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JDC Round 2
開催日
2012年4月15日
開催場所
モビリティおおむた
(福岡県)
天 候
晴れ
路 面
ウェット(散水) → ドライ
参加台数
120台
(ヨコハマタイヤ装着車 26台)
>> Report (レポート)  >> Result (競技結果)  >> Detail (カテゴリー紹介)
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全日本ダートトライアル第2戦は、福岡県大牟田市のモビリティおおむたを舞台に開催された。

ここは敷地内にダートトライアルコースとジムカーナコースが隣接している、全国的にも珍しいコース。全日本イベントではジムカーナコース側にスタートラインを設置、ゴールラインも同じくジムカーナコースに戻ってフィニッシュという、このコースの特徴を活かしたレイアウトとなっている。
また、両コースとも全日本戦はもちろんのこと、九州地区の地方選手権やジュニア戦も積極的に開催されているため、地元スペシャリストも多く存在する。散水による路面変化の影響や、路面上のどのラインが固く引き締まっているかなど、独自のノウハウを持っている選手が多い。この日も、各クラスで地元勢が活躍する場面が多くみられた。

さらに、多くのドライバーの頭を悩ませたのがタイヤ選択だ。工業団地の一角にあるこのコースは、近隣への配慮によりホコリが飛散するのを防止するために、多めの散水を行うのが特徴だ。
特に1本目は、完全なウエット状態の路面から競技がスタート。天候次第ではDクラスが走り終わるまでウエット状態のままというケースもあるが、この日の天候は初夏を思わせるほど日差しが強く、さらに風も強く吹いたことにより、予想以上に路面が早く乾きだしていた。クラスによってはシードゼッケン組でもウエット用タイヤとドライ用タイヤに分かれるほど、路面コンディションを読むのが難しい状況だった。

SA1クラスでは、地元福岡県の岡田晋吾選手が第1ヒートのトップタイムをマーク。路面がウエットからドライとなり仕切り直しとなった第2ヒートは、各選手が第1ヒートの岡田選手のタイムを上回ってくるが、岡田選手もベストタイムを更新。昨年の九州ラウンドに続き、全日本2勝目を勝ち取った。

「第1ヒートも第2ヒートもADVAN A035を選択しました。路面が乾いた2本目はADVAN A036も履けるコンディションだったのですが、内周区間にまだ濡れている路面があり、その場所は自分にとってはタイムアップのための重要な区間でもあったため、悩んだ末ADVAN A035を選びました」と岡田選手。
昨年は地元九州での全日本初優勝をきっかけにシード権を獲得しただけに、今季もさらなる活躍が期待されるドライバーだ。

SC1クラスは、昨年から海外ラリー用のグラベルタイヤであるADVAN A053を投入している福山重義選手が活躍。このタイヤはナンバーなしの改造車のみに使用できるものだが、路面に合わせたタイヤ選択とトラクションを活かした丁寧な走りで見事な優勝を勝ち取った。

「インテグラに乗り換えて、やっと勝てることができました。固い路面を捉えることに集中して走ったことが勝因だと思います。勝てるクルマを用意してくれたスタッフと仲間に感謝します」と、表彰台で喜びを表す福山選手。2009年の北海道ラウンド以来となる優勝は、念願のタイトル奪取に向けて大きな契機となるはずだ。
また、2位に地元九州の岡村伸彦選手、4位に中島孝恭選手、5位に宮地聖選手が入賞と、表彰台の多くをADVAN勢が占めるという結果となった。

開幕戦の丸和ラウンドを制したSA2クラスの荒井信介選手は、この九州ラウンドでも連勝をおさめ、シリーズを有利な展開に持ち込みたいところだ。だが、ドライ路面となった第2ヒートに「内周区間でブレーキがワンテンポ遅れてしまい、結果的にはそれが影響して、想定していたタイムを出すことができなかった」と、トップタイムに0.3秒届かずクラス2位となった。
だが「いつもどおりに走っていれば、なんの問題もなかった。今回は自分のミスが原因ということがはっきりしてるので、逆にいえば次はミスなく走れば勝てるということ。今シーズンはこういう勝負を繰り返していくんだろうね」と意に介さない様子で、次戦へと気持ちを切り替えていたようだ。。

昨年まで長きに渡ってSC3クラスの王座に君臨した谷田川敏幸選手。今季は戦いの場をDクラスに移し、さらなる活躍が期待されたが、開幕戦は惜しくも2位。そのリベンジとなる第2戦は、願い叶わずクラス3位となった。

「まだトータル的にマシンが勝てるレベルに達していないということ」と、冷静に分析する谷田川選手。Dクラスに移籍する際に「特に軽量化を重点的に行った」という谷田川選手だが、軽くなったマシンに対してサスペンションやデフのセットアップを繰り返している最中だという。
もちろん、テストは十分に行っているのだが、全国の各コースを転戦する全日本ダートトライアルは、それぞれのコースに合わせたセットアップも重要となってくる。ほんのちょっとの差が勝敗に大きく影響してくるダートトライアル。今は、そのためのメイク&トライを繰り返しているという状況だ。

「新しいエンジンを作る準備もしているし、絶対にこのままでは終わらない」という谷田川選手。「チャレンジャー精神で新たなクラスに挑む」という今シーズン、第3戦からの巻き返しに期待したい。
 
