■WTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)&各国ツーリングカーレース
世界最高峰のツーリングカーによるスプリントレースであるWTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)。
横浜ゴムは2006年からワンメイクタイヤ供給の契約を継続していますが、2010年から2012年までの契約延長が決定しています。
これを景気にWTCCには、環境貢献レーシングタイヤシリーズである"エコレーシングタイヤ"を導入することになりました。
また、主催者にとっても念願だった日本ラウンドの開催が2008年より実現出来ていますが、今年も10月30日〜31日に岡山国際サーキットで3回目となる「FIA
WTCC Race of JAPAN」の開催が決定しています。
さらにWTCCにおける4年間の実績が各国で認められたこともあり、ETCC(ヨーロッパツーリングカー選手権)をはじめ、スウェーデン、ロシア、デンマークなどでWTCCと同じタイヤを使ったワンメイクレースが開催されているほか、今年からはCTCC(中国ツーリングカー選手権)もADVANのワンメイクでスタートすることが確定しています。
■マカオグランプリ
アジアで最も伝統あるレース、マカオグランプリ。
マカオのフォーミュラレースがF3で開催されるようになった1983年からADVANがワンメイクタイヤサプライヤーとしての供給を続けてきています。実に28年という長きに渡っての供給ですが、世界的にもこれほど長くワンメイクタイヤ供給を継続しているというのは類を見ないものです。
このマカオグランプリでは、マカオツーリングカーレース、香港ツーリングカーレース、チューニングカーで行われるロードスポーツチャレンジといったサポートレースも大いに盛り上がりを見せていますが、これらのカテゴリーについてもADVANはおよそ80%の参加者に選ばれており、まさにマカオグランプリウィークはADVAN一色にマカオが染まる一週間になります。
■IMSA Porsche GT3 Challenge
今シーズンはアメリカで行われているポルシェのワンメイクシリーズ、「IMSA Porsche GT3 Challenge」にエコレーシングタイヤを展開していきます。
このレースは、昨年度もオレンジオイルを配合したコンパウンドを採用し、エントラント、あるいはポルシェ社からとても高い評価をいただきました。
今シーズンは非石油資源の配合比率をさらに高め、なおかつ性能アップも行ったコンパウンドとしたエコレーシングタイヤを供給しています。
このことによって、高い性能と環境に貢献できるといったことから、2010年度も正式にオフィシャルサプライヤーにADVANが指名を受けています。
メディアからの注目も高いレースカテゴリーとなっています。
■その他海外カテゴリー
2009年よりALMS(アメリカン・ル・マン・シリーズ)に参戦しているジャガー・チームにタイヤ供給を行っており、そのジャガー・チームとともに今年、ル・マン24時間レースのMGT2クラスに参戦することが決まっています。
また長時間の耐久レースとしてはル・マンと並んで広く知られているドイツのニュルブルクリンク24時間耐久レースにおいても、複数のチームにタイヤ供給を行い、好成績を狙っていきます。
さらにラリーの分野においては、APRC(アジア・パシフィック・ラリー選手権)に、クスコワールドラリーチームとともに参戦する予定となっています。