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Red in BlackのADVANカラーをまとう日産フェアレディZ、「Z33 RS-CONCEPT」で筑波サーキットのタイムアタックを行った谷口信輝選手。
『"Z33 RS-CONCEPT"には、今日初めて乗りました。初めてのクルマということと、早朝にちょっと雨が降った雨あがりのコンディションだったのでどんなものだろう、という感じでステアリングを握ってコースインしました。』
このような印象を抱きながらはじまったタイムアタック。
「ADVAN Neova AD07」と「ADVAN A048」、ふたつのタイヤでそれぞれアタックを行ったのだが、スバリこの両者の違いとはどのような点なのだろうか。
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『NeovaとA048では、絶対的にグリップ力が違います。
街乗りを含めた色々なシチュエーションを考えて作ったラジアルタイヤであるNeovaと、競技を含めたサーキットユース専用と言えるA048では、グリップの"ストライクゾーン"の違いが大きいですね。
当然A048は"ストライクゾーン"が狭いのですが、その範囲内では圧倒的なグリップ力を発揮します。
一方のNeovaはラジアルタイヤの中では今回のようなタイムアタックという極限的な使い方をしても、とても高い性能を発揮してくれます。
A048というポテンシャルの高いタイヤに対して、約300馬力を発生する今回のクルマでのタイムアタック、ほぼ同じ条件の下で約1秒落ちという結果は凄いことだと思いますよ。』
ADVAN A048の圧倒的な高いポテンシャルを確認出来たのみならず、ADVAN Neovaがスポーツラジアルタイヤとして驚異的とも言える性能の持ち主であることも、改めて確認されたのである。
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谷口選手は数々のサーキットでレコードタイムをマークしていることでも良く知られている。
HKSがプロデュースしたマシンでのタイムアタックは、サーキット愛好者の中でも大きな話題になっているので、ご存じの方も多いことだろう。
『まだ全然セッティングも出し切れていない、タコメーターすら装着されていない段階のHKSランサーにADVAN
Neovaを履いて軽く筑波を走ってみたことがあります。
その時、本当に軽く走ってみただけなのですが、1分2秒というタイムが出ました。
その後にセッティングをきちんと行って走って、57秒9までタイムアップしたのです。
更にきちんとクリアラップを取ることの出来る状況で、A048を装着してタイムアタックを行ってみたら55秒0にまでタイムアップを果たせました。また、その後もどんどん速くなっていったのには驚きましたね。』
ADVANを知り尽くしているとも言える谷口選手。
その谷口選手ですら驚きを隠さないADVAN NeovaとADVAN A048の底力。"伝説"とも言える幾多のコースレコード樹立に、ADVANの秘めるポテンシャルが一役買っていることも忘れられない事実であると言えるだろう。
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今回のアタックで谷口選手がステアリングを握った"Z33 RS-CONCEPT"。
このマシンにとってはNeovaとA048、どちらがよりマッチングしていたのだろうか。
『乗りやすさ、という意味ではグリップが高いA048の方が乗りやすいですね。
しかし、今日のコンディションなどをトータルで見ると、Neovaでマークしたタイムも上出来ではないかと思います。
最近のチューニング業界では「ラジアルで何秒なのか」というのがひとつの流行りになっています。
そのような状況の中で、ADVAN Neovaはとても高い性能を有するタイヤとして常に注目の的であり、実際に多くのチューナーがチューニングカーにNeovaを装着していますね。』
有名チューナーがプロデュースしたマシンにNeovaを装着しているのは、雑誌やイベントなどで目にした方も多いことだろう。
もちろん全国のサーキットではNeovaやA048といった"ADVAN"を愛車に装着してサーキット走行を楽しまれているユーザーも多く、ジムカーナのような競技会からサンデーレース、走行会でのタイムアタックと、幅広いステージで多くの方々の走りを"ADVAN"が支えている。
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『サーキットなどを走っている皆さんには、空気圧にもっと気をつかってほしいですよね。
今日のアタックにしてもアタック用のタイヤは現場にきてから装着しましたし、タイヤの表面温度や内圧などはきちんと計測して管理しています。
タイヤ、特に空気圧というのは、唯一"タダ"で出来るチューニングのようなもの。
クルマは唯一タイヤでのみ地面と接しているのですから、チューニングでもセッティングでも全てのものは最後にはタイヤに行き着くわけです。
だから、みんなもどんどんタイヤに対して"オタク"になって欲しいですね。』
"全てのものは最後にはタイヤに行き着く"。
谷口選手が語ったこの一言は、当たり前だが意味のある一言。どんなに高度なチューニングをしても、パワーを向上させても、ドライバーがテクニックを磨いても、最後にクルマが地面と接し、"走る・曲がる・止まる"ためのパワーを伝えているのは唯一タイヤでのみなのだから。
『まずは「マイ・エアゲージ」を持ち歩いて、こまめに空気圧を計る癖をつけると良いでしょう。
エアゲージというものには個体差もあるので、買うのをケチって走りに行くたびに誰かのものを借りるよりは、自分のゲージを用意して毎回計る方が正確な数値を知ることが出来ます。
まして、自分できちんと計測するようになると、「この数値の時は調子がいいな」とか、「この値にするとフィーリングがイマイチだな」といったことも分かってきます。
最初のうちは何だかわからなくてツマラないかもしれませんが、絶対にやっているうちに面白くなってきますよ。』
ADVANの持つ高い性能、それをより引き出すための第一歩はタイヤを知ること。
サーキット走行を終えて帰路につくまえには、当然各車種に決められている適正値に空気圧を調整することが必須となる。さらに街乗りでも定期的に空気圧を管理・調整することは、乗り心地なども含めた性能の維持、偏摩耗の防止などメリットが多い。
しかも空気圧管理はお金がほとんどかからない。
あなたも、まずは谷口選手もお薦めする「マイ・ゲージ」を用意して、"タイヤオタク"になってみてはいかがだろうか。
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