Driver's Voice
岡田晋吾 選手
 【今回の成績 : SA1クラス 優勝】
タイヤは両ヒートともADVAN A035を選択しました。第2ヒートは路面的にはADVAN A036を履くかどうか迷ったのですが、コースの内周区間に濡れている部分が多かったので、リスクを考えてADVAN A035を選びました。結果的には予想以上に路面が乾くのが早く、自分が走る頃には乾いていたのですが、まだ路面に浮いている砂利が多かったこともあって、自分にとってはベストな選択だったと思います。
地元で2連覇することができたので、次は違うコースでも勝てるように頑張ります。
福山重義 選手
 【今回の成績 : SC1クラス 優勝】
第1ヒートはADVAN A053の新品にハンドカットを施したタイヤを、第2ヒートは少し溝が浅くなった状態のADVAN A053を装着しました。ADVAN A035かADVAN 036のどちらかで悩んだ時は、その中間的な性格という意味合いで溝の浅いADVAN A053を選ぶようにしています。
コーナーの立ち上がりで路面の良いところに乗せることを心掛け、特に第2ヒートはスピードを乗せることができました。タイヤが路面にバッチリ合っていましたね。
佐藤秀昭 選手
 【今回の成績 : PNクラス 2位】
第2ヒートは散水した直後ということもあって、第1ヒートと同じくADVAN A031を選択したのですが、実際には濡れていても固い路面もあったんです。ドライバー的には一所懸命走ったのですが、自分のドライビングスタイルにはADVAN 035の方が合っていたのかもしれません。勝てませんでしたが、今回得たノウハウを次回に繋げたいですね。
太田延昭 選手
 【今回の成績 : PNクラス 3位】
第1ヒートはADVAN A031、第2ヒートはADVAN A035を装着しました。第2ヒートの路面は、濡れてはいるけど1本だけドライのラインがあったのです。そのラインに乗せれば、連勝も可能だと思ったのですが、自分自身が少し慎重に走りすぎたこともあってトップタイムには届きませんでした。でも、タイヤ選択としては正解だったと思います。
荒井信介 選手
 【今回の成績 : SA2クラス 2位】
第1ヒートはタイヤ選択が難しい状況でしたね。ADVAN A035かADVAN A031のどちらかで悩みどころだったけれど、結果的にはADVAN A031を選択しました。第2ヒートは完全に乾いていたので、ここは迷わずADVAN A036でしたね。タイヤ選択は合っていたのですが、今回は両ヒートともドライバーがミスしてしまった。
ダートトライアルは、うまくいったかいかなかったかが、ほんのちょっと差でも勝敗に影響してくる。今回は負けた理由がはっきりしているので、次は大丈夫。ミスなく勝ちますよ。
岡村伸彦 選手
 【今回の成績 : SC1クラス 2位】
第1ヒートはADVAN A031を履きました。ADVAN A035でも行ける路面だったのかもしれないですが、九州の地区戦では第1ヒートの路面はADVAN A031の方がタイムが良いという経験値もあって、迷いはなかったです。
第2ヒートはADVAN A036です。ターボ車という性格上、外周のストレートスピードを稼ぐという作戦で、結果的にうまくいったと思います。出場する限りは表彰台を狙っていきたいですね。
谷田川敏幸 選手
 【今回の成績 : Dクラス 3位】
第1ヒートはADVAN A036とADVAN A035のどちらとも言えない状態でしたが、路面に砂利が多くADVAN A036の路面には至っていないと判断し、ADVAN A035を選びました
。タイヤ選択は正解だったと思いますが、マシンの状態がトータル的にまだ勝てるレベルに達していないということも事実。新しいエンジンを作る準備も視野に入れ、D車に合わせたセットアップを重ねて挽回していきますよ。まだまだシーズン始まったばかりですからね。
 
FEATURED DRIVER
■SA2クラス : 川戸惟寛 選手

中国地区で活躍する川戸惟寛選手は、2010年に同地区のジュニアチャンピオン、2011年に地方選手権チャンピオンと、どちらのシリーズもチャレンジ1年目でタイトルを奪ってきた若手有望株のドライバーだ。
全日本には2011年に2戦スポット参戦し、初挑戦となった第1戦ではSA2クラス10位、第3戦では14位という成績を残している。

その川戸選手が、今年はシリーズ参戦を目標とし、その初戦となる今大会でSA2クラス8位に入り、シリーズポイント3点を獲得した。

「昨年、全日本は経験しているのですが、今回は空気が違うというか、雰囲気に飲まれてしまい、気持ちで負けていました。第1ヒートは体がガチガチになって、思うような運転ができませんでしたが、第2ヒートは開き直ったのが良かったのか、最後まで気持ち良く走ることができたのが今回の一番の収穫です。
今回は初めてADVAN A036を履いてみたのですが、まだ固い路面をしっかりと狙っていく腕が備わっていないということも分かりました。もっと経験を積んで、勝負できるようになりたいです。目標は、シードゼッケンを獲れるように頑張りたいです」と川戸選手。

まだ20代という若手だけに、今後の活躍に期待したいドライバーのひとりだ。
 
TECHNICAL INFORMATION
モビリティおおむたは散水量が多く、天候によって路面状況が変わるという面では全国でも屈指のコースでもある。特に今回は、日差しの強さと風が強い状況で、散水量が多かった第1ヒートはSA2クラスの荒井信介選手までがウエット、SC1からDクラスまでがドライと路面状況が急変したが、各クラスとも状況に合わせたベストな選択が行われていた。

第2ヒートは、N3クラスがウエットとドライの分岐点となり、ドライバーの好みによってタイヤ選択が分かれたようだ。特にSA1クラスでは、幅広い路面状況に対応するADVAN A035のポテンシャルを十分に発揮することができた一戦であった。
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