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HOME / MOTORSPORTS / ADVAN FAN / Vol.86 News Index
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MOTORSPORT ACTIVITIES
2010年のモータースポーツシーズンもいよいよ本格的な開幕を迎えた3月5日(金)。SUPER GTの合同テストが行われている鈴鹿サーキットにおいて、横浜ゴムは「2010年モータースポーツ活動計画発表会」を開催しました。

会場には多くの報道関係者が詰めかけた中、昨年のSUPER GTで開幕戦を制したKONDO Racing、GT300クラスのチャンピオンを獲得したRACING PROJECT BANDOH、そしてスーパー耐久で2連覇を飾ったPETRONAS SYNTIUM TEAMの監督やドライバーがゲストとして出席。今シーズンに臨む意気込みなどを大いに語って下さいました。


発表会は、横浜ゴム株式会社執行役員・タイヤグローバル製品企画本部長の小松滋夫の挨拶でスタートしました。



■横浜ゴム株式会社執行役員・タイヤグローバル製品企画本部長 小松滋夫

「今年はオリンピックイヤーということもあり、さまざまな種目においての日本人選手の活躍が記憶に新しいことかと思います。さらにプロ野球やゴルフなど、さまざまなスポーツがシーズンをスタートさせております。
モータースポーツも手前どもがサポートいたしますWTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)がブラジルのクリティバで開幕、日本のトップカテゴリーでありますSUPER GTも3月20日〜21日にここ鈴鹿サーキットで第1戦を迎えます。

世の中いろいろと景気が厳しく、自動車を取り巻く乗用も環境問題や電気自動車など、どちらかというと世の中の真面目な面に光が当たる部分が多いかと思いますが、やはり自動車を取り巻く楽しさや、本来自動車が持つエキサイティングな部分も忘れてはいけないな、と思います。
今年はサッカーのワールドカップもございますし、日本のモータースポーツも、そういった世界のスポーツに負けない盛り上がりを見せて欲しいと思っています」
   
 
WORLDWIDE ACTIVITIES
"サーキットの格闘技"とも称される激しいバトルが日本でもファンを増やしつつあるWTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)。
このツーリングカー・スプリントレースの世界最高峰カテゴリーを筆頭に、世界各国のワンメイクシリーズや24時間耐久、そしてラリーまで、ADVANは2010年もワールドワイドに幅広いモータースポーツ活動を展開して参ります。
 
■WTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)&各国ツーリングカーレース

世界最高峰のツーリングカーによるスプリントレースであるWTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)。
横浜ゴムは2006年からワンメイクタイヤ供給の契約を継続していますが、2010年から2012年までの契約延長が決定しています。
これを景気にWTCCには、環境貢献レーシングタイヤシリーズである"エコレーシングタイヤ"を導入することになりました。
また、主催者にとっても念願だった日本ラウンドの開催が2008年より実現出来ていますが、今年も10月30日〜31日に岡山国際サーキットで3回目となる「FIA WTCC Race of JAPAN」の開催が決定しています。

さらにWTCCにおける4年間の実績が各国で認められたこともあり、ETCC(ヨーロッパツーリングカー選手権)をはじめ、スウェーデン、ロシア、デンマークなどでWTCCと同じタイヤを使ったワンメイクレースが開催されているほか、今年からはCTCC(中国ツーリングカー選手権)もADVANのワンメイクでスタートすることが確定しています。



■マカオグランプリ

アジアで最も伝統あるレース、マカオグランプリ。
マカオのフォーミュラレースがF3で開催されるようになった1983年からADVANがワンメイクタイヤサプライヤーとしての供給を続けてきています。実に28年という長きに渡っての供給ですが、世界的にもこれほど長くワンメイクタイヤ供給を継続しているというのは類を見ないものです。
このマカオグランプリでは、マカオツーリングカーレース、香港ツーリングカーレース、チューニングカーで行われるロードスポーツチャレンジといったサポートレースも大いに盛り上がりを見せていますが、これらのカテゴリーについてもADVANはおよそ80%の参加者に選ばれており、まさにマカオグランプリウィークはADVAN一色にマカオが染まる一週間になります。



