Your browser does not currently have the Flash Player version 8 that is required to view this site.
Please click here to download the latest Flash Player version.
HOME / MOTORSPORTS / JDC 2008 / Round 2 News Index
ひとつ前に戻る
JDC Round 2
開催日程
2008年4月20日(日)
開催場所
モビリティおおむた (福岡県)
天 候
晴れ
路 面
ドライ (一部散水ウェット)
参加台数
142台 (ADVAN装着 27台)
>> Report (レポート)  >> Result (競技結果)  >> Detail (カテゴリー紹介)
[Photo]
ラージサイズ画像表示
[Photo]
ラージサイズ画像表示
[Photo]
ラージサイズ画像表示
[Photo]
ラージサイズ画像表示
[Photo]
ラージサイズ画像表示
[Photo]
ラージサイズ画像表示
全日本ダートトライアル選手権は、舞台を九州に移して第2戦が開催された。
会場は古くから九州のモータースポーツの中核的な役割を果たしてきた「モビリティおおむた」。このコースは炭坑の跡地だったこともあって、特殊な土質を持っていることで知られている。
路面の質が改良された現在では部分的にブラックマークが残るほどの硬質グラベルになった。ところが、上に乗ったダストがグリップを低くし、見た目の感覚と違うグリップ感だと多くの選手が指摘する、独特な路面でもある。
 
しかも、ホコリの飛散を防ぐために散水が行われるのだが、今年は路面の上に完全に水幕が残るほど大量の撒水が行われた。当日は風が強かったこともあり時間とともに急速に乾いていく路面変化の見極めが難しいコンディション。
出走順の早いN1クラスやN2クラスではウエットタイヤを使用するが、N3クラスやSCクラスになるとドライ用を選択。同じSCクラスでも後半のシードゼッケン組は超硬質用のドライタイヤを履く選手が増えるといった感じだ。

多くの選手は、自分が走行する時の路面状況を想定してタイヤをチョイスする必要があり、タイヤ選択が勝敗の鍵を握っていると言ってもいい。ところが、路面状況に合わせてタイヤを作り込んでくる選手もいる。

ADVAN A035のユーズド、要するに5部山程度になったタイヤを用意しておくのである。
ADVAN A036は超硬質グラベルをターゲットにして作られたタイヤだが、カバー範囲が広く作られているため、一般的なグラベル路面でもその能力を発揮する。
ところが、サイズが限定されているため、クラスによってはA036をチョイスできないケースもある。それに該当する選手は、A035のニュータイヤとユーズドタイヤを用意しており、今回もそうした準備をしてきた選手が何人か見受けられた。
 
注目されるADVAN勢の活躍だが、N3クラスでは谷津良嗣選手がADVAN A036を2トライ目にチョイスして好走、準優勝を獲得した。
また開幕戦で無念のクラッシュを喫した鈴木信地郎選手もマシンの修復が叶い、見事に復活。こちらは手堅くA035で走りきって6位入賞を飾った。
 
SA2クラスで開幕ダッシュに成功した荒井信介選手は残念ながら僅かに0.1秒差で連勝ならず。しかし2位をしっかり確保してシリーズランキングトップの座は不動のまま。
また、荒井選手と同じくランサーを駆る若手・浜孝佳選手も6位入賞を果たした。

また、地元・九州のADVAN勢が元気の良い走りを見せてくれたことも、第2戦を大いに賑わせてくれた。
N1クラスでは福岡の古賀徹選手と大分の大塚晋祐選手が、それぞれ5位/6位と揃って入賞、表彰式の一角を占めた。

N3クラスでは先に紹介した鈴木信地郎選手も福岡が地元、クラスこそSA2と違うも同じくランサーを駆る福岡勢の山倉秀彰選手も8位でポイントを獲得。

SC1クラスでは福岡の安本くにお選手が4位、SC2クラスでも同じく福岡の永田誠選手が5位、さらにDクラスも福岡の松藤基美選手が4位という好成績を修め、九州のADVAN勢がその実力を遺憾なく発揮した一戦となった。
Driver's Voice
谷津良嗣選手  
谷津良嗣選手
 【今回の成績 : N3クラス 準優勝】
僕はADVAN A036の手応えが好きなんですよ。
荒井さん(=荒井信介選手)などからA036の走らせ方を教えて頂いて、自分なりにタイヤを上手く使えるようになってきました。
前半のテクニカルの部分はまだ我慢して走らなければならない状況で、少しオーバーランしてしまった感じもあるのですが、後半でタイムを詰められることが分かっていたので、冷静に攻めることができました。

今年に入って気分的にちょっとモヤモヤした感じがあったのですが、これで吹っ切れました。このままいい感触を維持したいですね。

荒井信介選手  
 【今回の成績 : SA2クラス 準優勝】
このコースの路面は、見た目の感覚と実際のグリップ感が違うんですよ。
前半のテクニカルセクションは、言ってみればADVAN A035が得意とする路面ですが、後半の高速セクションは完全にADVAN A036の路面で、そちらでタイムを詰める作戦を取りました。
残念なのは最終コーナーでラインを外してしまったことですね。タイヤ1本分だけ外に行ってしまったのですが、アウト側は砂利が残っていてグリップが低い。そこのロスがなければ・・・・。
でも、クルマもいい感じで仕上がっていますし、次戦も勢いに乗った状態で挑めると思いますので、ぜひ応援して下さい。
TECHNICAL INFORMATION|テクニカルインフォメーション
サイズ的にADVAN A036を選択できない場合は、ADVAN A035のユーズドタイヤを使うこともできる。
ただ、山が少なくなってればいいというものではなく、ブロックの形状を適正に作っておく必要がある。ブロックにエッジが出ているようなものは、より硬質ドライ路面に有利だが抵抗が大きめ。
ブロック全体が小さくなっているような感じだと、コントロール性が高く抵抗も少ないためスピードを乗せやすいという感じになる。
ユーズドタイヤの状態による特性と実際のタイムの違をデータとして把握しておけば、本番でのタイヤチョイスの幅がさらに広がる。
ひとつ前に戻る