全日本ジムカーナ第5戦の舞台、イオックスアローザ・スポーツランドは、スキー場の駐車場を活用した特設コースに広い敷地を使うパイロンコースで、高速コーナーからサイドターンを使うテクニカルセクションまで変化に富んでいる。
前半はコーナリング重視のセクション、後半はサイドターンセクションの続くテクニカルなコースとなる。決勝日は天候に恵まれ気温は30度を超え、路面温度も午前中に40度を超えた。
一方で荒れた舗装路面はグリップレベルの変化が激しく、路面も一部うねりがあってしっかりその変化を読む必要がある。
さらに路面温度は上がっても基本的にミューが低いためタイヤが暖まりにくく、4WD車および後輪駆動車はADVAN
A050のG/2Sがベストチョイスとなる。
FF車はフロントタイヤの負担が大きいため、最後までタイヤを持たせるにはG/Sのチョイスが基本だ。
そんな中、SA2クラスでは森嶋昭時選手(RX-7)、松崎充意選手(RX-7)がそろって好タイムをマーク。
森嶋選手が開幕戦以来の優勝を果たし、それに松崎選手が続いてADVAN勢が1-2フィニッシュを果たす。
スリックタイヤを履くSCクラスは、谷森雅彦選手(ランサー)が優勝し、今季4勝目をあげて強さを誇示。
さらにN3クラスでは若杉将司選手(エキシージS)が2位表彰台、N4クラスでは岡野博史選手(ランサー)が3位表彰台、SA3クラスも森田勝也選手(ランサー)が3位表彰台と健闘。
Dクラスの小林キュウテン選手(スズキ隼)は2位と今季の連勝記録は断たれたものの、シリーズポイントでの大幅リードにかわりはない。
全9戦で戦われる全日本ジムカーナ選手権は、この第5戦で折り返し点を迎えたことになるが、タイトル争いの激化するシリーズ後半戦に向けてADVANを履く各選手ともセッティングデータの充実、戦い方の研究を進めている。
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