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WTCC|FIA世界ツーリングカー選手権
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WTCC|FIA世界ツーリングカー選手権
日程・レポート・結果表 2010年のWTCC WTCCを戦うタイヤ
参戦車両の概要 主な参戦車種
Preview|次戦のプレビュー
ヨーロッパラウンドに入っているWTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)、2つめの大会はベルギーでの開催となる。
この国でWTCCが戦われるのはシリーズが発足した2005年以来2回目のことになるが、その時のコースはスパ-フランコルシャンだった。対して今年のベルギー戦はゾルダー・サーキットが舞台。すなわち、WTCCは史上初開催となるサーキットでの戦いを迎えるのである。

過去、F1グランプリの舞台としてもその名を馳せた名門コースは、起伏に富んでいるという特徴がある。初開催ということでどのチームも過去のデータが無い状態だけに、ここはチームの総合力が試される一戦となる。

これは今季のWTCCにおいて、タイトル争いの行方を占う意味で重要なポイント。
何故なら、ここまで3大会/6戦を終えて、ポイント争いは各部門においてとても拮抗しているからである。

まずチャンピオンシップ争いを見ると、開幕戦と前回の第6戦を制しているシボレーのイヴァン・ミューラー選手が唯一得点を3桁に乗せて頭ひとつ抜き出ているものの、同様に2勝を挙げているセアトのガブリエレ・タルクィーニ選手との点差はまだ「24」に過ぎない。
さらにそこから2点離れた4番手には、こちらも2勝を飾っているBMWのアンディ・プリオール選手がつけている。

そう、つまりはここまでの6戦はこの3選手が勝利を2つずつ分け合っているかたちになっているのだ。
それゆえにマニュファクチャラータイトル争いも熾烈を極めており、トップのシボレーと2位のセアト・カスタマーズ・テクノロジーは16点差、3位のBMWとは35点差であり、これはまだまだ先が読めない点差の範囲である。

この中では悲願の初タイトルなるかが注目を集めるシボレーの戦いぶりが気になるところ。開幕戦でいきなり表彰台を独占して幸先よいスタートを切ったシボレー陣営、前戦(第6戦)でも1位と3位を獲得しているので、初開催となるゾルダーの地でこの勢いに更に弾みをつけることが出来るのだろうか。

しかし、好調であることは、逆に補正ウェイトが大きくなることにもつながる。事実、ベルギー戦ではシボレーとセアトのディーゼルエンジン車に最大値となる+40kgが課せられている。
そうなると+20kgと有利なBMWがどのような戦いぶりを見せるのか。特に今季ここまで未勝利でいま一つ波に乗れていないアウグスト・ファルファス選手の巻き返しにも期待したいところだ。
 
 
第7戦&第8戦(ベルギー・ゾルダー) 補正ウェイト
車 種 ラップタイム差 補正ウェイト
BMW E90 320si 0.5 +20kg
BMW E90 320si (OLD MODEL) 1.6 -20kg
シボレー・クルーズ LT 0.1 +40kg
シボレー・ラセッティ 2.0 -20kg
セアト・レオン TDI (ディーゼルエンジン) 0.0 +40kg
セアト・レオン TFSII (ガソリンエンジン) NEW ENTRY +40kg
 
 
タイトル争いといえば、YOKOHAMAインディペンデント・トロフィーも白熱している。
イタリア戦を終えてトップはセルジオ・ヘルナンデス選手、2番手はステファノ・ディアステ選手と、プロチーム・モータースポーツ勢がトップ2を独占している。このチームはワンメイクコントロールタイヤのADVANレーシングタイヤに加えて、ADVANのアルミホイールとともに戦っている強豪チームだ。

