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WTCC|FIA世界ツーリングカー選手権
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日程・レポート・結果表 2010年のWTCC WTCCを戦うタイヤ
参戦車両の概要 主な参戦車種
Preview|次戦のプレビュー
隔週ペースでの開催が続いているWTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)のヨーロッパ・ラウンド。
カレンダーは夏休みを前にしてタイトなスケジュールとなっているが、メキシコ大会の中止に伴い全11大会となった今シーズンは次のイギリスで折り返し点を迎えることとなる。

イギリスはWTCCが発足した最初のシーズンである2005年から開催国となっているが、この年はシルバーストーン・サーキットでの開催。2006年からはブランズハッチに舞台を移し、この年からコントロールタイヤに指定されたADVANレーシングタイヤとともに白熱した戦いが毎年繰り広げられている。


そして、このブランズハッチでは圧倒的な強さを見せている選手がいることを忘れてはならない。
それはシボレーのアラン・メニュ選手であり、実に2006年から2009年まで、毎年ブランズハッチでは優勝を飾り続けてきているのだ。メニュ選手はご存じの通りWTCCでは一貫してシボレーに在籍。2008年まではラセッティで、そして昨年はクルーズでもしっかり表彰台の真ん中に立ってきたメニュ選手。

まずはブランズハッチで5年連続優勝をメニュ選手が飾るのか、ここがイギリス戦における最大の見どころになるだろう。
ちなみにメニュ選手の優勝歴を細かく見ると、ラセッティの時代は全ての勝利がスタンディングスタート方式の第2レースにおけるもの。クルーズに換わった昨年はローリングスタート方式の第1レースでの優勝となっている。今回も第1レースで優勝を飾ったとしたら、クルーズというマシンがブランズハッチでのローリングスタートに強い、という分析も成り立つのではないだろうか。

ちなみに予選の速さを見てみると、2006年こそ5番手だったが、2007年はトップタイムをマークして第1レースのポールポジションを獲得。2008年は2番手タイムで同じシボレーのロブ・ハフ選手が3番手に続いた。そして昨年は再びトップタイムをマークして、第1レースでのポール・トゥ・ウィンを飾っている。
もうひとつ、面白いのはこの4年間のブランズハッチ戦が開催された時期。2008年からは今年と同じ7月の開催になっているが、2007年は9月下旬、2006年は5月下旬と気候が異なる時期のカレンダーに組み込まれていた。つまり、季節を問わず速さを見せてきていることから、メニュ選手本人はもちろん、シボレーにとっても相性が良いコースであることは間違いない。



YOKOHAMAインディペンデントトロフィーは、前戦・ベルギーで第1レースをクラス2位、そして第2レースでクラス優勝を飾った、シボレー・ラセッティを駆るダリル・オーヤン選手の躍進に注目したい。
この結果、インディペンデントトロフィーのランキングもそれまでの6位から、一気に2位へとジャンプアップ。トップのセルジオ・ヘルナンデス選手との得点差も"17"と接近しており、こちらのタイトル争いもまだまだ熱い戦いが続くことになりそうだ。

ダリル・オーヤン選手は香港出身で、2006年と2008年のポルシェ・カレラカップ・アジアでチャンピオンを獲得している。WTCCにおいてはシーズンを通じて参戦する初めての中国人ドライバーとしても注目を集めている存在だ。

なお、ブランズハッチのインディペンデントトロフィーには、昨年レギュラー参戦していたトム・ボードマン選手が久しぶりに復活を果たす。セアト・レオンのガソリン車を駆っての参戦となるが、昨年は地元・ブランズハッチでクラス初優勝を飾っているだけに、こちらも台風の目となりそうな存在だ。
さらにシボレーからは、南米のツーリングカーレースで幾多の栄冠を手中におさめてきたカルロス・カカ・ブエノ選手が参戦する。ブラジルにおけるツーリングカーレースのトップドライバーは33歳、世界舞台でどのような戦いぶりを見せてくれるかも目を離せない。
 
 
第11戦&第12戦(イギリス・ブランズハッチ) 補正ウェイト
車 種 ラップタイム差 補正ウェイト
BMW E90 320si 0.2 +40kg
BMW E90 320si (OLD MODEL) 1.2 -20kg
シボレー・クルーズ LT 0.1 +40kg
シボレー・ラセッティ 1.1 -20kg
セアト・レオン TDI (ディーゼルエンジン) 0.0 +40kg
セアト・レオン TFSI (ガソリンエンジン) 1.2 -20kg
ボルボ C30 NEW ENTRY +40kg
 
