WTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)には、FIAが定めた「SUPER 2000」規格のマシンが参戦出来る。
「SUPER 2000」規定は連続する12ヶ月に2500台以上を生産した車両でFIAのホモロゲーションを取得したものをベースとして改造を施されたマシン。
比較的改造範囲は制限されていますが、これはコストダウンとイコールコンディション化を狙ったもので、WTCCが盛り上がる大きな要因にもなっている。
またマニュファクチャラーとして登録された自動車メーカーは2008年シリーズではBMW、セアト、シボレー、ホンダの4社であるが、欧州ラウンドの緒戦となるスペインラウンドからはロシアのラーダも参戦、さらに。
【ベース車両の基本】
・連続12ヶ月中に2500台以上を生産し、FIAの認定を取得していること。
・4座席以上を有していること。
【エンジン】
・排気量は2,000cc未満。
・可変バルブタイミング機構は使用を認められない。
・ガソリンエンジンについては自然給気に限り、気筒数は4気筒から6気筒まで。気筒数に応じて上限回転数を設定。
・ディーゼルエンジンについては1器のターボチャージャーとインタークーラーを備えた4気筒のみ。
【最低重量】
・前輪駆動車でオリジナルのギアボックスを使用している場合はガソリン車が1,110kg、ディーゼル車は1,150kg。
・前輪駆動車でシーケンシャルタイプのギアボックスを使用している場合はガソリン車が1,140kg、ディーゼル車は1,170kg。
・後輪駆動車でオリジナルのギアボックスを使用している場合はガソリン車が1,140kg、ディーゼル車は1,180kg。
・後輪駆動車でシーケンシャルタイプのギアボックスを使用している場合はガソリン車が1,170kg、ディーゼル車は1,200kg。