたし、それに対して僕は結果で応えてきました。時にはけんか腰になることもありますが、勝ちたいがために一生懸命やってるんだっていう部分をしっかり受け止めてもらえている、そういうレースが一緒にできて、僕は本当に幸せです。
タイヤはどのクルマにも当然装着されているものですけれど、車種やサイズによって、本当に全然“もの”が違います。僕たちがレースを戦うことで積み重ねてきた結果が、一般車にフィードバックされる。ADVANの技術陣はそういったあくなき挑戦を常に続けているということ、僕が保証しますので、ぜひそれを感じ取って、皆さんのカーライフにつなげてほしいなと思います。