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JGC Round 7
開催日
2011年9月18日(日)
開催場所
モビリティおおむた (福岡県)
天候/路面
雨 のち 曇り/
1本目ウェット、2本目ドライ
気 温
26度 〜 32度
路面温度
27度 〜 36度
参加台数
127台
(ADVAN装着車 37台)
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2011年全日本ジムカーナ選手権も最終第8戦を残すばかりとなった大詰めの第7戦。シリーズ終盤ということで、各クラスで年間タイトルを賭けた激しい攻防が展開された。残暑厳しい九州に舞台を移しての戦いとなったが、選手たちのモチベーションはその暑さを吹き飛ばさんばかりに高まり、熱い戦いが多くのドラマを生んだ。

レースウィークの週末、九州は台風15号の接近で不安定な天候となり、金曜日は雨が降り、土曜日は終日ドライで路面温度が上昇するなど、先を読みにくい中での戦いとなる。
決勝日は前日夜半からの雨でウェット路面の朝を迎え、決勝スタート後ほどなく本降りとなってしまう。だが、午後に雨はあがるというスポット予報があり、気温も上がっていることから2本目はドライとなる公算も大きかった。

それだけに各選手はタイヤチョイスに頭を悩ませる。ウェットの1本目に合わせて低温用ソフトコンパウンドを選ぶか、あるいは午後の2本目はドライになると予測して中高温用のハードコンパウンドを選ぶか選択を迫られた。1本目と2本目で使用タイヤを変更すると2秒のペナルティが課せられる全日本ジムカーナのレギュレーション(SCおよびDクラスは除く)の難しさが選手に突きつけられたのだ。

コース設定はスタート直後に恒例の高速コーナーが待ち構えるものの、全般的に中低速コーナーが次々とあらわれるレイアウト。終盤にやや難易度の高いターンセクションが設けられているのも例年通りだ。Rの異なるコーナーが連続するパターンは一瞬たりとも気を抜けない状況を作り出す。また、タイヤへの攻撃性が高い路面、うねりがあって先が読みにくいコーナー、さらに路面にカントのついたターンセクションもクルマの動きがつかみにくく厄介だ。
モビリティおおむたは百戦錬磨のベテランをもつまずかせる要素をあちこちに隠し持っており、走り慣れた地元の選手が有利となる会場なのだ。

決勝1本目は完全なウェットで推移したが、全車が1本目を走り終える頃に雨は上がり、慣熟歩行を含む1時間弱のインターバルの間に路面はみるみる乾いていく。2本目がスタートする昼頃には一部に水たまりを残すものの、コースはほぼドライ。2本目はドライ路面を舞台に、仕切り直しの戦いとなる。

目まぐるしく変わる天候と路面状況が勝負を分けることになるが、そんな中でもADVAN A050はコースへの対応力でも一歩勝り、多くのクラスで上位タイムを叩き出す。すでに初のチャンピオン獲得を決めているN1クラスの平田裕三選手(ヴィッツ)は前後に中高温用ハードコンパウンドのADVAN A050・G/Sコンパウンドを選んで1本目からベストタイムをマーク。ドライとなった2本目もタイムアップを果たして追いすがるライバルを一蹴。
前戦に続いてN1クラスを制し、さらに2位にふくはらようへい選手(ヴィッツ)、3位に小倉雅則選手(ヴィッツ)と、ADVAN勢が表彰台を独占する。

前戦で朝山崇選手(インテグラ)が優勝し、ライバルのチャンピオン決定を阻止したN2クラス。
一番雨がひどかった1本目こそADVAN A050・G/Sコンパウンドを選んだ朝山選手は6番手にとどまっていたが、ドライの2本目はADVAN A050・G/Sコンパウンドのパフォーマンスを存分に生かして快走。自己タイムを5秒以上縮めるとともにライバル勢をゴボウ抜き。
一気にトップタイムを叩き出し、前戦に続いて2連勝。最終戦での飯島選手との一騎討ちに持ち込む形まで持ってきた。

