全日本ジムカーナ選手権第6戦の舞台はツインリンクもてぎ北ショートコース。
国際規格のカートコースをジムカーナ用にアレンジする設定は毎年恒例のことだが、今回は中盤2カ所にサイドターン・セクションを設けると同時に、コース上のコーナーのイン側、アウト側各所に多くのパイロンを置いて走行ラインを規制。
通常のサーキットのコーナリングラインを使えない部分が多く、見た目以上にテクニカルな設定となっていた。
それだけにドライバーは慎重かつ大胆な走りをしないと上位タイムは望めず、ジムカーナならではのテクニックを駆使する見応えのある戦いとなる。
決勝日は7月末にもかかわらず空は厚い雲に覆われ、気温は30度近いものの陽射しはほとんどゼロ。湿度は高くムシ暑いのだが、路面温度は30度程度にとどまり、この時期にしてはイレギュラーな状況となった。
また、平坦な路面はタイヤへの攻撃性が低く、車種によっては低温路面用のソフトコンパウンドのほうがタイムアップに有効となり、ADVANユーザーはADVAN
A050のG/SとG/2Sのチョイスに分かれる形となる。
そんな中、N1クラスではふくはらようへい選手、亀山伸一選手のヴィッツが1本目のトラブルにも負けず2位、3位と表彰台を獲得。
N3クラスでは柴田優作選手(エキシージS)が2位、N4クラスは岡野博史選手のランサーが2位、SA1クラスは斎藤邦夫選手(シビック)が3位、SA2クラスでは前戦を制した森嶋昭時選手(RX-7)が2位、SA3クラスでは天満清選手(ランサー)が3位とほとんどのクラスでADVAN
A050ユーザーが表彰台に立った。
さらにスリックタイヤを履くSCクラスでは谷森雅彦選手(ランサー)が優勝して連勝記録を伸ばすことに成功。
Dクラスは小林キュウテン選手が雨が落ちてきた中で自己タイムをさらに縮め、今季4勝目とADVANが2クラスを制覇。
セミレーシングタイヤとスリックタイヤ、双方で高いポテンシャルを発揮するADVANの特性を印象づける結果となった。
これから最終戦まで暑い時期の戦いが続くが、ヴィッツのようなパワーの小さいクルマからランサーに代表される4WDターボ、さらに軽量高性能のD車両まで幅広く対応するADVANのパフォーマンスがより注目されることは間違いない。
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