−13歳でカートレースにデビューしたそうですが?
梅垣選手 :
そうですね。そこには親が好きだったという理由もありますね。自分が非行に走ろうとしたのをカートをやらせることで止めた、そんな話も親から聞いたことがあります(笑)。
学校とカートを両立させる生活もしましたが、単位も落とすことなく何も問題はありませんでした。大学に行こうと思ったこともありましたが、結局は進学をやめてレースの方だけにいっちゃいました。
−ステップアップのペースが早かったようですが。
梅垣選手 :
地方選手権まで2年で行きましたが、応用力はあったと思います。マシンを乗り換えた時に、パッと乗って速さを出せたから、そのまま上のカテゴリーに行っちゃおうか、ということもありました。
ドライバーとしては、今はマシンやタイヤを自分に合わさせていくタイプ。単に自分としての要望だけではなく、マシンやタイヤを最大限に活かせるコメントを発することが多いですね。
−ドライバーとして大切にしている部分とは?
梅垣選手 :
乗るときは、針の穴に糸を通すような感じを持っています。神経を尖らせているわけではないですが、繊細な感じで何事も受け止めれば、長く続けて行けるのかなと思いますよね。
−ADVANカートタイヤの印象は?
梅垣選手 :
これまでにライバルメーカーも経験していますが、ADVANの良さは開発スピードの早さが挙げられると思います。いつも僕は文句しか言わないのですが(笑)、実際に早いんですよ。構造の変化やプロファイルの変更もそうですが、コンパウンドを換えるといったことでも、他社にはないスピードを持っていると思います。
それをどう自分が引き出して行けるのかは、僕が発するコメントが大切なんだといつも思っています。メーカーが持っている材料が何なのかは分かりませんが、自分が「こういうものを欲しいんだ」という時に、しっかり答えが返ってくることが多いですね。
−ADVANカートタイヤ、ここが良いというポイントは?
梅垣選手 :
絶対的な操作性ですね。誰が乗っても最初に「いい」というはずですから、これは万人受けすると思います。速いタイムが出るけれど扱いにくいというのではなくて、誰が乗っても扱いやすいという評価になると思います。ADVANはそういうタイヤですよね。それが第一で、その上で乗っていてドライバーに安心感をい与えるグリップがありますよね。これは多分、他社には無いようなグリップ性能があると思っています。
−ADVANと戦う上での意気込みは?
梅垣選手 :
ADVAN、ヨコハマタイヤはSuper KFの世界では新興メーカーなんですけれど、やはり結果を出すことがまずは課題になってくると思います。絶対的なスピードはポールポジションの獲得で証明できます。なかなか簡単に獲れるものではないですが、やはりポールポジションというのが第一の課題ですね。
その次はきちんと表彰台に乗ること。タイヤの開発スピードも更に上げてもらっていければ、必ず結果は見えてくると思っています。