N3クラスはウェット路面に合わせて低温用ソフトコンパウンドのADVAN A050・G/2Sコンパウンドをチョイスした柴田優作選手(エキシージ)が、2本目の路面温度上昇に苦しみつつも2位に食い込み、最終戦でのチャンピオン獲得に有利な位置をキープ。
さらに3位に小林辰朗選手(RX-7)、4位に若杉将司選手(エキシージ)とADVAN勢が上位を占める。

SA2クラスはモビリティおおむたで3連勝中の地元ドライバー、藤本泰則選手(RX-7)がドライとなった2本目、2番手以降を1秒以上引き離す圧倒的なタイムで優勝。おおむた4連勝を果たすとともに、2位に角岡隆志選手(RX-7)、3位に松崎充意選手(RX-7)とここでもADVAN勢が表彰台を独占。ADVAN A050の優位性をまざまざと見せつける結果となった。
シリーズリーダーの森嶋昭時選手(RX-7)は7位に終わったものの、最終戦ではADVAN勢同士がタイトルを目指して鎬を削ることになった。

SCクラスは前戦で西田竜治選手(シティ)にチャンピオン決定を阻止された谷森雅彦選手(ランサー・エボリューション])だったが、今大会ではドライの2本目に自己タイムを6秒以上縮める走りを見せて優勝。
これで年間チャンピオンを決め、念願の10年連続チャンピオンを獲得。同クラスでは前人未踏のV10という金字塔を打ち立てる。

Dクラスの小林キュウテン選手(スズキ隼)はスピンで1本目のタイムを失うが、2本目はD車両のポテンシャルの高さを見せつける走りでゴール。オーバーオールとなるスーパータイムを叩き出す。ライバルに実に3秒以上の差をつける走りっぷりで優勝。これで小林選手も2年ぶりの全日本チャンピオンを決める。

ADVAN NEOVA AD08を履くPN3クラスでは、岡野博史選手(ランサー・エボリューション])が2位表彰台に立つ。すでに今シーズンここまで4勝とライバル勢に対して圧倒的な強さを見せつけてきた岡野選手が、2009年のN4クラス制覇に続いてPN3クラスでも全日本タイトルを獲得する。

今回の大会では成立した全11クラスのうち5クラスをADVANユーザーが制し、さらに3クラスで全日本チャンピオンを決め、前戦と合わせて4クラスの年間タイトルを獲得。ADVAN A050とADVAN NEOVA AD08のパフォーマンスの高さを示す形となった。

全日本ジムカーナ選手権の第8戦(最終戦)は関東に舞台を移し、10月9日に埼玉県の本庄サーキットで開催される。ここでADVANユーザーがさらに年間タイトル獲得を確定する可能性も高く、最後の最後まで目が離せない戦いが続く。
 
Driver's Voice
岡野博史 選手
 【今回の成績 : PN3クラス 2位 (シリーズチャンピオン確定)】
楽ではない1年でしたが、ADVAN NEOVA AD08は十分にパフォーマンスを発揮してくれてチャンピオンを取ることができました。今年は自分とクルマの戦い、自分とコースとの戦いという感じで未知の部分も少なくなく、データ取りに苦労しましたが、かなりノウハウを蓄積することができましたし、来シーズンにつながる成果を得られたと感じています。

平田裕三 選手
 【今回の成績 : N1クラス 優勝】
1本目はウェットでグリップが厳しい気もしましたが、ゴールしたらトップタイムで、改めてADVAN A050・G/Sコンパウンドのポテンシャルの高さを痛感しました。ドライとなった2本目はミスできない状況でやや慎重になりましたが勝てましたし、最終戦も大事に戦って来シーズンにつなげたいと思います。
チャンピオンを確定した前戦も、路面の安定しなかった今回もADVAN A050は強い味方になってくれました。
 
