柳田 真孝 選手 アドバン2-イレブン・ドナーゲ
ほぼ1年ぶりにこのクルマに乗ったのですが、軽いし、タイヤのグリップもあるし、とても素直で走りやすいので、乗っていて本当に楽しいですね。このパワーで筑波を1分ちょっとで走れるというのは、やはり車両重量の軽さとタイヤのグリップが効いているからでしょう。
練習のときに、中古タイヤで1分4秒1のタイムが出ていたので、皮算用では1分3秒5はいけるはずだったのに、ABSのトラブルが出て、タイムを出すことができませんでした。そのせいで予選でスピンして走路外走行ということになり、ペナルティが課せられてしまいました。
ペナルティは初めてのことで、コントロールタワーに呼ばれたのも初めてですよ。僕はいいけど、みなさんレースを楽しみにせっかく来ているのにかわいそうにも思えました。
そしてレースも、ABSの症状が最初にしばらく出て、また収まって、最後にまた出て、という感じで、本当は大井さんとバトルするはずだったのに(笑)、ダメでしたね。
それでも、このレースにずっと出ている藤井さんや篠原さんも、本当に上手く乗りこなしているのを見ることができてよかったと思います。最後に藤井さんが目の前でスピンしたんです。けっこう向きが変わる前からアクセルオンしているようで、滑ってるなという感じで見ていたんですが、最後の最後に1コーナーの立ち上がりで、こらえるかなと思ったけどだめだったみたいですね。
まあ、今日はもう僕の心は痛めつけられました・・・(苦笑)。完調なマシンで、また走らせてもらいたいですね。