■IMSA Porsche GT3 Challenge

今シーズンはアメリカで行われているポルシェのワンメイクシリーズ、「IMSA Porsche GT3 Challenge」にエコレーシングタイヤを展開していきます。
このレースは、昨年度もオレンジオイルを配合したコンパウンドを採用し、エントラント、あるいはポルシェ社からとても高い評価をいただきました。
今シーズンは非石油資源の配合比率をさらに高め、なおかつ性能アップも行ったコンパウンドとしたエコレーシングタイヤを供給しています。
このことによって、高い性能と環境に貢献できるといったことから、2010年度も正式にオフィシャルサプライヤーにADVANが指名を受けています。
メディアからの注目も高いレースカテゴリーとなっています。



■その他海外カテゴリー

2009年よりALMS(アメリカン・ル・マン・シリーズ)に参戦しているジャガー・チームにタイヤ供給を行っており、そのジャガー・チームとともに今年、ル・マン24時間レースのMGT2クラスに参戦することが決まっています。
また長時間の耐久レースとしてはル・マンと並んで広く知られているドイツのニュルブルクリンク24時間耐久レースにおいても、複数のチームにタイヤ供給を行い、好成績を狙っていきます。

さらにラリーの分野においては、APRC(アジア・パシフィック・ラリー選手権)に、クスコワールドラリーチームとともに参戦する予定となっています。
 
DOMESTIC ACTIVITIES
日本国内のモータースポーツではSUPER GTを筆頭に、ボトムレンジを担う入門カテゴリーまで幅広い層の走りをADVANが足元から支えていきます。
特にタイヤワンメイクとなるカテゴリーにはエコレーシングタイヤを積極的に展開、モータースポーツと環境の共生を図っていきます。
 
■SUPER GT

SUPER GTでは、GT500クラスに参戦する「KONDO Racing」とさらにパートナーシップを強め、チームにとってもADVANにとっても初となるシリーズチャンピオンを目指していきます。

一方、全体の60%強にあたるチームがADVANを装着して戦うGT300クラス。昨年はRACING PROJECT BANDOHがチャンピオンを獲得しています。
今年も引き続き、ADVAN装着チームがチャンピオンを獲れるようにサポートを継続していきます。



■スーパー耐久、その他ツーリングカー・レース

これまでも、スーパー耐久では非常に多くのチームがADVANをチョイスしてきています。2010年からはADVANがワンメイクタイヤの指定を受け、エコレーシングタイヤを投入していくことになりました。

横浜ゴムでは基本的なポリシーとして、国内外を問わずタイヤワンメイクカテゴリーのツーリングカーにつきましては、極力エコレーシングタイヤを投入していき、ADVANとレースと環境という3つをリンクさせていきたいと考えています。

スーパー耐久同様に、シビックワンメイクレース、カローラアクシオGTクラスといったカテゴリーにもエコレーシングタイヤを投入していきます。



■フォーミュラ・レースカテゴリー

ミドル・フォーミュラとして東西各シリーズで多くの参加者を集めているF4(フォーミュラ4)。今年で14年目となるワンメイクタイヤ供給を続けているのがADVANです。
この長い間に車両の熟成もいろいろ進んでいるため、当初投入を始めたタイヤからスペックもマイナーチェンジを重ねてきています。今年は特にタイヤサイズの変更を行い、参加者の皆さんにより高いパフォーマンスを体験していただけることになるでしょう。
また、Super-FJ/FJ1600のカテゴリーも2010年より、ADVANのワンメイクとなりました。こちらでも幅広くフォーミュラのユーザーをADVANが支えていきます。