朝山崇 選手
 【今回の成績 : N2クラス 優勝】
ウェットの1本目でADVAN A050・G/Sコンパウンドのチョイスは賭けでしたが、雨でもグリップは悪くないと聞いていましたので、勝てる可能性を信じて選びました。2本目は1本目のことは完全に忘れて勝負に出ましたが、ここでADVAN A050・G/Sコンパウンドが絶大なパフォーマンスを発揮してくれて逆転につなげることができたと思います。
    
藤本泰則 選手
 【今回の成績 : SA2クラス 優勝】
地元で連勝記録を伸ばすというプレッシャーもあり、スタート前はかなり緊張しました。負けたくないという気持ちで身体が固くなってしまいましたが、途中に自分でリラックスするように言い聞かせ、なんとか勝つことができました。ADVAN A050のG/Sコンパウンドはモビリティおおむたの路面でも問題なくポテンシャルを発揮してくれましたね。
 
谷森雅彦 選手
 【今回の成績 : SCクラス 優勝 (シリーズチャンピオン確定)】
前戦はセッティングの変更など自分自身で詰めきれていないところもありましたが、今回は気分一新で臨むことができ、気持ち良く走れました。チャンピオンも2位や3位で決めたくはなかったですし、今回、勝って決められたのが嬉しいですね。
 
小林キュウテン 選手
 【今回の成績 : Dクラス 優勝 (シリーズチャンピオン確定)】
不安定な天気でしたが、過去のデータから直ぐに気持ち良く走れるセッティングを見つける事ができて公開練習から絶好調。決勝は雨上がりだったのでリアに少しだけ余裕を持たせたのも功を奏し、若干滑りやすかった路面にも関わらず気持ち良く攻めることができました。
おおむたの路面はタイヤへの攻撃性が強く均等なグリップが得られない厳しい状況ですが、ADVANスリックとの相性もよく、タイヤの長所を生かしたマシンセッティングとドライビングスタイルが融合させられた事が快勝に繋がったと思います。
 
Turning Point
スタート直後の高速コーナーを除くと、前半は切り返しの多い中低速コーナーが続き、いかに速度を落とさずに前へ出るラインを取れるかで勝負が分かれた。
中速コーナーが続く後半はスムーズにクルマを進めることが要求され、終盤のターンセクションでは大きく振り過ぎずにタイムロスを最小限に抑えるスキルが必要とされた。
 
Featured Driver
■N2クラス : 高 江 淳 選手

沖縄から遠征し、九州地区戦に参戦するN2クラス高江淳選手。今大会で全日本戦に初参戦を果たした。クルマは北九州のショップに預けてあるが、そのショップの勧めもあってADVAN A050を選択したという。

「九州地区のN車両クラスはレギュラータイヤですのでSタイヤは履き慣れていないのですが、ショップの方にADVAN A050なら使いやすくてタイムも出ると勧められて履いています。
今回は同じN2クラスの朝山崇選手にもいろいろアドバイスをいただき、慣れない全日本戦でもなんとか成績を残すことができました」

そして結果はなんと全日本戦常連に次ぐ6位入賞。ADVAN A050・G/Sコンパウンドのパフォーマンスを使いこなし、見事な成績を残した。
 
Technical Information
ウェットからセミウェット、そしてドライと変化した路面、さらに気温、路面温度ともに不安定な状況のなかで、ADVAN A050はG/Sコンパウンド、G/2Sコンパウンドともに高いポテンシャルを発揮。
雨の1本目にADVAN A050・G/Sコンパウンドで勝負に出た選手も上位タイムを刻み、ドライとなった2本目でもADVAN A050・G/SコンパウンドはもちろんG/2Sコンパウンドを選んだ選手も最後までタレることなく好タイムをマーク。
表面が粗く荒れており、タイヤ攻撃性の高い路面が特徴のモビリティおおむただが、そこでもADVAN A050は安定した性能を保ったといえるだろう。
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