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競技は12日(木)、カルヴィの海岸ラインに設定されたSS1「LE FANGU-ND DE LA
SERRA(27.53km)」で幕を開けた。真夏のような太陽にアスファルトが照りつけるなか、新井選手はアンダーステアに苦戦し首位から1分06秒遅れの総合17番手タイムをマーク。
サービスを挟んで再び同じ道を走る後のリピートステージのSS2では、車高と減衰力を調整した結果、タイムアップを果たすものの、ライトウエイトのS2000勢に対して苦戦を強いられ18番手タイムに留まり、総合16番手でデイ1をフィニッシュする。
翌13日(金)のデイ2は朝から暑い日差しに照らされるなか、コルティの山岳エリアを舞台にタイムアタックを展開。
オープニングのSS3「ERBAJOLO-PONT D'LTIANI(25.15km)」こそ、首位と1分03秒差の16番手タイムに留まるものの、続くSS4「BARCHETTA-LA
PORTA(23.26km)」では13番手タイムをマークし、総合順位でも15番手にジャンプアップを果たした。
しかし、SS5「TAVERNA-PONT DE CASTIRLA(15.28km)」ではセンターデフのセッティング変更が裏目に出てしまい、21番手タイムに伸び悩む。さらに、セカンドループでSS5の再走となるSS7で14番手タイム、SS3の再走であるSS8でも16番手タイムに留まり、総合15番手でデイ2を終えることとなった。
そして、アジャクシオへ舞台を移した14日(土)のデイ3でも最初の4本まではこれまでと同様に14番手タイムから16番手タイムあたりのポジションをキープ。
難しいコースに手を焼いたのか上位陣が次々に脱落していく一方、初参戦のマシンで苦戦しながらも確実にフィニッシュへとマシンを進めて行く新井選手の健闘が光り、SS12「MARATO-ACQUA
DORIA(22.47km)」では総合14番手に浮上。
さらに、ロール剛性のセッティング変更も功を奏して、SS13「BOCOGNANO-BASTELICA(20.05km)」では、14番手タイムながら先に走った同じルートであるSS11に対して約12秒の大幅なタイムアップを実現した。
そして、最終ステージとなるSS14「SARROLA-PLAGE DU LIAMONE(26.70km)」では11番手タイムをマークして尻上がりに手応えを掴んでいき、上位陣のリタイアもあって新井選手は総合順位でもポジションアップを実現。
新井選手は2011年のIRC緒戦をノートラブルで走り抜き、13位でフィニッシュした。