■ラリー、ジムカーナ、ダートトライアル

全日本ラリー選手権では昨年、総合ならびにJN4クラスで奴田原文雄選手が、ADVAN PIAAラリーチームでチャンピオンを獲得しました。今年も引き続きチャンピオン獲得に向けてチームと調整を続けています。

また全日本ジムカーナ選手権では、昨年は全9クラス中7クラスでチャンピオンをとるという、非常に良い成績を収めることができましたが、今年も昨年以上の成績を収められるように、力を入れていきます。

全日本ダートトライアル選手権でも昨年同様に、ADVANを履いていただけるユーザーさんをサポートしていきます。
 
TEAM DIRECTOR & DRIVER
発表会にはSUPER GTからKONDO RacingとRACING PROJECT BANDOH、それぞれのチーム監督とドライバー、さらにスーパー耐久を戦うPETRONAS SYNTIUM TEAMのドライバーを務めるお二人がゲストとしてご出席。
それぞれ、2010年シリーズに臨む意気込みを語ってくださいました。
 
■KONDO Racing  近藤真彦 監督

「まずチームとしての目標は、もちろん"高いところ"を狙いたいということです。金メダルを取りたいということで、シリーズチャンピオンを狙っていきます。各チームやメーカーがいろいろと狙ってきていると思いますが、うちも昨年同様開幕からスタートダッシュを決めたいと思っています。

2010年は、ドライバーを荒聖治選手から安田選手にスイッチさせてもらいました。
荒選手の、慎重でミスのないドライブは彼の長所であり、昨年はそのミスのないドライブでスタートを担当したオリベイラ選手が帰って来たポジションを必ず守ってくるというレース展開ができ、それぞれの大会はもちろんシリーズ争いでもいいところにつけることができました。
今シーズンは、安田選手の若さと速さという部分をチームとしては受け入れ、安田選手に荒選手とバトンタッチしてもらったということで、頑張ってもらいます。セパン、岡山、鈴鹿のテストと安田選手はずいぶん走ってもらったんですが、期待以上の走りができていて、今シーズン非常に楽しみです。

そしてもうひとつ。
KONDO Racingとして、もちろんレースで結果を残していかなければいけないということが第一ですが、なんとかうちのチームを通じて、横浜ゴムさんと一緒になって、環境やエコロジーにも貢献していきたいなと思います。そして、将来のレースファンである子供たちに、もっともっとサーキットに足を運んでもらえるようなイベントをいろいろ考えていきたい。
もちろん一番大切なのはレースですが、レースを愛してくれるファンの方を増やす活動もしていきたいと思います。
ぜひみなさんにも応援していただきたいなと思います。とにかく金メダルを目指して頑張りますので応援してください」


■KODNO Racing  ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 選手

「今シーズンの開幕を、今からとても楽しみにしています。
昨年は僕にとって良いシーズンでした。特に、第6戦まではチャンピオンシップもリードできていましたから。
今年の僕の狙いは、昨年以上の強さを持ってシーズンに臨むこと。昨年のレベルを保ったまま今シーズンをスタートさせコンスタントに戦っていけば、うまくすればチャンピオンシップを戦えると思っています。
もちろん我々のタイヤが非常にコンペティティブだということは分かっていますが、ライバルたちも進化しているだろうし、我々はそれ以上にプッシュして、頑張っていきます」


■KONDO Racing  安田裕信 選手
「今シーズンはGT500の2年目となるのですが、僕にとっても重要なシーズンになりますし、KONDO Racingで走れることを非常に嬉しく思っています。
そして、速さで最強のチームメイトと、心強い監督、やる気満々のADVANの皆さんと、チャンピオンをとれるように精いっぱい頑張りますので応援よろしくお願いします」
 
