いよいよ7月14日から16日には、ポルトガル領のアソーレス諸島で「ラリー・アソーレス」がシリーズ第6戦として開催されます。
そしてこの大会が、私にとってのスバルWRX STI spec C・R4でのデビュー戦になります。また、今季のIRCにおいては、グラベル(未舗装路)ラリーの初戦でもあります。
舞台となるアソーレス諸島、と聞いても場所をすぐに思い浮かべられるという方は少ないのではないでしょうか。
世界地図で見れば大西洋のド真ん中とも言える場所、位置としてはポルトガル本土より1,500kmも西方の海上に浮かぶ島で開催されるのです。日本では馴染みのない島でしたが、調べてみるとヨーロッパの人々はもちろん、アメリカからも観光客が訪れるリゾート地でした。
ラリーの舞台はアソーレス諸島の中でも一番大きなサン・ミゲル島です。火山のある島なので路面状態は火山灰の混じったルーズグラベルとの情報ですが、「Rally
JAPAN」をはじめとした北海道の土質に似ているのではないかと想像しています。
コ・ドライバーをつとめてくれるのは、昨年のIRC・チェコラウンドでもコンビを組んだ市野諮選手。お互いに気心は知れていますから、あとは現地の情報収集をしっかり行い本番に備えるつもりです。
そして今週は、ストールレーシングの本拠地であるオーストリアでラリーカーのシェークダウンテストを行っています。細かなセットアップは現地に入ってから進めていきますが、準備は着々と進んでいます。
アソーレスでの戦いの模様はADVANモータースポーツサイトでもレポートされますし、私の公式ウェブサイト
「NUTAHARA.com」でも現地からの速報ニュースをアップする予定です。ぜひ日本からも応援をよろしくお願いします!