 
今週末に開催が迫ったブランズハッチだが、新たに戦いへの名乗りを上げるチームが現れたので最後に紹介しておこう。
そのチームとはVolvo Olsbergs Green Racing。母体となっているPolestar Racingは1996年からボルボとのパートナーシップを結び、レース車両の設計開発やSTCC(スウェーデン・ツーリングカー選手権)への参戦などを行っているファクトリーだ。ちなみにSTCCもWTCC同様に、ADVANがワンメイクコントロールタイヤの指定を受けて戦いを足元で支えているシリーズだ。

これまでにもWTCCには2007年を皮切りにボルボ車がスポット参戦を果たしてきた。初年度はセダンボディのS60、翌年からはハッチバックボディのC30をベースとして来たが、注目すべきは2007年の時点で既にバイオフューエルを燃料として用いていたことである。
WTCC全体としても2009年から全車がバイオフューエルを使っているが、それに先駆けてエタノール85%混合タイプのバイオフューエルを使って参戦していたのだ。

今回もボルボC30でのエントリー、ドライバーは過去3回のWTCC参戦でもステアリングを握ってきた、STCCを代表するドライバーの一人であるロバート・ダールグレン選手。

さらに今回の発表で注目すべきは、今季の計画ではイギリス・ブランズハッチに留まらず、10月31日に決勝が行われる岡山国際サーキットでの「WTCC Race of JAPAN」にも参戦するとされていることだ。
岡山での戦いぶりを占う上でも、ブランズハッチでの走りが気になる存在である。


RANKING|ランキング
【選手権ポイントランキング (第10戦終了時点)】
順位 No. ドライバー 車 両 ポイント
1 6 イヴァン・ミューラー シボレー・クルーズ 164
2 1 ガブリエレ・タルクィーニ セアト・レオン TDI 149
3 11 アンディ・プリオール BMW 320si 117
4 7 ロブ・ハフ シボレー・クルーズ 104
5 3 ティアゴ・モンテイロ セアト・レオン TDI 99
7 8 アラン・メニュ シボレー・クルーズ 86
6 2 トム・コロネル セアト・レオン TDI 78
8 10 アウグスト・ファルファス BMW 320si 75
9 18 フレディ・バース セアト・レオン TDI 41
10 4 ジョルディ・ジェネ セアト・レオン TDI 36
11 5 ノルベルト・ミケリス セアト・レオン TDI 34
12 17 ミシェル・ニュケア セアト・レオン TDI 14
13 25 セルジオ・ヘルナンデス BMW 320si 5
14 20 ダリル・オーヤン シボレー・ラセッティ 2
15 21 メルディ・ベナニ BMW 320si 2
16 29 コリン・タルキントン BMW 320si 1
16 34 レオネル・ペルニア シボレー・クルーズ LT 1
16 19 ハリー・ボルカード シボレー・ラセッティ 1


【YOKOHAMAインディペンデントトロフィー ポイントランキング (第10戦終了時点)】
順位 No. ドライバー 車 両 ポイント
1 25 セルジオ・ヘルナンデス BMW 320si 73
2 20 ダリル・オーヤン シボレー・ラセッティ 56
3 26 ステファノ・ディアステ BMW 320si 51
4 21 メルディ・ベナニ BMW 320si 46
5 19 ハリー・ボルカード シボレー・ラセッティ 45
6 15 フランツ・エングストラー BMW 320si 44
7 24 クリスチャン・ポールセン BMW 320si 30
8 29 コリン・タルキントン BMW 320si 16
9 27 ピエール-イブ・コルタル セアト・レオン TFSI 13
10 16 アンドレイ・ロマノフ BMW 320si 12
11 33 ファビオ・ファビアーニ BMW 320si 5

Circuit|サーキット紹介
ブランズハッチ・サーキット (イギリス)

ブランズハッチ・サーキット
イギリスの首都・ロンドンから30kmという好立地のサーキットがブランズハッチ。
このアクセスの良さから集客力の高いサーキットとして知られ、これまでのWTCCでも3万人を超える観客を集める賑わいを見せるなどしている。

全長3,703m、オープンは1926年という歴史あるコース。
オープン当初は左周りだったが、1954年に一般的な右周りに改められた。過去にはF1・ヨーロッパグランプリも開催されている。

コースレイアウトは攻略の難易度が高く、チャレンジングさに魅了されるドライバーも多い。高低差もあり、ジェットコースターのようなアップダウンと加速感が特徴であるが、もちろんワンミスが大きなマシンダメージを被るクラッシュに直結してしまう結果も招きかねない。

SUPER2000マシンのレコードタイムは2008年のWTCC・予選で、BMW320siを駆るアウグスト・ファルファス選手がマークした1分32秒794(平均車速 143.66km/h)。
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