 
■RACING PROJECT BANDOH  坂東正敬 監督

「昨年は僕はチャンピオンを獲ったというか、この素晴らしいドライバーにとってもらったというほうが正しいですかね。
父である坂東正明が12年前にチャンピオンを獲っていて、なんとか親父と同じ位置に立ちたいと思って一所懸命に頑張ってきた結果、横浜ゴムさんのお蔭でチャンピオンを獲ることができました。
2010年も引き続き同じドライバーとともに戦っていきます。ライバルはすべてADVAN装着チームだと思っているので、なかなか難しいとは思いますが、2人のドライバー、スタッフとともに2連覇を目指して頑張ります。
親父の達成していない2連覇を僕がもぎとって、世代交代を見せつけたいですね。
この自動車業界にはたくさんの先輩方がいらっしゃいますので、その先輩方に1日でも早く認めてもらえるために頑張りますので、応援のほどよろしくお願いします」


■RACING PROJECT BANDOH  織戸 学 選手

「僕は今年でレースを始めて20周年になります。その20年間ずっと、ADVANで走ってきました。
SUPER GTでは12年前、全日本GT選手権のころに坂東正明監督のチームで初めてのチャンピオンを獲りました。そして12年後、まさかその息子さんと一緒にチャンピオンをとるとは思ってもいませんでした。
今年はGT300のディフェンディングチャンピオンとして、やっぱり2連覇を目指します。
他にも強いチーム、メーカーもいますけれど、やはりADVANが1番強いんだということを今年も証明したいと思いますので、応援をよろしくお願いします」


■RACING PROJECT BANDOH  片岡龍也 選手

「昨年からADVANさんにお世話になりまして、チームもチームメイトの織戸さんもADVAN勢を代表する存在のチームだったのですが、まず開幕戦のウェットコンディションでいきなり優勝させてもらいました。
その後のシーズンを通してのパフォーマンスもとても安定していて、それがチャンピオンを獲れた大きな要因だったと思います。
GT300はADVANのシェアも多いのでなかなか厳しい戦いでしたが、チームと力を合わせて一丸となった結果、チャンピオンを獲得できました。
今シーズンもまた同じ体制で挑めますので、とにかく2連覇を目指します。さらに、ここのチームとしての役割は目立って結果を残すということなので、2連覇を狙いながらも、レースが盛り上がるように目立って、頑張っていきたいと思いますので応援よろしくお願いします」
 
 
■PETRONAS SYNTIUM TEAM  谷口信輝 選手

「スーパー耐久では柳田選手と外国人ドライバーの3人で一緒に走っていますが、横浜ゴムさんのおかげで2年連続チャンピオンを獲得させていただきました。
さらに去年からはエコレーシングタイヤという、天然ゴムを多く使っている割に性能は従来品と変わらない高いポテンシャルを発揮するという、素晴らしいタイヤを使わさせてもらっています。
今年はこのチームで3年目になりますが、もちろんチャンピオンを狙っていきたいと思います。
また僕の場合はスーパー耐久以外では、SUPER GTにRE雨宮レーシングから参戦します。去年は惜しくもランキング2位という結果に終わってしまったんですが、今年はそのリベンジという形で頑張りたいなと思っています。
さらにシビックインターというカテゴリーにも参戦することが決まりました。
3カテゴリー、すべてADVANで走ります。今年1年、またよろしくお願いします 」


■PETRONAS SYNTIUM TEAM  柳田真孝 選手

「昨年、念願だったスーパー耐久でのチャンピオンをとることができました。
シーズン途中からエコレーシングタイヤを使っているのですが、スーパー耐久はなにせ1スティントが長いものですから、最後まで安定したグリップを確保することがとても重要になってきます。その長いスティントでも、最後まで安定してグリップしてくれたエコレーシングタイヤを、今年も使わせてもらい、皆さんに高い性能をお見せできたらなと思っています。
SUPER GTでは、今年はハセミモータースポーツから昨年同様フェアレディZで参戦することになりました。
チーム自体がずっとGT500をやってきて、今年から300になるということで、クルマも一から作り直して大変なんですけど、ADVANさんとともに一生懸命開発して、シーズンを盛り上げていこうと思っています。
今年もよろしくお願いします」
 
 
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