Your browser does not currently have the Flash Player version 8 that is required to view this site.
Please click here to download the latest Flash Player version.
HOME / MOTORSPORTS / ADVAN FAN / Vol.85 News Index
ひとつ前に戻る
Rd.1 [2010/03/07] ツインリンクもてぎ Rd.2 [2010/06/18] 富士スピードウェイ Rd.3 [2010/08/29] 富士スピードウェイ Rd.4 [2010/09/26] 筑波サーキット Rd.5 [2010/10/31] 富士スピードウェイ
 
 
 
Lotus Cup JAPANのエリーゼカップ第3戦/2イレブンカップ第2戦は、2ヶ月ほどのインターバルをおいて、前戦に続いて富士スピードウェイが舞台。8月29日(日)の「ワンメイクレース祭り・夏の陣」と題した大会では、Lotus Cupをはじめ国内外のワンメイク・ツーリングカーレースや、ADVANが今季からワンメイクタイヤに指定されたSuper-FJ/FJ1600などが開催された。

Lotus Cup JAPANは日曜日のみの1DAY開催というスケジュール。
当日は朝から好天に恵まれ、午前9時の予選スタート時点で30度を超える厳しい残暑。決勝レースは午後3時すぎのスタートだが、それまでの間に更に気温が上昇することが容易に想像できるコンディションだった。


予選は総合トップが2イレブン・エキスパートクラスの加藤寛規選手。2番手は2イレブン・クラブマンクラスのトップとなる篠原祐二選手、3番手にADVANカラーのマシンを駆る2イレブン・エキスパートクラスのゲストドライバー折目遼選手、そして4番手が2イレブン・クラブマンクラス前戦の覇者である藤井芳樹選手となった。折目選手はLotus Cupに初参戦。SUPER GTではRE雨宮の「M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7」を駆って開幕戦の鈴鹿と第4戦のセパンと今季2勝を飾っている。
一方、エリーゼカップは剛マックス選手がトップタイム、2番手が若林勝弘選手、3番手に遠藤浩二選手というオーダーになった。


午後3時を過ぎても厳しい暑さは変わらないなか、1周のフォーメーションを経て、予選で2イレブン・クラブマンクラスのトップタイムを叩き出した篠原選手を先頭に10周の決勝レースがスタート。
勢い良くスタートダッシュを決めたのは、2イレブン・エキスパートクラスの加藤選手。篠原選手と、2番手スタートの藤井選手の間に割って入り、そのままスリーワイドで1コーナーへとアプローチ。
イン側の藤井選手にアウトから仕掛けた加藤選手、1コーナーでは藤井選手がトップのポジションを死守したが、コカ・コーラコーナーでイン側に転じた加藤選手が藤井選手をかわしてトップを奪い、ここから独走態勢に持ち込んで行った。

エリーゼカップはポールポジションからスタートした剛マックス選手を先頭に、若林選手、遠藤選手と予選オーダー通りのポジションで三つ巴のトップグループを形成して2周目に突入。
2周目、遠藤選手が一気に機を捕らえてトップを奪い、2番手に立った若林選手と3番手にドロップした剛マックス選手を従える格好に。3周目に入ると1コーナーで2位争いがヒートアップ、ツーワイドでイン側に若林選手、アウト側に剛マックス選手という位置関係で通過、位置関係が入れ代わったコカ・コーラコーナーで剛マックス選手が2番手に浮上。
 
   
 
2イレブンは加藤選手が独走に持ち込もうとするも、藤井選手が負けじと食らいついていく。3周を終えてその差は2秒345、その3.313秒後ろに篠原選手、さらに2.365秒離れてADVANカラーのマシンを駆る折目遼選手という展開。
しかしレースが折り返しとなる5周を終えて、じわじわと加藤選手が後続を引き離しにかかり、藤井選手との差を3秒749に拡げる。4位を走る折目選手は自身のベストラップをマークして、篠原選手との差を詰めていく。

エリーゼカップは約1秒差の等間隔でトップ4台が並んでの走行。2イレブンカップは6周を終えて折目選手が篠原選手との差を1秒3に詰めて、終盤のスパート体制に入っていく。
7周目、エリーゼカップはテール・トゥ・ノーズ状態で激しいトップ争い、剛マックス選手が前を行く遠藤選手に執拗にプレッシャーをかけていく。剛マックス選手がトップを奪うべく仕掛けていくがトップを奪うには至らず。

7周を終えて0.4秒差にまで詰めた折目選手、マシンを軽く振ってプレッシャーをかけつつ好機をうかがっていく。エリーゼカップは8周目の1コーナーで剛マックス選手が仕掛けていくが、若干アウトに膨らんでしまって万事休す。この隙に若林選手が2番手を奪い返して遠藤選手に続くことに。

終盤、9周目に入って折目選手が篠原選手に対して3番手奪取の攻略を本格化。1コーナーでイン側にマシンを振った折目選手、アウト側から一寸先行を許した篠原選手はツーワイド状態を保持していくが、コカ・コーラコーナーではイン側に位置する折目選手が有利。しかしアウト側から篠原選手がポジションを死守してここでは順位が変わらず。

いよいよレースは大詰めのファイナルラップ、激しい2イレブンカップのポジション争いは折目選手が最後に総合3番手のポジションを奪ってフィニッシュ。スタートでトップを奪った加藤選手が総合1位、藤井選手は前戦に続いて2イレブン・クラブマンクラスの開幕二連勝を飾った。
エリーゼカップは遠藤選手が序盤で奪ったトップの座を守りきってチェッカー。若林選手、剛マックス選手と続いて表彰台を飾る顔ぶれとなった。
 