しかし、3番手のメルディ・ベナニ選手(Wiechers-Sport)の速さを見逃すことは出来ないだろう。この26歳のモロッコ人ドライバーは、2009年のWTCC初となるモロッコ開催でWTCCデビュー、いきなりインディペンデントの優勝を奪って見せたのだ。
そして今季もモロッコ戦の第2レース(シリーズ第4戦)で、堂々の優勝。先のイタリア・モンツァ戦では第1レース(シリーズ第5戦)においてインディペンデント勢のトップチェッカーを受けたが、これはその後のペナルティにおいて幻の優勝となってしまった。
このため現時点では3位に留まっているものの、確実にタイトル争いの一角を占める存在になるだろう。

そしてもう一人、ミシェル・ニュケア選手も是非紹介しておきたい。
こちらは30歳のデンマーク人ドライバーは、デンマーク・ツーリングカー選手権のチャンピオンという肩書きに恥じない快走をモンツァで見せた。SUNRED Engineeringからセアト・レオンTDIを駆って参戦する今季、シリーズ第6戦では最終ラップまでトップを守り、2008年の岡山でトム・コロネル選手がなし遂げたインディペンデント勢による総合優勝に、あと一歩というところまで迫ったのである。
最後は惜しくもアクシデントで史上二人目となる快挙に届かなかったものの、そのパフォーマンスは大いに注目を集めている存在だ。


RANKING|ランキング
【選手権ポイントランキング (第6戦終了時点)】
順位 No. ドライバー 車 両 ポイント
1 6 イヴァン・ミューラー シボレー・クルーズ 100
2 1 ガブリエレ・タルクィーニ セアト・レオン TDI 76
3 7 ロブ・ハフ シボレー・クルーズ 76
4 11 アンディ・プリオール BMW 320si 74
5 2 トム・コロネル セアト・レオン TDI 57
6 10 アウグスト・ファルファス BMW 320si 47
7 3 ティアゴ・モンテイロ セアト・レオン TDI 41
8 4 ジョルディ・ジェネ セアト・レオン TDI 36
9 8 アラン・メニュ シボレー・クルーズ 34
10 18 フレディ・バース セアト・レオン TDI 32
11 17 ミシェル・ニュケア セアト・レオン TDI 14
11 5 ノルベルト・ミケリス セアト・レオン TDI 14
13 21 メルディ・ベナニ BMW 320si 2
14 34 レオネル・ペルニア シボレー・クルーズ LT 1
14 19 ハリー・ボルクハード シボレー・ラセッティ 1
14 25 セルジオ・ヘルナンデス BMW 320si 1


【YOKOHAMAインディペンデントトロフィー ポイントランキング (第6戦終了時点)】
順位 No. ドライバー 車 両 ポイント
1 25 セルジオ・ヘルナンデス BMW 320si 41
2 26 ステファノ・ディアステ BMW 320si 36
3 21 メルディ・ベナニ BMW 320si 35
4 15 フランツ・エングストラー BMW 320si 34
5 20 ダリル・オーヤン シボレー・ラセッティ 34
5 19 ハリー・ボルクハード シボレー・ラセッティ 32
6 20 ダリル・オーヤン シボレー・ラセッティ 27
7 24 クリスチャン・ポールセン BMW 320si 6
8 16 アンドレイ・ロマノフ BMW 320si 5
9 33 ファビオ・ファビアーニ BMW 320si 5

Circuit|サーキット紹介
ゾルダー・サーキット
ゾルダー・サーキット (ベルギー)

ベルギーの首都・ブリュッセルから東におよそ90km離れたロケーションに現れるのがゾルダー・サーキット。
オープンは1963年というから、半世紀近い歴史を誇る名門サーキットコースのひとつである。

周囲を「テラーメンの森」と呼ばれる松林に囲まれた敷地に設けられたコースは4.006kmと、国際コースとしては比較的コンパクトな部類に入る。
1970年代〜1980年代にかけてはF1(フォーミュラ1)・ベルギーグランプリの舞台として名を馳せたが、1982年には予選中にジル・ヴィルヌーブ選手が死亡する痛ましい事故も起きている。
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