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ニュース
9月7日(日)、スーパー耐久シリーズ第5戦が開催された岡山国際サーキットにおいて、WTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)に3名の日本人ドライバーが参戦することが発表されました。

当日行なわれた記者発表会には、WTCCに挑戦することになった織戸学選手、青木孝行選手、谷口行規選手が揃って出席して参戦体制について報告するとともに、戦いに向けての意気込みを語りました。

記者発表会終了後はスーパー耐久のピットウォークが行なわれている中、3人の選手はファンに向けても参戦を報告。
訪れていた大勢のファンから激励の声援が寄せられました。


織戸 学 選手 × シボレー・ラセッティ
SUPER GTでもお馴染みの織戸学選手はシボレー・ラセッティで参戦。ワークス体制のチームとしては4台目となるマシンはスウェーデン・ツーリングカー選手権を戦ってきた車両です。
参戦はシリーズ終盤の3大会、モンツァ/日本/マカオの全てにエントリー。
シボレーは今季、ヴァレンシアで行なわれたスペイン戦で2レースを共に制するなど、その実力には定評のあるチーム。
織戸選手にとっては久しぶりにレースの舞台で前輪駆動車を駆ることになりますが、地元・日本での開催となる岡山はもちろん、ともに表彰台を獲得経験のあるモンツァとマカオでも好成績が期待されるところです。



  【織戸 学 選手】
「今回、ビッグチャンスをいただいて嬉しく思っています。WTCCは以前から興味があって、特に2006年にADVANがワンメイクタイヤになったこともあって参戦のチャンスを探っていました。
今年になって日本での初開催が決まったこともあり、素晴らしいシートを獲得することが出来ました。
今月末にはスウェーデンに渡ってテストを行い、翌週のイタリア・モンツァに参戦します。モンツァはル・マンシリーズで2位表彰台を獲得した思い出があるサーキットです。岡山もSUPER GT初年度に優勝していますし、マカオも2002年にギア・レースで世界の強豪を相手に2位表彰台を獲得しています。
いろいろな意味で相性の良いサーキットでもあるので、ただ参戦するだけではなく、ツーリングカー育ちの日本代表ドライバーとして各国のドライバー陣と本気の勝負をしてこようと思っています。」


青木孝行 選手 × BMW 320si
青木選手はドイツのビカーズ・モータースポーツと日本のエンドレスがコラボレーションしたチームからBMW 320siで参戦。マシンは2008年モデルということで高い戦闘力が期待されるところです。
参戦は織戸選手と同様に、モンツァ/日本/マカオと終盤3戦へのフルエントリー。
青木選手はモンツァとマカオは未経験とのことですが、車載ビデオなどを研究して本番に備える準備を進めているそうです。




  【青木孝行 選手】
「まず最初に、こうしてWTCC参戦が出来るようになったことは横浜ゴムさんとエンドレスさんのお蔭でなので感謝しています。
インディペンデントトロフィーではありますが、2008年モデルのマシンなので言い訳が出来る状況ではありません。チームが望む結果を出して、みなさんに楽しんでもらえるレースをしたいと思っています。
最初に走るモンツァは土曜に30分×2回のフリー走行を走ってすぐに予選なので、ほぼブッツケ本番の状況になります。その中でまずはできる限りの走りをしたいと思います。
岡山は慣れたコースなので心配はないですが、マカオは僕は走ったことの無いコース。昔から一度は走ってみたいと思っていた公道コースなので"昔の血が騒ぐ"ではないですが、面白いコースだと思いますのでひと暴れしてやろうと思っています。」


谷口行規 選手 × ホンダ・アコード ユーロR
これまでスーパー耐久などに参戦を重ね、今季はシビックワンメイクレースを主な舞台として活躍する谷口行規選手。
マシンはN.テクノロジーがプロデュースするホンダ・アコードユーロR、シビックでも好成績を修めている谷口選手だけに"ホンダ使い"として世界の大舞台でも活躍が期待されます。
谷口選手はモンツァと日本の2大会に参戦。中でも岡山国際サーキットでの日本ラウンドについては、谷口選手はもちろん、ホンダ、そしてADVANにとっても母国開催となるだけに、上位進出への期待が一層高まっています。



  【谷口行規 選手】
「スペインのレースを観戦に行ったときにセアトのワンメイクをやっていて、そこで優勝すると次のWTCCに参戦できるという"ご褒美"が用意されていると知りました。そこで僕もシビックインターシリーズに参戦していることもあって、ホンダ車でWTCCに参戦できるのではないかと思って手を挙げたような形になりました。
シビックもADVANワンメイクですし、エンジンもアコードと基本的に同じもの。アマチュアドライバーとしてどこまで戦うことが出来るのか、ひとつのベンチマークみたいになれば良いかと考えています。
激しいレースなので無傷でフィニッシュするのも難しいかもしれませんが、ひとつでも上のポジションを獲得出来るように頑張ります。」


横浜ゴム株式会社モータースポーツ部長・時枝明記
2006年からオフィシャルタイヤサプライヤーとしてWTCCを支えている横浜ゴム。
今季は10月に日本で初めてのWTCC開催、そして今回の日本人ドライバー参戦決定と、日本においてWTCCへの注目度が一層高まることになるでしょう。
発表会の席上ではモータースポーツ部長の時枝明記から、オフィシャルタイヤサプライヤーという立場を踏まえた3人のドライバーへの激励コメントがジョーク混じりで伝えられました。

「今回、織戸選手、青木選手、谷口選手という3名の日本人ドライバーがWTCCに参戦することを嬉しく思っています。
私たち横浜ゴムはWTCCのオフィシャルタイヤサプライヤーですが、今回の参戦によって一層WTCCが盛り上がることを期待しています。
ただし、オフィシャルサプライヤーである私たちは、WTCCに参戦する全てのチームに均一のタイヤを提供するのが責務ですから、日本人ドライバーだからといって特別なタイヤを用意することはありません。ドライバーの方にもそこは期待しないで、実力で上位を獲得されるように頑張っていただきたいと思います(笑)。」


【COMMENT MOVIE】

織 戸  学 選手
青木 孝行 選手
谷口 行規 選手

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2008年秋、WTCCが日本に初上陸!
[岡山国際サーキットのサイトへリンク]
WTCC対談 木下隆之さん×ピエール北川さん
WTCCタイヤ開発ストーリー
[2008.10.25-26] FIA WTCC Race of Japan =OKAYAMA=
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