   
 
 
 【2-Elevenカップ 優勝】 藤井芳樹 選手  ステルス大塚美容形成外科211
ポールポジションを篠原選手に奪われてしまったので、決勝も最初はちょっと緊張していました。しかし、いざスタートしたら、いつも通りの展開に持ち込めたので、楽になりました。
前戦から今回まで走る機会が無くて、いきなりの予選アタックになってしまいました。リアのグリップが足りなくて、ウィングを調整したりと予選中にセッティングを変えたのですが、クリアラップを取るチャンスにも恵まれなかったことが、ポールを奪われた要因だと思います。
予選でセットアップを決められたので、決勝では先行した加藤選手については「さようなら」という感じでどんどん行ってもらって(笑)、自分らしい戦い方を実践しました。
次の筑波は十年以上走っていないのですが、ちょっと事前に練習する時間が取れそうにないのです。ですから、当日全力を出し切って連勝出来るように頑張ります。
 【エリーゼSカップ 優勝】 遠藤浩二 選手  ウルトラがんも@TIRACING
前戦に続いて優勝出来ましたが、今回はタフなレースになりました。
大きなミスをしなかったことが勝因だと思います。終始、しっかり丁寧なドライビングを心がけて走りましたから。富士は嫌いなコースではありませんが、自分としてはまだまだ攻めきれていません。
エリーゼSはADVAN NEOVA AD07がワンメイクタイヤですが、動きに対して機敏かつ丁寧なドライビングが求められます。
今日は暑くなって、特に午後からの決勝は朝一番で行われた予選よりも明らかに気温/路面温度ともに高くなったので、空気圧を調整して決勝に臨みました。
2勝したことで、精神的には少し楽になりました。次の筑波は、以前は良く走っていたのですが、最近はちょっとご無沙汰気味のコース。事前に1度は練習出来る時間を作って、悲願のチャンピオン獲得に向けて連勝を目指していきます。
 
 折 目 遼 選手  アドバン2-イレブン・ドナーゲ
今回はスタートでちょっと1コーナーが混雑する感じだったので、無理に前に出ないでまずはクラブマンクラスの方々の走りを後ろから見ることにしました。特にレース中に後ろからプレッシャーをかけられた時の走り方が掴めない、という話を篠原選手がされていたので、コースのどこが速くてどこがウィークポイントなのかを後ろから見て、走行後にアドバイスしてあげようと思ったのです。
レースの流れや組み立て、ピンポイントでウィークポイントを実戦を通じて教えられるのがLotus Cup JAPANの大きな特徴。教えたところがきちんと次には速くなっているので、教える方としても面白いですね。
2-11というマシンはナンバー付の割にタイムも安定していて、タイヤも全てのラップで今日のような厳しい暑さのなかでもタレずに安定していました。
ただ反応がピーキーな面があるので、チューニングカーよりはフォーミュラカー寄りの動きをしますね。中級者から上級者向けのマシンという感じです。僕も乗っていてとても面白いクルマでした。
富士攻略のヒントですが、みなさん普段はそんなに速いクルマに乗っているわけではないでしょうから、低速コーナーが続くセクター3などではテクニックもあるようで速いペースで走っていらっしゃいますね。しかし前半の高速コーナーが続く区間では、まだ速くなる余裕があると思います。この前半区間をレベルアップすれば、もっとラップタイムを縮めることが出来るのではないでしょうか。
 
 
29.Aug.2010 (Sun)  FUJI SPEEDWAY  Fine/Dry
 
クラス 順位 No. ドライバー 車両名称 周回数 トータルタイム ベストラップ
211E 1 11 加藤 寛規 LCI Limited 2-11 10 20'21.739 2'01.309
211C 1 86 藤井 芳樹 ステルス大塚美容形成外科211 10 20'29.222 2'01.517
211E 2 25 折目 遼 アドバン2-イレブン・ドナーゲ 10 20'38.306 2'02.334
211C 2 12 篠原 祐二 ウィザムカーズ2-ELEVEN 10 20'38.437 2'02.367
Scup 1 21 遠藤 浩二 ウルトラがんも@TIRACING 10 21'58.295 2'10.894
Scup 2 3 若林 勝弘 ウィザムカーズ&AFC@3 10 21'59.261 2'10.202
Scup 3 24 剛マックス マテラ☆T2ガイなエリーゼ 10 22'02.827 2'10.437
Scup 4 88 坂田 元憲 AC m Team Lotus@88 10 22'04.401 2'10.835
Scup 5 16 秋葉 有一 GreenDropRacing 10 22'05.718 2'11.041
Scup 6 8 佐藤 孝洋 ティーポ・エリーゼ ドナーゲ 10 22'17.049 2'13.042
Scup 7 96 池田 高志 AC m Team Lotus@96 10 22'21.922 2'13.126
Scup 8 33 青木 三秀 アリコ・レーシングチーム 9 20'46.456 2'17.030
 
※タイヤはADVANのワンメイク。
※ベストラップの「R」はレコードタイム更新。

■クラス表記
211E : 2-Eleven エキスパート、211C : 2-Eleven クラブマン、Scup : Elise-Sカップ

■ベストラップ
[2-Eleven Expert] No.11 加藤寛規  LCI Limited 2-11  2'01.309 (2/10) 135.309km/h
[2-Eleven Clubman] No.86 藤井芳樹  ステルス大塚美容形成外科211  2'01.517 (2/10) 135.181km/h
[Elise-S Cup] No.3 若林勝弘  ウィザムカーズ&AFC@3  2'10.202 (4/10) 126.164km/h
ひとつ前に戻る