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News Index
2013 MMER
開催日
2013年8月30日-31日
開催場所
セパンサーキット
(マレーシア)
天 候
晴れ
路 面
ドライ
決勝時間
12時間
(1Lap = 5.543km)
参加台数
34台
(ヨコハマタイヤ装着車 13台)
>> Report (レポート)
>> Result (競技結果)
>> Detail (カテゴリー紹介)
8月30日(金)から9月1日(日)にかけて、マレーシア・セパンサーキットにて「マレーシア・ムルデカ耐久レース(MMER)」が開催され、ヨコハマタイヤを装着したクリアウォーター・レーシングチーム(シンガポール)のフェラーリ458イタリアGT3(モック・ウェン・サン選手/クレイグ・ベイヤード選手/濱口弘選手)が323周を走破し、総合優勝を果たした。
この勝利により、2011年、12年に連勝した地元のペトロナスチームに続き、ヨコハマタイヤ装着車の三連覇となった。
マレーシアの独立記念日である「ムルデカ」に行うこの耐久レースは、GTアジアや日本のスーパー耐久、タイスーパーシリーズ、マカオや香港などから多くのエントラントを集め、セパンの夏の風物詩と言えるイベントへと成長している。
この時期のセパンは、夏の終わりとは言え気温は30度を越え、また雨の可能性も高いため、タイヤだけでなく、マシンやドライバーにとってもタフなイベントである。
30日(金)に行われた公式予選では、筆頭優勝候補のペトロナス・メルセデスSLSの2台がフロントローを独占、007号車のアストンマーティン・ヴァンテージV8 GT3、3号車のフェラーリ458イタリアGT3、クリアウォーターレーシングの7号車フェラーリ458、日本から初参戦したNISMOアスリートグローバルチームのNISSAN GT-R NISMO GT3と強豪チームが続いた。
日中の酷暑を避けて31日(土)の深夜0時にスタートした決勝レースは、序盤は007号車・アストンマーティンがレースをリード、2台のペトロナス・メルセデスがそれを追うという、予想通りの展開となった。
2005年のSUPER GTセパンラウンドで優勝した経験を持つリチャード・ライアン選手の007号車・アストンマーティンがこのままレースをリードし続けるかに見えたが、やがてリーダーボードから脱落。日本期待の35号車・NISSAN GT-Rも1時間経過時点でピットインし、トラブル修復のためにガレージにマシンを引き入れた。さらに、2台のペトロナス・メルセデスSLSにも相次いで、メカニカルトラブルが発生。意外にも早い時間帯に戦列を離れることとなった。
その後は、3号車・フェラーリ458、23号車・ランボルギーニLP560-4と7号車・フェラーリ458の三つ巴の戦いとなる。元F1ドライバーのミカ・サロ選手が乗る3号車・フェラーリ458のリードでナイトレースが続いたが、夜明け後は抜け出した7号車・フェラーリ458が独走態勢を築き、12時間目のフィニッシュラインをトップで駆け抜けた。
また、序盤のトラブル修復以後快調に周回を重ね、SUPER GT仕込みの迅速なピットワークなどでタイムを詰めてきた35号車・NISSAN GT-R NISMO GT3が一時30位まで落とした順位を6位にまで挽回。テレビゲームのチャンピオンにドライビング訓練を施し、現実のレーサーに育てるというニッサンGTアカデミー出身ドライバー2名とSUPER GTで活躍する日本の千代勝正選手という若手ドライバー3名による新造チームは期待に応える活躍を見せた。
ヨーロッパのブランパン耐久レースやFIA GTシリーズでもNISSAN GT-R NISMO GT3をドライブするウォルフガング・ライプ選手とマーク・シュルツイスキー選手は、「クルマは普段慣れているGT-Rだけど、初めて経験したヨコハマタイヤのグリップには正直驚きました。特にニュータイヤのフロントグリップは信じられないほどです」と口を揃えた。
2011年にペトロナスチームが達成した321周の記録を破り堂々の総合優勝を果たしたクリアウォーターレーシングのフェラーリ458イタリアGT3に乗った日本の濱口弘選手は、このレースに初参戦で優勝の栄誉を手に入れた。
「初めての耐久レースだったので、夜間のスティントはどうなるのか予想もつきませんでしたが、チームが夜間テストを準備してくれていて、十分になれてからレースに臨めました。マシンは燃費も良く、トラブルフリーで走れました。夜間はソフトタイヤを履いて出て行きましたが、40分間走ってもグリップ低下が少なくうまく機能したと言えるでしょう。欲を言えば、予選でQFタイヤを履いてタイムアタックしてみたかったですね(笑)。表彰台の中央なんて夢のようです」と興奮気味にコメントした。
長いレースで波乱もたくさんありましたが、今年もヨコハマユーザーが優勝し、三連覇を果たせたことは大変光栄です。
私どもはかねてより地道にアジア地域でのモータースポーツユーザーのサポート活動を続けており、GTアジアやマカオグランプリ、バンセングランプリなどでヨコハマを選んでいただいたお客様のお手伝いをして参りましたが、それらの活動が実を結び、かくも多数のユーザーがこのセパン12時間耐久レースに出場していただきました。その結果の三連覇なので、なによりも嬉しく思います。